ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

叛賊の逆手剣 - ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

叛賊の逆手剣

基本取引価格:20,000
知名度
10
形状
刀身が黒く艶消しされた逆手に持つ短剣
カテゴリ
〈ソードS〉
製作時期
現在
概要
叛賊が使用していたという短剣。逆手に持って扱うソレは鎧の隙間から極小の一撃を与え、容易く命を奪う。
効果
[常]鎧通し

威力判定でクリティカルした際、相手の防護点を2/3として扱う。
また、クリティカルする毎に威力が+5される。

用法 必筋 命中 威力 C値 追加D 射程 備考
1H 5 +2 13 9

由来・逸話

ケルディオン大陸、魔法文明時代に隆盛を誇ったハイエルフの国において、「暗夜の悲劇」と呼ばれる君主暗殺事件で叛賊が使用していたとされる短剣。
逆手に持ち、鎧の隙間から命を奪う短剣はその叛賊の技量もあり、闇夜に乗じて騎士3名、騎士団長、君主の計5名を暗殺した。

この暗殺事件には不可解な点が多く
・騎士や騎士団長に抵抗の跡が見られなかった。
・刀身に使用されていた金属は融点が常温であるため、当時の技術では刀身として成形出来ない。
・蘇生防止の為の死体損壊や死体隠蔽が行われておらず、死体発見後すぐ蘇生出来た。
・君主の暗殺によって起きた革命等のクーデターがすぐさま鎮圧された。
・君主が暗殺者を探し出す勅令を3か月で撤回した。

といったことから、君主による謀反者を炙り出すための自作自演ではないかというのが現代における定説とされる。しかし、刀身の件は現代の技術であれば再現出来るものの、当時の技術では難しいと考えられ、当時の最新技術と仮定すれば、君主すら暗殺することが出来るという壮大なマーケティング戦略ではないかという説も存在する。
実際に、この暗殺事件以降、この短剣を使った暗殺事件や殺害事件といったものが散見されるため、マーケティング戦略としては成功していると言える。

この説にハイエルフの国を研究する歴史家は
「ハイエルフの不老不死とすらいえる長命的視点から、他国に不和を齎す計画ではないかと考えます。ハイエルフにとって時間は敵ではなく味方なんですよ。自身の代が半永久的に続くからこそ、他国の代表が3代も5代も代わるほど長い視点で計画することだって可能なんです。不和を齎せなくても、この短剣は政治に関わる人間にとって警戒すべきものですからね。製造元や流通元に意識を割かなくてはいけない。また、他国で同じ技術が再現出来ればそちらにも意識を向けなくてはいけない。国を運営する人間にとってこれほど嫌な技術はないですよ。自国で再現出来れば他国に暗殺者を仕向けられますし、自国の邪魔な政敵を殺すことが出来る。逆に自分を殺すことが出来る短剣でもある。抹消したいが、抹消すれば再現された時に対応出来ないですから。」

「もちろん、ハイエルフの君主も狙われる可能性はあります。ですが、ハイエルフほど国を運営するのに適した種族はいません。革命を起こされる危険性が低いんですね。カリスマがあり、長命種故か長期的な視座を持ちます。貴族として市民の支配権を持ち、魔法の才にも長けているから戦力としても数えられる。それに、この国は短期的視点も持つ為なのか、この時代には珍しい立憲君主制を採用していたんですね。君主に選ばれた者は憲法によって権利を制限され、権力は議会が持っていたんですよ。また、議会の権力保持による腐敗を防ぐために、君主に議会の解散権が与えられた相互監視制でもあったんです。」

「君主と議会が結託した場合はどうするのか?それが起こり得ないんですね。結託するためには結託するに足る利害の一致があります。しかし、ハイエルフは不老不死じみた長命故に、短期的な利益に目が向かず、また市民に対する支配権を持つため、最終手段として支配が行える」

「一方、議会は長期的な視点だけでは国が運営出来ませんから、短期的な利害を好みます。ハイエルフと比べるとどの種族もほとんど短命ですからね。自分が生きているうちに自身や子孫が手に入れられる確実な利益が欲しいと思うわけです。」

「こうした利害の不一致も挙げられますが、一番大きいのは君主を1人の巨大戦力として見ていたのもあるでしょう。君主に立候補する条件として、ハイエルフと同等かそれ以上の魔法の資質を求められていたんです。つまり、君主は議会の腐敗を監視する監視者の役目もありながら、国の有事の際に動く兵器的な立ち位置とされていたんですね。」

「だからこそ、君主であるハイエルフを殺すということは国の戦力を大きく失う事に繋がりますし、利益を求めて君主を殺せば、他国に攻め込まれる隙を晒すのと同義ですから、殺すに殺せなかったんですね」

「あとは…眉唾ですが当時の君主が君主を辞めるためにした茶番劇とも言われています。その…当時の君主が、議会が開く定例会に使い魔を通して参加したり、市民街の芝居小屋に居た文献やまだ無名の画家を呼び出したといった文献がありますから…。出不精だが娯楽好きというのが今の共通見解ですね」

製作者:烏賊パスタ