ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

ユリシーズ - ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

ユリシーズ

プレイヤー:じゅうたん

一人じゃ生きていけないんだ。文字通りね」

種族
アルヴ
年齢
17
性別
種族特徴
[暗視][吸精]
生まれ
操霊術師
信仰
“賢神”キルヒア
ランク
穢れ
1
9
4
12
5
9
14
5
12
3
成長
2
成長
0
成長
2
成長
1
成長
2
成長
4
器用度
16
敏捷度
18
筋力
20
生命力
10
知力
26
精神力
19
増強
増強
増強
増強
増強
増強
器用度
2
敏捷度
3
筋力
3
生命力
1
知力
4
精神力
3
生命抵抗
6
精神抵抗
8
HP
25
MP
46
冒険者レベル
5

経験点

使用
24,500
残り
1,590
総計
26,090

技能

バトルダンサー
5
プリースト(キルヒア†)
5
セージ
5
コンジャラー
4

一般技能 合計レベル:12

エンチャンター
5
プロスティチュート
5
ハウスキーパー
2

戦闘特技

  • 《必殺攻撃Ⅰ》
  • 《魔力撃》
  • 《魔法拡大/数》
  • 《変幻自在Ⅰ》
  • 《鋭い目》

秘伝

  • 《戦域魔導術アンナマリーア》
  • 《戦域魔導術ベロニカ》
  • 《応戦》

練技/呪歌/騎芸/賦術

  • なし

判定パッケージ

セージ技能レベル5 知識 9
魔物知識
9
先制力
0
制限移動
3 m
移動力
18 m
全力移動
54 m

言語

会話読文
交易共通語
魔法文明語
汎用蛮族語
魔神語

魔法

魔力行使
基準値
ダメージ
上昇効果
専用
コンジャラー技能レベル4 操霊魔法 8 8 +0
プリースト技能レベル5 神聖魔法 9 9 +0
技能・特技 必筋
上限
命中力 C値 追加D
バトルダンサー技能レベル5 20 7 8
武器 用法 必筋 命中力 威力 C値 追加D 備考
ヘビーメイス 2H 15 +1=8 30 12 8
技能・特技 必筋
上限
回避力 防護点
バトルダンサー技能レベル5 20 8
防具 必筋 回避力 防護点 備考
呪演の舞踏服 1 +1 1
合計:バトルダンサー/すべての防具・効果 9 1
装飾品 効果
ロッセリーニの調声器
右手 聖印
左手 魔法の発動体
所持金
13,990 G
預金/借金
G

所持品

冒険者セット
魔法の発動体
聖印
ヘビーメイス
テント(4人用)
着替え(2週間分)
水着
ロッセリーニの魔導筆

名誉点
64
ランク

名誉アイテム

点数
秘伝40
古モルガナンシン王国式戦域魔導術入門50
ディアボロテナントの顔見知り0
ロッセリーニの魔導筆20
ロッセリーニの調声器20
連携技術作成0

容姿・経歴・その他メモ

生まれの話

アルヴと人間の両親から生まれ、大きな町で育った。
親は冒険者だった。
いつか自分も冒険者になるのだろうとうっすら、ほんの少しだけ思っていた。
親は冒険者として優秀だった。
アルヴの父は特に冒険者として優秀だった。
最初は誇らしかったのを今でも覚えている。
強く、優秀で、みんなを守れる人だった。
町を守ってる姿は特に好きだった。
優秀が故に、危険な依頼に行くことが多かった。
そうして、自分が五歳になった頃、父は死んだ。
死んだと言われた時は実感が全くなかった。
死ぬはずがないと思っていたから。
荷物もひとつもなく、ただ母と自分とお金だけが家に残った。

