ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

マリア(グラップラー12レベル) - ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

雪華舞踏クライ・オ・デリアマリア(グラップラー12レベル)

プレイヤー:アガワヒロ

種族
ミストエルフ
年齢
22
性別
種族特徴
[暗視][剣の加護/惑いの霧]
生まれ
密偵
信仰
“食福神”ミィルズ
ランク
センチネル
穢れ
0
12
4
10
12
8
2
8
8
2
成長
12
成長
29
成長
12
成長
6
成長
0
成長
6
器用度
36
敏捷度
49
筋力
18
生命力
18
知力
18
精神力
18
増強
増強
-1
増強
増強
増強
2
増強
器用度
6
敏捷度
8
筋力
3
生命力
3
知力
3
精神力
3
生命抵抗
15
精神抵抗
15+2=17
HP
54+2=56
MP
51+2=53
冒険者レベル
12

経験点

使用
133,000
残り
0
総計
133,000

技能

グラップラー
12
プリースト(ミィルズ†)
11
レンジャー
9
セージ
9
スカウト
7
アルケミスト
5
エンハンサー
4
ダークハンター
1

一般技能 合計レベル:10

料理人コック
5
踊り子ダンサー
3
家政婦ハウスキーパー
2

戦闘特技

  • 《武器習熟A/格闘》
  • 《回避行動Ⅰ》
  • 《魔法拡大/数》
  • 《マルチアクション》
  • 《足さばき》
  • 《魔法拡大すべて》
  • 《追加攻撃》
  • 《カウンター》
  • 《ルーンマスター》
  • 《トレジャーハント》
  • 《ファストアクション》
  • 《サバイバビリティ》
  • 《不屈》
  • 《ポーションマスター》
  • 《鋭い目》
  • 《弱点看破》
  • 《マナセーブ》

秘伝

  • [常]《フローティングフットⅠ》
  • [常]《アクロバティックアボイドⅠ》
  • [常]《崩落防御術》
  • [常]《フローティングフットⅡ》
  • [常]《アクロバティックアボイドⅡ》
  • [常]《戦域魔導術ベロニカ》
  • [宣]《剣意反転攻防術》
  • [常]《封呪反転攻術【ホーリー・ライトⅠ⇒ターンバック・グレイスⅤ】》
  • [宣]《戦域魔導術アンナマリーア》

練技

  • [補]【キャッツアイ】
  • [補][準]【ガゼルフット】
  • [補]【マッスルベアー】
  • [補][準]【メディテーション】

賦術

  • [補]【ヒールスプレー】
  • [補]【ヴォーパルウェポン】
  • [補]【パラライズミスト】
  • [補][準]【バークメイル】
  • [準]【イニシアティブブースト】

操気

  • [補][準]【魔探法】

判定パッケージ

スカウト技能レベル7 技巧 13
運動 +1= 16
観察 10
レンジャー技能レベル9 技巧 15
運動 +1= 18
観察 12
セージ技能レベル9 知識 +1= 13
アルケミスト技能レベル5 知識 +1= 9
ダークハンター技能レベル1 知識 4
魔物知識
+3=16
先制力
+1=17
制限移動
10 m
移動力
48 m
全力移動
144 m

