“降り注ぐ光雨”加古川 頼也
プレイヤー:ムニメー
「強き心を持てば、何者にも呑まれることは無い」
「キャシー、その、何だ、少し胸元を開けすぎではないか……?」
- 年齢
- 24
- 性別
- 男
- 星座
- 射手座
- 身長
- 187
- 体重
- 75
- 血液型
- O型
- ワークス
- UGN支部長B
- カヴァー
- 堅物支部長
- ブリード
- クロスブリード
- シンドローム
- モルフェウス
- ウロボロス
- HP最大値
- 26
- 常備化ポイント
- 8
- 財産ポイント
- 4
- 行動値
- 10
- 戦闘移動
- 15
- 全力移動
- 30
経験点
- 消費
- +112
- 未使用
- 0
ライフパス
| 出自 | 加古川家という、弓の名家の家に生まれた。 | |
|---|---|---|
| 名家の生まれ | ||
| 経験 | 自分を疎む加古川家から逃げ出した。 | |
| 逃走 | ||
| 邂逅 | 最初に親しい関係になった女性であり、加古川の女性への苦手意識の元凶(?)でもある。 | |
| 強羅瑠璃 | ||
| 覚醒 | 侵蝕値 | 『弓』から感染してしまった。 |
| 感染 | 14 | |
| 衝動 | 侵蝕値 | …………誰かから愛されたい。家族ですら、それをしてくれなかったから。 |
| 飢餓 | 14 | |
| その他の修正 | 15 | 遺産の器 白 黒 紫 |
| 侵蝕率基本値 | 43 | |
能力値
| 肉体 | 2 | 感覚 | 4 | 精神 | 2 | 社会 | 1 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| シンドローム | 1+1 | シンドローム | 2+1 | シンドローム | 0+2 | シンドローム | 1+0 |
| ワークス | ワークス | 1 | ワークス | ワークス | |||
| 成長 | 成長 | 成長 | 成長 | ||||
| その他修正 | その他修正 | その他修正 | その他修正 | ||||
| 白兵 | 射撃 | 6 | RC | 交渉 | |||
| 回避 | 1 | 知覚 | 1 | 意志 | 調達 | 3 | |
| 知識:遺産 | 3 | 情報:UGN | 4 |
ロイス
| 関係 | 名前 | 感情(Posi/Nega) | 属性 | 状態 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Dロイス | 遺産の器:必中の弓 | ― | ●効果 REC:強羅瑠璃 通常効果 このDロイスを取得した際に、あなたは遺産継承者専用アイテムからひとつ選び、取得する。このロロイスは「遺産継承者: 栄光と勝利の槍」というように記述し、アイテムごとに別のロロイスとして扱うこと。 このDロイスで取得したアイテムは常備化されているものとして扱う。このロロイスによって取得したアイテムは、あなた以外に使用、または装備できないし、所持していてもその効果を受けることはできない。 このDロイスを取得した場合、あなたの侵蝕率基本値を+5する。GMはシナリオ に合わせてオリジナルの遺産継承者専用アイテムをデザインしてもよい。 強化効果 「通常効果」であなたが取得した遺産を所持している間、あなたが行なうあらゆる判定のダイスを+1個する。 | ||||
| REC | 強羅瑠璃 | 感服 | / | 食傷 | 「彼女は……若いのに、どこであれ程の芯の強さを備えたのだろう」 | ||
| 神輿島の平和を乱す者 | 尽力 | / | 憤懣 | OR | 「私の守るべき場所を侵すものは……誰一人として許さん」 | ||
| シナリオロイス | キャシー・キャラメルポップコーン | 信頼 | / | 悔悟 | RE | 「…………。」 | |
| ― | |||||||
| ― | |||||||
| ― | |||||||
エフェクト
| 種別 | 名称 | LV | タイミング | 技能 | 難易度 | 対象 | 射程 | 侵蝕値 | 制限 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| リザレクト | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 効果参照 | ― | |
| (Lv)D点HP回復、侵蝕値上昇 | |||||||||
| ワーディング | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | シーン | 視界 | 0 | ― | |
| 非オーヴァードをエキストラ化 | |||||||||
| カスタマイズ | 3 | メジャーアクション | 〈白兵〉〈射撃〉 | 対決 | ― | 武器 | 2 | ― | |
| このエフェクトを組み合わせた判定 のダイスを+LV個する。 | |||||||||
| 剣精の手 | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 2 | リミット | |