過去の話

母と二人暮しになったが、お金だけは沢山残してくれていたので生きるのに不自由はなかった。
父に似て容姿がよく、それなりに不自由はなかった。強いて言うなら、父が居なくなった事で周辺住民は、気味悪がるのを隠さなくなった。
父がこの町を守っていたから、生きやすかっただけで、父が居なくなってからは肩身が狭かった。
生きているだけで母を苦しめていると知った。
母はそんなことを決して言わなかったが、自分がそんな風に考えているのをどこで知ったか、おかしくなってしまった。
母は成長する自分を父に見立て、自分で慰めるようになってしまった。
最初はこれが何か分かっていなかった。望まれるままに母の言う通りにした。
これがおかしいのだと知ったのは、十二の頃だった。
ただ、それでもおかしいと分かっていても、母がいなければ生きていけなかった自分は、そのまま暮らしていた。
何の希望もなく、ただ金があるだけの生活。
金があることが分かっていて、平和が続く訳もなかった。
十四になった頃、家に盗賊が入った。
魔法の勉強に図書館に行っていて、たまたま家にいなかったから自分は無事だった。
けれど、母は息絶えていた。腹部からは真っ赤に染っていて、床は血の水溜まりが中途半端にかわいていた。腹に何度も刺された刺し傷があった様で、母が何度も抵抗したのが想像できた。
家と金を失ってからは、町を出て、ハーヴェスに生き、培ってきたもので日銭を稼ぐようになった。
ただ、今日も死にたくないまま、死ねないままのいつもの日々を過ごす。

現在の話

ハーヴェス王国下町、薄暗い路地裏、その行き止まりの手前、そこには一人の青年が眠っている。
そんな噂がある。その青年は誰とでも眠るらしい。
その青年はいつも格好に似合わない毛布と、場所に似合わない綺麗な格好、そんな二つの特徴を持っていて、黒目の中に赤目、そして極端に白い肌をしているらしい。
あるものはマナを吸われた、だとかガメルの代わりにそんな要求をされた、なんて言うものもいるらしい。それによって魔物なんじゃないか、というものまでいるらしい。
ただ、何にせよ、その優れた容姿から、いい夢を見せてもらえる。そういう噂が立ち、客足が途絶えないらしい。
特に、男でも女でも種族がなんだとしても相手を選ばないんだとか。
その噂に誘われてか、また一人客がやってくる。

出会いの話

オレンジ色が空を染め、街灯のない薄暗い裏路地の先、誰も来ない行き止まりに誰かやってくる。
気配に気付いてはいる、がその後のことを考えて、声を掛けられるのを待つ。客で無ければ、迷子人、ただの人族であれば、姿を見て逃げるだろう。
逃げなければ、僕に何かを求めている客に違いない。営業時間前ではあるが、珍しくもないことだ。
寝たフリをして反応を見る。
来た人間は、ただこちらを見ても何ともなさそうで、行き止まりに驚いてる。
客人ではなく、迷い人だろう。だとすれば、話しかければ怯えて逃げるだろう。だから、寝たフリを続ける。
迷子の女性はただ、そこにいる。挙動不審、とも言える。これなら逃げられる程度だろう。
話し掛ける、営業の、他愛のない話。
声をかけられた女性は、びくりと体を跳ねさせる。要領を得ない返事に、応対していると、気を失ってしまった。
どうしてこんな所に来たんだろう。この下町じゃごろつきだって多い。僕が話しかけなくたって、気絶していただろう。危険な場所に迷い込むなんて、変な人だな。まあ、客をとる手間が省けていいか。
そう思いながら、僕は倒れている女性を担いで、下町のハズれの宿に泊まる。まだ、日が完全に落ちきる前だった。
一仕事を終えて、浴室に入る。シャワーから流れる水で頭を整理しながら、身を清めていく。
全てを終え、一人床で眠る。

窓から東日がかかる前に、目が覚める。まだ暗い部屋で一人準備をする。そうして日が完全に上がった頃には、出る準備ができていた。
いつもなら、特に気にせず部屋を出て、いつもの場所に戻る。ただ、足を止め出来心で声をかける。何故、こんな人間があんな所にいたのかと。
本人は起きて、自分の状況を理解していく。そうすれば質問に返事はない。会った時からそうだったが、話をあまり聞かないタイプの様だ。
好奇心はあった、どういう人間なんだろうと、自分を見てただ恐怖するわけじゃない、この目の前の不思議な生き物に。
なんでも冒険者で、ギルドに所属しているらしい。ここは危険だからと、ギルドまで案内することになった。