言語

会話読文
交易共通語
エルフ語
リカント語
魔動機文明語
バジリスク語
グラスランナー語
ノスフェラトゥ語
魔神語
ミアキス語
ドレイク語

魔法/賦術/操気

魔力/理力行使など
基準値
ダメージ
上昇効果
専用
プリースト技能レベル11 神聖魔法 14 14 +0
アルケミスト技能レベル5 賦術 8
ダークハンター技能レベル1 操気 4 4 +0
技能・特技 必筋
上限
命中力 C値 追加D
グラップラー技能レベル12 18 18 15
《武器習熟A/格闘》 1
武器 用法 必筋 命中力 威力 C値 追加D 備考
[魔]〈ブラッディ・マリー〉[打] 1H# 18 +1=19 38 10 +1=17 専用イグニダイト加工した妖精(風、炎)の「天地荒ぶる」「我慢できない」ハードキッカーカスタム(+3)+1
技能・特技 必筋
上限
回避力 防護点
グラップラー技能レベル12 18 20
《回避行動Ⅰ》 1
防具 必筋 回避力 防護点 備考
〈ミモレの布鎧〉 5 2 「醜悪な」「つきまとう」、知識+1、運動+1
他1 〈ミモレの布鎧〉の効果 +2
合計:グラップラー/すべての防具・効果 23 2 両手に何も保持していない時
装飾品 効果
[魔]〈叡智のとんがり帽子〉 魔物知識判定達成値+2
[魔]〈ラル=ヴェイネの観察鏡〉 魔物知識判定の弱点目標値-4、セット
[魔]〈ラル=ヴェイネの金鎖〉 専用(HP)その他+1枠、セット
〈平準の指輪〉 割る用、敏捷度-1 知力+2
[魔]〈ロッセリーニの調声器〉 【古モルガナンシン王国式戦域魔導術】行使に必要
背中 [魔]〈野伏のセービングマント〉 専用(MP)回避や抵抗失敗で受ける魔法ダメージ-4点
〈ウェポンホルダー〉 カードシューター
右手 [魔]〈正しき信念のリング〉 精神抵抗力+2
左手 [魔]〈巧みの指輪〉 割る用
[魔]〈多機能グリーンベルト〉 装備中は常に自然環境、サインあり
〈聖印〉 神聖魔法行使用
[魔]〈軽業のブーツ〉 転倒せずペナルティを無効化
〈ミスリルの鎧下〉 毒・病気・精神効果以外の物理・魔法ダメージを1点軽減
所持金
463 G
預金/借金
G

所持品

冒険者セット
スカウト用ツール(専用化)
着替えセット(1週間)
使いやすい調理道具セット
火口箱
化粧品セット
ティーセット
保存食(1週間)
礼服/ドレス(500G)
防寒着
魔香水*7
アウェイクポーション*2
デクスタリティポーション
スカーレットポーション
魔晶石(3点)*5
魔晶石(5点)*5
アビスシャード*0
人形楽団の人形(弦楽器) ※部屋に置いてある
人形楽団の人形の土台 ※部屋に置いてある
ヴァイオリン(明音のフルート相当)
消魔の守護石(5点)*2
陽光の魔符(1点)*2
陽光の魔符(2点)*2
月光の魔符(1点)*2
月光の魔符(2点)*2
気になる案山子Ⅰ
綺麗な虹色の羽の飾り ※募金した記念品
ミラーナのチケット ※フレーバーアイテム
受益者のシンボル
素敵に変身リボン(メイド) ※捨てても戻ってくるフレーバーアイテム
熱狂の酒(ノンアルコール)
お菓子(100G)
ロイヤルハニーレッドジャム
魔海草*2
薬師道具セット
カードシューター
ロッセリーニの魔導筆
悠久紡ぐ花飾り(装飾品部位:任意 効果:なし 花:エノテラ) ※部屋に置いてある

マテリアルカード

BASSS
31
108
名誉点
200
冒険者ランク
センチネル

名誉アイテム

点数
冒険者ランク500
秘伝0
〈野伏のセービングマント〉専用化
【アルショニ軽身跳闘法】
【ノーザンファング鉱土削岩闘法】
〈競泳水着〉
〈ダークドワーフの鍛冶師〉顔見知り100
〈使いやすい調理道具セット〉
〈"秋水の舞姫"カサンドラ〉貴重な友人400
【古モルガナンシン王国式戦域魔導術】
〈ロッセリーニの拡声器〉
〈ブラッディ・マリー〉専用化
〈多機能グリーンベルト〉
〈アルル・ドラクレシュ〉顔見知り100
〈プルチネルラ・ドラクレシュ〉顔見知り100
〈真っ平らの手鏡〉
〈操りの腕輪〉専用化
〈ミラーナ〉顔見知り100
〈スカウト用ツール〉専用化
「醜悪な」200
【対奈落教会議・奈落反転神術】

プロフィール

紹介

「何か私へのご要望があれば言ってくれるとうれしいわね」
「ふふっ、あまり私を誘惑しないで欲しいわ……少し抱きしめてもいいかしら」

 他人の世話を焼くことが好きなエルフ。のちに希少種であるミストエルフであることが判明した。
 どこかマイペースでミステリアスな雰囲気を持ち、真意を見抜きにくいが情が深い性格。
 考えるより先に行動してしまうこともあり、好意は基本的にダイレクトに伝えるタイプ。