| 前提条件:<カスタマイズ>。あなたが<カスタマイズ>を組み合わせた武器攻撃の判定のダイスを振った直後に使用する。判定のダイス目のひとつを10 に変更する。このエフェクトはあなたが判定を行なっている最中にも使用できる。 このエフェクトは1回の判定につき1回まで使用でき、1シナリオに[LV+1] 回まで使用できる。 | |||||||||
| スプリットアタック | 3 | メジャーアクション | シンドローム | 対決 | [LV+1]体 | ― | 4 | 80% | |
| このエフェクトを組み合わせた攻撃の対象を[LV+1体]に変更する。このエフェクトは1シーンに1回まで使用できる。 | |||||||||
| 黒:マスヴィジョン | 4 | メジャーアクション | シンドローム | 対決 | ― | ― | 7 | 100% | |
| このエフェクトを組み合わせた攻撃の攻撃力を+[LV×5]する、このエフェクトは1シナリオに3回まで使用できる。 | |||||||||
| 白:バリアクラッカー | 1 | メジャーアクション | 〈白兵〉〈射撃〉 | 対決 | ― | 武器 | 7 | 80% | |
| このエフェクトを組み合わせた攻撃に対して、対象はガードを行なえない。 また、この攻撃に対してカバーリングを行なった場合、ガードを行なったものとしてダメージを算出できない。さらに対象の装甲値を無視してダメージを算出する。このエフェクトは1シナリオにLV回まで使用できる。 | |||||||||
| コンセ:モルフェウス | 3 | メジャーアクション | シンドローム | ― | ― | ― | 2 | ― | |
| C値-Lv(下限値7) | |||||||||
| 水晶の剣 | 3 | メジャーアクション | ― | 自動成功 | 効果参照 | 至近 | 4 | ― | |
| 他エフェクトと組み合わせ不可。武器をひとつ選択すること。そのシナリオの間、選択した武器の攻撃力を+[LVX 2]する。このエフェクトは1シナリオに3回まで使用できる。 | |||||||||
| 天の業物 | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | 単体 | 視界 | 4 | リミット | |
| 前提条件:<水晶の剣>。対象が行なう 「あなたが<水晶の剣>を使用した武器」 を使用した攻撃の判定の直前に使用する。その判定のクリティカル値を-1する (下限値5)。このエフェクトは1シナリオに1回まで使用できる。 | |||||||||
| サポートデバイス | 3 | セットアッププロセス | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 6 | 80% | |
| 取得時に基本能力値からひとつ選択する。そのラウンドの間、選択した 基本能力値を使用した判定のダイスを+[LV×2] 個する。このエフェクトは 1シナリオに3回まで使用できる。 | |||||||||
| 紫:妖精の手 | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | 単体 | 視界 | 5 | ― | |
| 対象が判定のダイスを振った直後に使用する。対象の判定のダイス目のひとつを10に変更する。このエフェクトは対象が判定を行なっている最中にも使用できる。このエフェクトは1回の判定につき1回まで使用でき、1シナリオにLV回まで使用できる。 | |||||||||
| 成分分析 | 1 | メジャーアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | ― | ― | |
| 物体の構成要素を瞬時に割り出し、そこに含まれている元素とその性質を正確に把握するエフェクト。薬品から未知の道具、最新鋭の武器に至るまで、この世の形あるものであなたに分からないことは何もない。GMは必要と感じたなら、<RC>による判定を行なわせてもよい。 | |||||||||
| 無上厨師 | 1 | メジャーアクション | ― | 自動成功 | 効果参照 | 至近 | ― | ― | |
| 大気やその場にある物質を使って、あなたがよく知っている料理を作り出すエフェクト。肉や魚、野菜、希少の香辛料や調味料、火加減に至るまであなたが知っている限り、忠実に再現することができる。GMは必要と感じたなら、<RC>による判定を行なわせてもよい。 | |||||||||
コンボ
青天白日/雨過天晴/碧落一洗→青天霹靂
- 組み合わせ
- カスタマイズ+コンセントレイト 80↑バリアクラッカー+スプリットアタック 100↑マスヴィジョン
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- 射撃
- 難易度
- 対決
- 対象
- [LV+1]体
- 射程
- 視界
- 侵蝕値
- 4/15/23→19
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- 4+4
- 7
- 6+10
- 17
- 100%以上
- 4+5
- 7
- 6+10
- 44
- 100%以上、サポートデバイス・天の業物適用
- 4+13
- 5
- 6+10
- 44
- 4+4
秋霜三尺
- 組み合わせ
- 水晶の剣
- タイミング
- オートアクション
- 技能
- ―