粗暴な人が、暴言が飛び交う下町を、安全な朝早い時間に抜ける。そこから赤い火を吐く竜の看板のギルドまで辿り着く。そこで分かれ、自分の仕事は終わった。
これからどうしようか、なんて独り言を呟く。また何か、興味深いものを探そうとウロウロしていれば、タビットの少女に話しかけられる。よく見れば先程の人間と、レプラカーンの少女がいる。
タビットの少女は、見た所世間は知ってそうだがそれでも力はなく、冒険者としては味方の補助をするタイプだろう。レプラカーンの少女はそもそも成人していない。手数で何とかするタイプだろうが如何せん力がなさそうだ。人間の女性、ナイトメアではあるだろうが、全体的にこう、攻撃的というか、耐久力のないパーティであることはわかる。見た目や性格に似合わないメンツだ、なんて思いながら、話を聞く。何より女性三人、と言うだけで充分危険だろう。そんなことが容易に想像がつく。ドラゴンファイアであれば面倒は見るだろうが、それでも、ギルドの外に出れば誰も守ってはくれない。
この三人からの、勧誘。少女達がどのような思いで冒険者になったかは分からない。それでも、この三人と一緒に居て、無事に生きて帰れるだろうか。誰か一人でも欠けないように、なんて理想は冒険者にはないだろう。けれど、そう願ってしまった。
勧誘を受けて冒険者になる。冒険者になるのがこの三人。まだ何も、冒険者の事を知らなさそうな、三人。自分が入るのさえ不安になるが、この三人をこのままにするのも、不安になった。初めての不安。
彼女らと冒険をする理由を、自分で作る。

冒険者になって、用意を始める。
最初の冒険の準備は青空市場バザールに連れていくことにした。
気のいいおじさんのいる店に案内した。大体なんでも買わせてくれるし、詐欺の商品もない、ほとんどが定価で売ってくれる人だ。
タビットの少女が前に出て、値切り交渉を始めた。心の中で応援していたが、つい口を出してしまった。薬草とくまのぬいぐるみをレプラカーンの少女にあげる。喜んで貰えたようでよかった。

準備ができれば森に向かう。
ゴダの森だ。ハーヴェスの西にある大きな森で、川を挟んだ向かいにある大きな森。
広く視界の端を越えて木が並び立つ。少し薄暗いが、空気が澄んでいて、人もよく来る。
国が近いこともあり守りの剣の影響で、近くであれば魔物もほとんど出てこない。
ただここで薬草を集めればいいだけ、だったが依頼の追加があり、新しく現れたという魔物を倒さなくてはいけなくなった。
森の入口で多数の足跡を見つけ、そのすぐ後に八人ほどの足音がする。
ガストの群れだった。
蛮族が多くの魔石から作り出し、命令し使役している。
その知識はある。実際に見たのは初めてだった。
初めてのこのパーティでの実戦、それだけで緊張感が走る。
先制を取ることができ、戦いは優勢だった。それでも数多く、ガストの攻撃を捌ききれない様子。ガストの手が、華奢な体躯を紙を切るように切り裂いていく。鮮血が、飛ぶ。
目の前で大怪我をする少女を見て、流れ、滴り落ちる紅い液体を見て、床に落ちたそれを見て、母親を思い出す。
すぐに攻撃より治療を優先する。
培った魔法は、死なないようにする為の魔法。まだ母親をあの時救えるかもしれないと思った、自分が魔法を使えればと覚えた、回復の魔法。
傷を癒せば、自身の動悸が治まるのを感じる。
この死にかけるかもしれないという怪我を、彼女達は、何度も負いながら、それでも進んでいく。
ガストを何体も作り出す何かがこの先にいて、その恐怖がある。その話をタビットの少女とした。それでも君達は進むという。
沢山のガストを倒し、洞窟へと進む。自分では気づかなかったが、タビットの少女や人間の女性にはここは暗かったらしい。
そうして進んだ先、明らかに強い個体のガスト、ガストナイトが立ちはだかる。それは、二人の少女にそれぞれ大怪我を負わせた。
自身にできることをして、何とか終わった戦い。それでもこれより強い敵が、この先にいる。
奥には魔石を握りしめ、頭に無数の蛇を這わせ、目を見るだけで体に悪寒が走り硬直してしまうほどの化け物。メデューサという怪物がいた。
メデューサを見続ければ、体が石になっていく。時間をかけて戦えば、このまま石になるはずだったが、レプラカーンの少女が、すぐに倒す。
レプラカーンの少女はこの森でずっと強かった。
蛮族の命令書と魔石を回収して、神殿へと赴く。