過去について

 かつて蛮族領域で高位バジリスクの高級奴隷として、数多の美男美女エルフとともに使用人として育った。
 同じ境遇の仲間たちとお互いに励ましあいながら生きてきたが、ある日主人によって自分以外が殺されてしまう。
 茫然自失の中、「お前は選ばれたのだよ、この私に」と拍手とともに告げられた。
 いわば主人による最高の従者コレクションに選定されるための使用人の蟲毒であり、マリア以外は不要だったから殺したのだと主人は言う。

 魔眼の力で石にして保存する前にひとつだけ願いを叶えようという主人へと、マリアは『一度世界を冒険してみたい』のだと告げる。
 かくして『このことを秘密にした上で5年後に帰還しなければならない』という誓約を魔法によってかけられ、期限付きの自由の旅に出ることになった。

 その胸にいつかみんなの仇を討つという強い思いを抱いて。


今と未来について

 主人との誓約は誘い出しの策によって解除された。
 今のマリアは己の自由意志でどこにでも行くことが出来る。
 だからマリアは“星空の赤龍亭”にいることを自ら望んで選んだ。
 ここ以外は考えられないのもあるが、未だ果たしたいと抱く悲願の果て、惨状を生き残った者として正しく優しい未来を掴みたいから。

 まだ赦されたという確信はない。
 それでも罪悪感だけで生きるつもりもない。
 これまでのような遠慮もいらない。
 今のマリアはやりたいことが出来る。

 やっと仲間と……友だちと思えたみんなを守り抜いて、ともに生きていきたい。
 その力になれるのなら今のマリアは出来る限りをするだろう。


戦闘スタイルについて

 その両腕は誰かを慈しみ、何かを作り出し、抱きしめるためのもの、と定義している。
 故に戦いにおいてもマリアは両腕を他者を傷つけるために使おうとはしない。

 本当は蹴ることも好きではないし、そもそも暴力を振るいたくもない。
 それでも『倒すべき相手』といつかまみえるその時に備えてマリアは戦いの技術を磨いている。


"赤靴のトゥーランドット"から"雪華舞踏クライ・オ・デリア"へ

 赤い靴は覚悟を忘れないため、いつか果たすべき悲願に歩み続け、戦い続けるためだった。
 今は少し違う。
 断固として勝ち、みんなで帰ってくるための、そんな意志の現れ。

 “食福神ミィルズ”は大事なみんなを等しく癒し、向けられる愛には愛で応える、そんな神格。
 これからの未来、足元は冷たい雪原かもしれない、霧深く少しの先も見えないかもしれない。
 それでも大事な人と手を繋いで、マリアは一歩一歩を歩いて行きたい。
 今の覚悟はかつての苛烈よりも、マリア本来の慈愛そのもの。

 赤い靴で、雪華の上で。
 踊り続けよう、みんなが見ている。
 戦い続けよう、みんなを守るため。
 歩き続けよう、それこそが自由だ。


星空の赤龍亭OPCPでの交友関係

 ・アガペ・アンサス(うぶき)と同室。傍に誰かがいるという安心感から夜はしっかり寝られるようになった。自らの言語化できない感情をたまに声に出してくれるのでありがたいと思っている。頑張り屋さんでとてもかわいい。そして大事で大切で大好きな一番の“友だち”になった。

 ・???カイ・ヴィンセント・アールグレーン

 ・???フィリップ・ユーティア

 ・???サフィール・ヴィス

 ・"秋水の舞姫"カサンドラとはたまに連絡を取り、出会ってよく話をする仲になった。妙に波長が合うのか、普段なら言い出せない悩みごとを相談したり、女性らしい身支度の仕方など、いろいろと教えてもらっているようだ。


属性秩序・中庸
身長168cm
体重44kg
好きお世話(するのもされるのも)、可愛いものを抱きしめること
得意甘いお菓子を焼くこと、社交ダンス、家事一般
苦手早起き、酸っぱいもの、固いもの
趣味美味しい紅茶を淹れること、お茶会
信条『袖振り合うも他生の縁』