- 難易度
- 自動成功
- 対象
- 効果参照
- 射程
- 至近
- 侵蝕値
- 4
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- 100%以上
他エフェクトと組み合わせ不可。武器をひとつ選択すること。そのシナリオの間、選択した武器の攻撃力を+[LV×2]する。このエフェクトは1シナリオに3回まで使用できる。
流星光底
- 組み合わせ
- 剣聖の手+天の業物
- タイミング
- オートアクション
- 技能
- ―
- 難易度
- 自動成功
- 対象
- 単体
- 射程
- 視界
- 侵蝕値
- 4+2
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- 100%以上
前提条件:<水晶の剣>。対象が行なう 「あなたが<水晶の剣>を使用した武器」 を使用した攻撃の判定の直前に使用する。その判定のクリティカル値を-1する (下限値5)。このエフェクトは1シナリオに1回まで使用できる。
前提条件:<カスタマイズ>。あなたが<カスタマイズ>を組み合わせた武器攻撃の判定のダイスを振った直後に使用する。判定のダイス目のひとつを10 に変更する。このエフェクトはあなたが判定を行なっている最中にも使用できる。 このエフェクトは1回の判定につき1回まで使用でき、1シナリオに[LV+1] 回まで使用できる。
弩張剣抜
- 組み合わせ
- サポートデバイス
- タイミング
- セットアッププロセス
- 技能
- ―
- 難易度
- 自動成功
- 対象
- 自身
- 射程
- 至近
- 侵蝕値
- 6
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- 100%以上
取得時に基本能力値からひとつ選択する。そのラウンドの間、選択した 基本能力値を使用した判定のダイスを+[LV×2] 個する。このエフェクトは 1シナリオに3回まで使用できる。
良弓難張
- 組み合わせ
- 妖精の手
- タイミング
- オートアクション
- 技能
- ―
- 難易度
- 自動成功
- 対象
- 単体
- 射程
- 視界
- 侵蝕値
- 5
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- 100%以上
対象が判定のダイスを振った直後に使用する。対象の判定のダイス目のひとつを10に変更する。このエフェクトは対象が判定を行なっている最中にも使用できる。このエフェクトは1回の判定につき1回まで使用でき、1シナリオにLV回まで使用できる。
| 武器 | 常備化 | 経験点 | 種別 | 技能 | 命中 | 攻撃力 | ガード 値 | 射程 | 解説 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 必中の弓 | 射撃 | 〈射撃〉 | +10 | 11 | 視界 | どんな持ち主でも達人のごとき精度で扱える謎めいたロングボウ。 この武器を使用した射撃攻撃の達成値に常に+10する。また、この武器による射撃攻撃ではエフェクトによるダイスを減らすペナルティを受けない。契約者は絶対必中を強要される。この武器を使用した攻撃が命中しなかった場合、あなたはバッドステータスの暴走を受ける。 |
| 一般アイテム | 常備化 | 経験点 | 種別 | 技能 | 解説 |
|---|---|---|---|---|---|
| ウェポンケース(弓袋) | 1 | その他 | ― | UGNが作ったアイテムケース。武器、防具からひとつを選択する。選択した武器、防具はオートアクションで装備できるようになる。 | |
| コネ:UGN幹部 | 1 | コネ | 〈情報:UGN〉 | 情報に通じたUGNの幹部。<情報:UGN>の判定のダイスに+2個する。 | |
| コネ:手配師 | 1 | コネ | 〈調達〉 | 横流し品などを扱うフィクサー。<調達>の判定のダイスに+3個する。 シナリオに1回まで使用できる。 | |
| コネ:要人への貸し | 1 | コネ | 〈情報:〉 | 政府機関や高級官僚への貸し。任意の<情報:>判定の際に使用する。 その判定のダイスに+3個する。1シナリオに1回まで使用できる。 | |
| 制服:弓道着 | 0 | その他 | ― | 諸々の制服。ほとんどの場合、組織が用意してくれるので、常備化するものは個人的な趣味。 | |
| デモンズシード | 3 | その他 | ― | レネゲイドウィルスを変質させる謎の種子状の物質。その由来は不明だがエフェクトの力を高める作用がある。 取得時にあなたが取得しているエフェクトをひとつ選ぶこと。選択したエフェクトの「最大レベル:」を+1する。ただし、そのエフェクトの「侵蝕値:」を+1する。「タイミング:常時」のエフェクトは代わりに侵蝕率基本値への修正を+2する。このアイテムは最大でひとつまでしか常備化できない。 |
経験点計算
| 能力値 | 技能 | エフェクト | アイテム | メモリー | 使用総計 | 未使用| 0
| 20
| 219
| 3
| 0
| 242
| 0/242
| |
|---|
侵蝕率効果表
現在侵蝕率:
容姿・経歴・その他メモ
人物像・経歴
「暑い? クーラーをつけろ?
