【命人脈読法】
(アルフレイム大陸・ランドール地方)- 入門条件
- 50名誉点(ビルズ信者)
ランドール地方の人族と蛮族が争いを続けるその地で、奇妙な模様の指輪を身に着けている神官を見かけたのなら、それは【命人脈読法】を会得している者である可能性を強く感じてください。この流派の発祥は、最初に撫人神ビルズの信仰を始めたドライトという男の逸話に触れる必要があります。
まず初めに、ランドール地方は〈大破局〉終結後も戦争を継続している地方であり、大陸中で最も危険な地のひとつとされています。人族と蛮族、アンデッドが支配する死者の王国が常に争いを続けているため、人々の傷は絶えません。
そんな中に、戦地を駆け回る一人のグラスランナーの天地使いがいました。生まれながらにして、マナに反応しにくい体質を持つ種族に生まれたドライトは、"命脈"を読む力と、彼なりの野伏術を使い、戦場で人々を治療しながら回っていました。
駆け回るドライトは多くの人々を救い、称賛されました。物珍しい天地使いという存在、戦場を駆け回り、多くの人々を救ったその治療術から彼の名声は大きく広がり、いつしか「地癒術師」という名でランドール地方に伝わりました。
そんな獲得した名声とは対照的に、ドライトは自分の不甲斐なさに嘆いていました。グラスランナーは小さなその小さな身体で戦場と縦横無尽に駆け回ることができます。その小さい体故に、持ち運べる薬品や薬草には限界があります。また、負傷者の怪我を治療するにあたって、薬品や薬草での対処は時間がかかります。その間、彼らの身体を蝕む傷はドライトの焦る想いを裏切っていきます。マナに反応しにくい体質を持つとされるグラスランナー、マナを自由自在に扱うことができたら、神聖魔法を自在に扱うことができたら、自分は今までどれだけの命を取りこぼさずに済んだだろうかと酷く心を病みました。ですが、その間も救えるはずの命は失われていきます。どんな状況でも、彼は重い足取りを戦場に向けなければなりません。
とある時、ドライトはアンデッドの大群に襲われます。救えるはずの命を見過ごすことが出来ずに最前線に駆け出した、何の力のない彼の結果です。怪我人を抱えながら、一歩、また一歩とこちらに迫ってくるアンデッドに、彼はなにもすることが出来ずに天を仰ぎました。その瞬間、天命が下ります。聞いたことのない神の名が、教示が、声が、彼には聞こえました。脳裏によぎった言葉をふと口ずさむと、彼の視界は白く覆われました。次に目を開くと、周りのアンデッドは浄化され、土に還っていました。手には指輪の形をした聖印のようなものが握られており、抱えていた怪我人のベルトポーチからは魔晶石が数点、ゴロゴロと転がり落ちました。
ここからドライトは、撫人神ビルズの第一の敬虔なる信徒としての道を歩んでいきました。かつて自分を救ってくれたであろうビルズへの恩返しのために、彼の教義に賛同する者として、彼はたった一代でハルシカ商協国に神殿を築きます。後に、いざとなるときの人の可能性を感じた彼は、【命人脈読法】という流派を生み出しました。
現在、ハルシカ商協国に存在する神殿に【命人脈読法】は伝わっています。人の気を司るとされているビルズの力を元に、人の相や運命力を操ります。また、この力は人族のみにならず、蛮族にも手を伸ばすべきだとビルズ信者は考えています。ですが、今までの人族と蛮族の逸話から行動に移せる信者は多くありません。
流派アイテム
【命人脈読法】では、流派アイテムとして、初代司祭ドライトが使っていたとされている珍しい〈ジオグラフ〉や〈聖印〉が伝わっています。その製法も伝わっており、秘伝入門者向けに販売しています。
| 名称 | 知名度 | カテゴリ | 価格 | 概要 |
|---|---|---|---|---|
| 〈人読のジオグラフ〉 | 18 | 冒険者技能用アイテム | 5,000 +20名誉点 | 命脈点を獲得するとき、追加の人の命脈点が獲得できる可能性がある |
| 〈人究のジオグラフ〉 | 20 | 冒険者技能用アイテム | 17,800 +50名誉点 | 命脈点を獲得するとき、追加の人の命脈点が獲得できる可能性がある |
| 〈人智の指輪〉 | 18 | 装飾品:首 装飾品:手 | 2,400 +20名誉点 | ビルズの聖印、流派【命人脈読法】を使用可能にする |
秘伝
《命力の集い》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 主動作型
- 前提
- なし
- 限定条件
- 〈人智の指輪〉
- 使用
- ジオマンサー技能
- 適用
- ―
- リスク
- ―
- 概要
- 人の命脈点+1
- 効果
術者の周辺に満ちている、人の運命力を収束させます。
この秘伝の使用者は実際の戦闘時に主動作として行います。使用したら、秘伝使用者の人の命脈天が+1されます。
《天地双象》
- 必要名誉点
- 30
- タイプ
- 独自宣言型
- 前提
- 〈相克の標的〉
- 限定条件
- 〈人智の指輪〉
- 使用
- ジオマンサー技能
- 適用
- 1回の相域
- リスク
- ―
- 概要
- 1ラウンドに2回の相域を使用できる
- 効果
人相を含む相域の発動時、1ラウンドに2回の相域を使用できる。
この秘伝使用時、人相と同時に発動することが出来る相域は天相、地相のみに限られる。人相を使用することはできない。
《幾人の選定》
- 必要名誉点
- 50
- タイプ
- 常時型
- 前提
- 〈相克の標的〉、〈相克の別離〉
- 限定条件
- 〈人智の指輪〉
- 使用
- ジオマンサー技能
- 適用
- 1回の相域
- リスク
- ―
- 概要
- 相域の対象が3体になる
- 効果
人相を含む相域が発動している時、範囲内から対象が3体選ばれるようになります。
選ばれる3体は無作為で、同じ対象が選ばれることはありません。
相域の効果をキャンセルする場合、3体ともキャンセルするか、2体と1体にそれぞれ効果を与えるかどうかを選べます。