経歴

・監禁されたことがある
・過去に仕えた主がいた
・高レベルの魔法をかけられたことがある

理由

家族、仲間の仇を討つため⇒仇は討ちました

🔒Lock-Zone🔒
???「おや、ここに気づいた者がいるようだよ、カギを開けてやらねばね」
「……お願い、見なかったことにして」
🔓過去への扉を開いた。🔓
???「お前はいつもそうだ……弱きものを抱きしめて安心を与えようとする」
???「それがお前の臆病心から出た弱きものへの依存の悪癖だと何故気づかない」
???「嗚呼、憐れなる愛し子マリア。そんなものに気を遣う必要はない」

???「お前はひとりで十二分に美しく、そんなものを癒やす必要などもない」
???「故に死んだ。弱きものは等しくみんな死んでしまったぞ」
???「我が愛し子マリア、もう何も考える必要などない、お前は選ばれたのだよ」
???「それはとても誇らしく、胸を張っていい、賞賛に値する出来事なのだよ」

ひとりでいると脳裏にリフレインする主人の口調と口上、それゆえに彼女は夜眠ることがあまりできない。
「だから……ごめんなさい」

「助けられなくてごめんなさい」「すぐ仇を討つための勇気が出なくてごめんなさい」
「あの日、夜に泣いていたあなたを抱きしめてごめんなさい」
「毒が盛られているとも知らず、紅茶を勧めてごめんなさい」
「そして…………何よりも」
「みんなと一緒に死ねなくて、生き永らえてしまって、本当に……ごめんなさい」

『謝らないで』

『私たちは赦すから』

『マリア』

『戦ってくれてありがとう』
『大好きだよ』
『どうか幸せにね』


「虚がる楽土、裁けよ献準」(2025/01/26)と「愛と誘いと夢の終わり」(2025/01/31)の間のアガペが風邪で寝込んだ時のお話。※ちょっと長めのSSです。
《雨のあとには虹が出る》2025/01/30


 ここは赤龍亭にある医務室、水滴の落ちる音が聞こえてくるくらい静かな部屋に1人の少女が眠っていた。
 廊下で倒れ、他の冒険者に運ばれたアガペである。医者による診察は既に済み、疲労による風邪でしばらくは安静にしているように言われている。

 医務室に控えめなノック、そして少しの間をおいて扉が開く。アガペが倒れて寝こんだと聞いてやってきたのは同室であるマリアだ。
 起こさないように細心の注意を払いながらベッドの傍に近づいて、傍にある椅子に座る前に立ったまま、ベッドに眠っているアガペの様子を確認する。

 人の気配を感じて、アガペは重たい瞼をうっすらと開く。そこにはぼんやりとマリアの姿が見え…

「(…夢?)」

 纏まらない思考で無意識にアガペは布団から手を伸ばす。

 その手を握り、マリアは椅子に座る。槍を振り回して、血を流して、数々の戦いを経て固くなったアガペの小さな手のひら。それは彼女の積み重ねてきた『経験』に他ならず。
 何か声をかけたかったはずなのに、その言葉すら霧のように散ってしまった。祈るようにマリアはまだ柔らかい、マメのいくつかできた手のひらでそれを包む。

「ごめんねぇ、無理しないって約束したのに気が付かない内に無理してたみたい…あ、忘れないといけないんだっけ?」
「でもマリアが大丈夫そうなら良かったなぁ。ずっと心配…違うか、不安だったんだ…」 

 アガペは熱に浮かされながら口を開く、思考が纏まらないのか話す内容は少しちぐはぐだ。

「……不安? 何か、あったのね」

 うわごとのようなそれに思わずマリアは言葉を返してしまう。

「うん…夢ならいいよね。話しても…」

 そう独り言ちながら、ぽつりぽつりと語り出すそれはアガペが今まで感じてきた想い。きっと、心の中に仕舞い込んでいた本心。

『私にとって貴女は甘えられる仲良くなりたい大切な人だった。』
『そんな貴女を苦しませる事があると知って助けたいと思っていたんだ。』

『貴方が突然消えて”あの人”と出会った日の事は、きっと忘れられない。私が感情に任せて、きっと間違えてしまった日、そして”あの人”への感情が止まった日。』
『初めて約束をしたあの朝は本当に嬉しかった。これからも一緒にいられるんだって思ったから。』