ふん、修行が足りないな、キャシー。『心頭滅却すれば火もまた涼し』、だ。この暑さもまた、己を磨くために必要な試練と————あ、こら! 勝手につけるんじゃない!」
「弱い心が、レネゲイドに付け入られる隙となる。レネゲイドは致死の病ではなく、付き合いに修行を要するだけの友に過ぎない」
頑固、意地っ張り、他人に厳しく自分にはもっと厳しい。……でもやっぱり他人にはちょっと優しい。
一応二十代にして、この頭の硬さと眉間のシワをどこから仕入れてきたのか? そう評されるほど堅物な男。
先祖代々、射手の名手として名を馳せてきた加古川家。頼也はその当主として、家とその弓道技術を継ぐために厳しい躾を受けて育った。
そして加古川家を継ぐ儀式を終えた18歳の夜、加古川家に代々伝わる家宝の弓を継承される。この弓は、使い手を選ばず、持ち主全てを弓の名手にするという。しかし、この弓を使い慣れてしまったが最後、他の普通の弓を用いた射撃の精度はとんと落ちてしまい、弓に依存し呑まれることとなる……畏怖と戒めのために秘密裏に受け継がれてきた、呪いの弓だった。しかし、頼也がそれに触れた瞬間、弓に宿っていた微かなレネゲイドウィルスが目を覚まし、彼を飲み込んでしまった。
オーヴァードになった頼也は、初めは無自覚に遺産とレネゲイドの力を奮った。とは言っても、人に害を成したりなどしていない。ただ、あまりにも精密に射撃を行えるようになった。
撃ち込まれた矢の頭にまた弓を撃ち込む……ロビンフッドの真似事も、容易くなった。そんな頼也『少年』を待っていたのは、表向きの賞賛と羨望、そして多くの失望と軽蔑、嫉妬と迫害の目線であった。
「頼也様は弓に呑まれてしまった」
「触れただけでああなってしまうとは情けない」
「加古川家の恥だ、戒めを少しも守れなかった」
「いっそ理由をつけて別の者に家督を」
「最近は病の兆候もあられるとか」
「頼也様は————」
「頼也は————」
「加古川から追放する」
実の父親が、母に向かってそう言い放ったのを盗み聞いたその晩。頼也少年は、弓と矢を持って身一つで家を飛び出した。頼る宛はどこにも無い。ただ、孤独と絶望が彼を襲った。
————その後は、迷い込んだ人気のない山中にひっそりと居を構えた。自然の中で誰とも合わず、ただ一向に弓の腕を磨き、それ以外はただ『生きる』ことのみに尽力した。火を炊き、水を沸かし、獣を狩る。やがて、だんだんと生活圏を広げて言った頼也少年が人間に見つかるのは時間の問題だったと言える。その間、頼也少年は頼也青年と呼べるほどの年月と、それに見合う逞しい身体を得る経験と歳月を経ていた。
さて、その心が半ば野生に帰ろうとしていた頼也は、彼の噂を聞き付けやってきた地元の警察相手に大立ち回りを繰り広げた。殺しこそしなかったものの、怪我を負った者は10や20では効かなかった。
そんな彼はやがて、警察でも漁師でもなく……彼と同じ『化け物』に打ちのめされることとなった。
——UGN遺産管理局。そう名乗った彼らは、頼也から遺産を回収し去ろうとした……しかし、遺産はそれに応じない。弓は、頼也を主として認めていた。