『でもそのすぐ後に貴女は彼と一緒に、私よりも先へと進んでしまったと感じて。きっと無自覚だっただろうけど、焼きもちと心配から余計なお節介をして…』
『私が死んでしまったときは、とても貴女の事を傷つけてしまったんだって悲しくて、悔しくて、それからまた二度と死なない様に必死に頑張って…』

『私にも大きな別れがあったね。たぶん、すぐにわかるくらい弱っていたんだと思う。貴女と話をした夜は本当に嬉しかった。でも、だからこそ、私に依存し始めたその姿が”あの人”にダブって見えたのが辛かった。』

--話続けると意識が段々とはっきりとしてくる--

『孤児院で貴女が決意を胸に、私に掛けた言葉には喜ばないといけなかったのに、約束を忘れてって言葉に動揺してしまった。』
『きっと依存していたのは私の方、自由になった貴女を引き留めてしまっていた。』

『別に依存させたいわけでも、依存したいわけでも無かったのにね。ごめんね。』

--何となく、これは夢じゃないって気が付いたけれど、吐露する感情を抑えられず--

『何となく、憧れてくれているのは知ってた。だから最後まで格好いい私でいたかったんだけど、本当の私は、皆に置いて行かれない様に必死で藻掻いてるだけなの。格好悪いよね?』

『その優しい手に撫でられるのが好きだった、一緒に笑う日々がとても大切だった。でも私の生き方が貴女を傷つけてしまうんじゃないかって、優しさを曇らせてしまうんじゃないかって不安なの。貴方だけじゃ無くてここの人たちは皆、優しすぎるくらいだから…』

 最後まで語り終えた少女の目には涙が零れていた。



 マリアは深く、息をつく。

「……アガペ」

 名前を呼ぶ。アガペの手を握っていた両手。そのうちの片方をそっと外し、アガペの頭を撫でる。

「仲良くなれて、時に甘えてくれて、そして助けたいと思ってくれて、私は本当にうれしかったわ」
「私のあなたのことが大好きって言葉を本心からのものだと信じて聞いて欲しい」

 オディールのことを思い出しながら視線を下げてぽつぽつと語る。

「……アガペの言う“あの人”は、私にとってあの瞬間は『鏡写し』だと思えた。それは間違いないわ」
「そしてそれを見捨てたら私もあなたたちからいつか拒絶されてしまいそうな、そんな気がして……そんなことはないのに、そう思ってしまったの」
「彼女のことを憐れに思っているのは事実だけど……今は"あの人"と私は違うって言い切れるわ」
「……本当に、幼かったのね私は」

「そしてあの朝、これからも一緒にいたいと言ったことにも嘘なんてないわ」
「本当にあなたが大事で大切」

 そう言ってマリアはアガペに微笑む。

 アガペは"大事で大切"という言葉に、それは疑っていないと答えるようにゆっくり頷く。

「たぶん、皆が言うようにあの人も被害者なんだと思う。でも、私は許せてない。ほとんど感情の問題だけど…」

「感情……それは"あの人"のことが嫌いだから許せないということ?」
「私やみんなを害意で明確に傷つけたからかしら?」

 マリアの疑問にも苦しそうに頷いて

「他にも無くはないけど、そうだね…」

 その言葉にマリアは頷いて、アガペの額に載せられていた、ぬるくなった濡れタオルを片手で取り替える。

「……風邪の時に訊ねる内容ではなかったわね、ごめんなさい」
「続きを……聞いてくれるとうれしいわ」

 繋がれたままの柔らかい手のひらと固い手のひらを眺めてマリアは再び語り始める。

「私が先に進んでしまったって言ったけれど、そんなことはないわ」
「むしろ……遅れていたのは私の方だとさえずっと思ってた」

「カイのこともあって、私のことを考えていろいろとしてくれたことはうれしかったけれど、学べば学ぶほどにだんだん恐くなったの」
「私はこのまま、ずっとアガペに追いつけないままなんじゃないかって。並べないんじゃないかって。支えることさえできないんじゃないかって」
「だから……必死だったのね、きっと」

 マリアはゆるく苦笑を浮かべつつ、しかし手のひらの力は少しだけ強まる。あの時のことを思い出してしまうのは止められないから。

「アガペが死んでしまった時は、でもちゃんと帰ってきてくれてうれしかった」
「それだけ……のはずだったのに、私もきっと過去のことに結びつけてあなたを傷つけた」
「それが余計に焦る気持ちに繋がって……もうずっと無我夢中だったの」

「強くならないと、って」

「依存は、したくなかった。してしまった自分に、あとで気づいてショックさえ受けたわ」
「アガペは大事な人との『別れ』をして、それでも傷ついてないはずなんてないのに」
「私があなたとの『別れ』を意識しすぎるあまりに、枷になってしまったって、思ったの。本当にごめんなさい」

 そう言って思わず強めていた手の力を緩める。


 力を込めて少し赤くなったマリアの手にそっと自分の手を重ねる。それは、必死に生きる頑張り屋さんの手だ。

「大丈夫、マリアはちゃんと強くなってるよ…こんなに頑張ってる。」
「私たち、二人とも相手の事ばっかりだね。なのにお互いの事、見えなくなってたみたい。」

 そして、困ったように苦笑する。

「…………そうね」

 苦笑を返す。返す言葉もない。でも、言わないといけない言葉はまだ残っている。
 それはあの時のマリアの『間違い』。

「決意の言葉は……私の言葉足らずね。約束をすべて忘れて欲しいわけじゃなかったの」
「ただ、依存して枷になんてならない、そんな自分を見せたくて、伝えたくて……後先考える余裕なんてなかった」
「自由にもいろいろあるんだって教えてくれたのはあなたよ、アガペ。あなたのおかげで、私は成長することができた」
「……それをただ伝えたかっただけなの」

 言葉が悪かった、とマリアは謝る。

「かつては憧れもあったわ。でもそれはだんだん形を変えていったわ」
「あなたは強くて、可愛くて、いつも笑ってて……でも、やっぱり普通の女の子で」
「その頑張りを無にしたくなくて、だんだんどうしていいかわからなくなったの」

 だから、改めて言葉にする。

「あなたが格好いいままを望んでいたとしても……ごめんなさい、わがままを言うなら、私は傷ついて痛くても無理をして笑い続けているあなたを見ていたくない。たとえ格好悪くても、時に泣いても……そんな当たり前の女の子であるあなたと対等でいたいわ、アガペ」

 再度、両手を重ねる。

「ここのみんなが優しいのはそう。優しすぎるぐらいなんだって今ならわかる。私も優しくありたかったから」
「でも、『誰にでも優しい』はやっぱり違う。違うって気づけたの。私だって嫌なことは嫌だし、怒るときは怒る……そんな当たり前に、私はずっと気づいてなかったし、きっと見ないようにしていた」
「だから……私が変わってしまうとしても、アガペにはそれを見ていて欲しい」

 マリアはじっとアガペの目を見る。

「空はずっと晴れじゃないの。雨だって降るし、曇りだってする」
「そんな空の下でも、ずっと傍にいなくても、さっきみたいにお互いの頑張りを認めて……一緒に、強くなりましょう」

 今度は適度に、元気づけるようにアガペの手をぎゅっと握る。


 謝るマリアに首を振りながら

「たぶん、それは私にもしっかり受け取るだけの余裕が無かったから…離れたいわけじゃないのに離れないとって思ってたから。」
「私もマリアからは沢山の事を教わってるよ。」

 そこで一つ深呼吸をして

「見ていて、いいなら…見ていたいな…」
「きっと私はこれからも”頑張る”と思う。でも、そうだね。嫌なことがあったら嫌だって、辛いことがあったら辛いって…言えるようになりたいかな…」

 熱が上がってきているのを感じる。それでも、伝えないといけないことが、言わないといけないことが、ある。

「ずっと、言えて、無かった。形のない関係に甘えていたから…」
「マリア…私と、”友達”になろう?」
「いつか離れることがあったとしても…再会した時にまた笑顔でいられるように…」