対応に一考を迫られた管理局は、頼也を保護し、UGNに迎え入れることに。最初は警戒心を隠そうともしなかった頼也だが、家族にすら碌に見せて貰えなかった『愛情』『絆』といったものを受けて日々を送る中で、自らの中の孤独と人間不信に打ち勝つこととなった。
やがて彼は、自分を保護してくれた遺産管理局の中で働くこととなる。自分の持つ力、そして遺産を少しでも恩返しに使いたいと考えるようになったからだ。頼也の意思が固いものと判断されてから、半年の訓練期間が設けられた。その間、強羅瑠璃という少女が頼也の『遺産継承者』としての教育を施した。頼也はこれまでの人生の殆どを弓術に注ぎ込んできたし、才能もあった。何より弓に認められていたため、そのコントロールは思っていたよりもすんなりと成される。そうなると今度はレネゲイドの扱いなのだが、こちらが難航したのは他でもない。
彼は女性に免疫がなかった。生まれてこの方、加古川家としての弓術の鍛錬を強制される毎日。友も碌にできない中、彼女など夢のまた夢。加古川家は結婚する相手も、現在の当主によって決められるものとなっていた。その、所謂許嫁とも結局会わないまま家を出たのだから、彼の女性との接触経験と言うと母か使用人、そして顔ぶれが変わりやすいUGN職員くらいのもの。
そんな中で、強羅瑠璃という女性と、
継続的に、かつ訓練や勉強といった中で、近しい距離にいることが強制される日々は、
ストレスと不安と困惑、つまりは苦難の日々だった。しかし、彼女からストイックさや遺産についての最低限の知識、そして『弓の使い手』としての力を与えられた頼也は、UGNエージェントとして目覚しい成績を上げていくこととなる。
……『女性への苦手意識』という、精神的な弱点を抱えたまま。
UGN支部長になってから
強羅瑠璃に指導されたということもあってか、エージェントとして名を挙げた頼也。
その功績を称えられ、彼は早くも支部長へと昇格した!
——神輿島という、離島の支部へと。
頼也が強羅瑠璃お墨付きのエージェントであるということは、別に秘匿される程のことでもなかった。
……少し話は変わるが、強羅瑠璃には良くも悪くも因縁のある男がいる。名をアッシュ・レドリック。
しかし、アッシュには瑠璃に借りがあり、そうやすやすといちゃもんを付ける訳にもいかない。
そこで、『その功績を見込み支部長に推薦し昇格させる』という名目で、UGNが主に活動する本土から追いやるという嫌がらせを決行したのだった。
その頃には、
『強面だけど硬派で、女性をそばに置かないカッコイイエージェント』
『実力主義で、才覚を備えながら鍛錬を欠かさず、驕らず、人を見下さず。理想の先輩』
『男しか周りにいないのは実は……ムフフ……』
等持て囃されていたため、その昇格は女性たちからは惜しまれるものであったが、正直頼也はホッとしていた。
アプローチをかけてくるものも多かった本土にいるよりも、人口や支部員が少ない神輿島支部の方が気も楽というもの。穏やかな離島で、気のいい地元の住民や現地民としては先輩である部下たちに囲まれて過ごすのも悪くない。できたら、奥ゆかしくて落ち着いていて、渚のさざ波と麦わら帽、ワンピースが良く似合うような女性と出会い、女性への苦手意識を告白しながらいずれは伴侶に……。
「あなたが支部長?