 最後の力を振り絞るように…

「マリアの事、大好きだって言った事が私にとっての本当だから」

 そう飾り気のない言葉を口から溢す。


 今度こそ、何も言葉は出ない。
 涙がぽろぽろと零れる。
 でも、言わなきゃいけない。
 応えないと、いけない。

「……ええ、アガペ」
「"友だち"に、なりましょう」
「私はあなたのことが、大好きだから」

 涙を流しながらマリアは満面の笑顔でそう答えたのだった。

 マリアの笑顔に、辛うじて笑顔で返すと、そっと意識を手放した。多少無理をしたからか、息は荒い。
 熱も上がっているような気がするが、どこか表情だけは穏やかだ。

 医務室では、それから静かな時間が流れ、偶にタオルを取り換える音が聞こえるのみだった。

その他の情報

キャラクターイメージソング

『Castle・imitation』鬼束ちひろ(全体的な印象)
『悲しみのキズ』北出菜奈(人生の在り方)
『HUMAN TOUCH』Re-kiss(そう信じたい)
『FIND THE WAY』中島美嘉(アガペと同室になってから)
『窓辺のハイライト』スタァライト九九組(これまでとこれからへ)

キャラクターイメージボイス:宮下早紀

一般技能判定:18/20P

料理人コック レベル6

・料理判定:器用度+1
・食材目利き判定:知力 ※薬品学判定の食材、料理版の使い方も可能

踊り子ダンサー レべル6

・受け身判定:敏捷度
・軽業判定:敏捷度
・舞踏判定:敏捷度+1

家政婦ハウスキーパー レベル2

・料理判定:器用度
・掃除整頓判定:器用度
・作法判定:知力

知り合ったNPC

・ミラーナ(マカジャハット)
・ヴァンデルケン・マグヌス(ユーシズ)
・ヴァイス・ハ―ヴェス(ハーヴェス)
・アイリス・ハ―ヴェス(ハーヴェス)
・カストル・イルクス(ダイケホーン)
・秋水
「●秋水の団長:"逞しい華"イザベラ」所在地:各地を移動 二つ名:"逞しい華" 加工:無 
「●踊り子:"秋水の舞姫"カサンドラ」所在地:各地を移動 二つ名:"秋水の舞姫" 加工:無
「●薬師:"生き字引"トメ」所在地:各地を移動 二つ名:"生き字引" 加工:無
<一律>
顔見知り:100 友人:200 貴重な友人:400

・アルル・ドラクレシュ(裁竜(クルテア)領) 蛮族の加工系統
顔見知り:100 友人:1200 貴重な友人:1600
・プルチネルラ・ドラクレシュ(裁竜(クルテア)領) 血透刃加工
顔見知り:100 友人:200 貴重な友人:400

セッション履歴

No. 日付 タイトル 経験点 ガメル 名誉点 成長 GM 参加者
キャラクター作成 133,000 215,000 1,700 器用×12
敏捷×29
筋力×12
生命×6
精神×6
取得総計 133,000 215,000 1,700 65

収支履歴

人形楽団の人形の土台::-250 人形楽団の人形::-20
冒険者セット::-100 スカウト用ツール::-100 着替えセット::-10 アウェイクポーション::-200 魔晶石::-4000
調理道具セット::-100 火口箱::-20 ティーセット::-60 礼服/ドレス::-500 叡智のとんがり帽子::-12000
マテリアルカード::-24400 月光の魔符::-4000 ミモレの布鎧+アビス::-8000
野伏のセービングマント::-9000 お菓子::-100 平準の指輪::-500 巧みの指輪::-500
防寒着::-80 熱狂の酒::-980 消魔の守護石::-5000 ロッセリーニの魔導筆::-2000 インク::-600
正しき信念のリング::-30000 陽光の魔符::-4000 デクスタリティポーション::-2000 スカーレットポーション::-1400
ハードキッカー+魔法化+アビス強化+妖精(風、炎)+イグニダイト加工::-32290 気になる案山子::-777
ロッセリーニの拡声器::-1000 カードシューター::-1500 ミスリルの鎧下::-7500
魔香水::-4200 多機能グリーンベルト::-36000
軽業のブーツ::-11600 ウェポンホルダー::-1000
ラル=ヴェイネの金鎖::-7500 ロイヤルハニーレッドジャム::-200 明音のフルート::-200 魔海草::-500
薬師道具セット::-200 化粧品セット::-100 真っ平らの手鏡::-50

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