どーも、天才美少女エージェントのキャシー・キャラメルポップコーンでーす。以後よろしくっ!」
そうは問屋が卸さない、とはよく言ったものである。ここに来てまさかの、頼也にとって一番恐ろしい陽キャギャルのご登場だった。
……もちろん、キャシーに非は無い。悪いのは一方的に苦手意識を持っている自分なのだから。しかし、彼女の軽佻とした態度や、壁の無さ(キャシーなりに一線は引いていたかもしれないが、頼也には何一つないように思えたという)には閉口の一言に尽きる。
しかし……何故だろう? 彼女から、遺産管理局の皆や、接する機会は少なかったが、唯一自分を見てくれていた母のような気配を感じるのは。
彼女は自分を弄りながらも、なんだかんだと気にかけてくれている。意見が合わないことや、認識のズレなんてものは1つや2つでは効かなかった。
————それでも彼女は、頼也に見切りをつけない。
キャシー・キャラメルポップコーンという人間が、ただ軽佻なだけの人物ではないと頼也が気づくのに、そう時間はかからなかった。
そうすると、キャシーを通じて、女性への苦手意識が薄れていくような……気が、しなくもなくもなかった。いややっぱ難しいかもしれないが、少なくともキャシーへの警戒心、敵愾心のようなものはきれいさっぱりなくなっていった……。
さて、人間心の余裕が産まれると、余計な事を考えるようになるものである。
「キャシーのことが気になる——」
「キャシーのことをもっと知りたい——」
「せめて一歩、踏み出したい——」
最近の頼也は、そう考えるようになった。
しかし、そう考えながらも何も出来ずにいたところ、彼の元に一本の連絡が入る。
「レネゲイドの制御が難しくなったエージェントが、神輿島へと帰郷する」と。
さて、この物語の『主役』がいるとするなら、少なくとも頼也ではない。なぜなら、頼也はまだ彼らから学ばねばならない事があるからだ——その後『主役』になれるかどうかは、彼次第だが。
UGN支部長として
まだ支部長職を任せられて日は浅いものの、真面目に堅実に仕事を進める日々。現地の支部員やキャシーに助けられつつも、支部長としての職務をまっとうする日々。
また、長としての判断力や決断力には優れるが、一方で若さゆえに若干甘い部分もある。
とはいえ基本的には、書類仕事やなんらかの調査報告を本部に送るのが主な仕事で、あまりオーヴァードとして戦うことは無い。
また、仕事がない時は地元民との交流か、自らの鍛錬に務めている。趣味らしい趣味は酒とやっぱり鍛錬。
また、レネゲイドや遺産の恐ろしさと、その対処に関心が高い。また、レネゲイドやオーヴァードを恐ろしいものと捉えておらず、「少し付き合いが難しい友人である」という独自の理論を持つ。
これは、レネゲイドウィルスやUGNの考えを軽く見ている訳ではなく、「普段から心頭滅却し鍛錬に励んでいれば、レネゲイドに身体を乗っ取られることは無いはず」というストイックな考え方に起因する。そしてそれは、「自分のような未熟者ですらできているのだから、自分より才能も未来もある他のオーヴァード達なら難しいことではない」という謙虚な(あるいは自分を卑下する)価値観から来る考えでもある。
オーヴァードとして
『弓』を手繰るオーヴァード。
ノイマン等ではなく、『弓』や矢を強化したり、ウロボロスの力で致命の射撃や光の雨を降らせる技術をコピーしたり……
それらが組み合わさり、
「正確に弱点へと突き刺さる光の矢を、空から降り注がせるように複数の相手へと撃ち込む」大技を持つ。それが彼のコードネームの由来でもある。
頼也の弓はまず外れることは無い。
それは頼也の腕も関連するが、『弓』の力もまた関わっている。逆に、何らかの手段で『矢が外させられた』場合、『弓』の呪いか暴走状態に陥ることがある。この状態を頼也は非常に嫌い、日々呪いに打ち勝つための訓練に励んでいる。しかし呪いは協力で、まだ成果の程は出ていない。
ほどくく〜いんふぃにてぃ〜 1話を経て
とくにキャシーとの関係に変わりは無い。
——と思いきや、彼女に対しての女性耐性だけはどこか強くなった模様で、たとえば服がはだけていても「キャシー、はしたないぞ」と一言言って終わるように。
セッション履歴
| No. | 日付 | タイトル | 経験点 | GM | 参加者 |
|---|---|---|---|---|---|
| フルスクラッチ作成 | 79 | ||||
| 3/18 | ほどくく〜いんふぃにてぃ〜 | 33 |