そこで石化と怪我を治してもらい、ギルドへと帰る。
ギルドでタビットの少女が依頼内容に触れる。そこは僕も思っていた。500Gにしてはきつい内容だった。
既に報酬は良かったが、それでも内容には触れるべきだっただろう。
800Gとそれなりの金額になった。それでも1950Gはかなり多いとは思うが。
命を懸けたにしては、安い気もする。
これが父親のやっていた冒険者、というものなのかと、心底自分の決断に後悔をする。
彼女ら三人と部屋割りなどを決めて、ギルドの酒場で食事をする。今回の冒険の話と次回の冒険の話を、語り合う。

町中での出来事。

早朝、陽の光もなしに目が覚める。
全員が気を抜いていることにさえ不安になり、部屋を見渡す。危険なんてないだろうが、それでも。実際に部屋には何も変化はなく、ただの杞憂で終わる。

少しずつ日が出てきて、部屋に朝日が差し込む。レイは一度起きたようだが、すぐに眠る。
少し気になり声をかける
目を覚まさせると、レクラも一緒に起こしてしまう。
起こした二人に朝食を取るかと聞く。その質問の時にホイミも起こしてしまう。
下に降りて、サンドイッチを5人分とミルクを4つ、酒を抜くのにいいスープを1つ、それぞれをお盆に持ち部屋へと戻る。
それぞれが出かける準備や、勉強をしていたようだ。レクラにはサンドイッチを2人分、ミルクを1つ、レイにはスープとサンドイッチとミルクを、ホイミと自分にはサンドイッチとミルクに分ける。各々が食事を済ませ、今日の予定を話し合う。
まずはレクラの装飾品を買う、ということになった。
だとするなら、下町の職人街か青空市場と言った所だろう。
交渉することを見据え、下町の職人街に向かうことになった。

下町の職人街で、あまり冒険者を雇うことのない、かつ腕と人のいいドワーフの装飾品店に向かう。
そこは、精巧な装飾を施し、自らの手で付与術をかける者たちの工房だった。
確か、工房の主の名前はルバルド、という名前だったはずだ。
早速能力増強の腕輪を見付け、レクラ、ホイミがそれぞれの能力を使って交渉をしていく。見事ホイミが煽て切り、能力増強の腕輪を300Gも安く買い取った。
商人としての才まで期待されるとは大したもんだ。
ルバルドとホイミが信頼関係を築き、握手をする。
その後、工房を出て、レクラが代金を支払う。

ホイミとレイが違和感に気づく。遠くの方から悲鳴や怒号が聞こえてきたらしい。下町らしさはあるが、それが向かってくるとなると話は別だ。この場から離れるのが先だろう。
急いで青空市場へと向かう。

青空市場で日用品を買いに行く。
様々な交易品が集まるここで、色々な国の衣装や衣服を購入できることもあり、着替えを買いに来た。
それぞれに声をかけ、着替えがあるかを聞く。レイ以外は持っていなかったので、三人のをそれぞれ2週間分購入する。
ホイミは調理セットと食器セットを4人分購入し、安く買っていた。
それぞれが買い物を終えると、依頼を見に行く流れになった。

冒険者ギルドの依頼では、緊急の依頼が兵舎から出ていた。何でも、下町で窃盗団による強盗被害が出ているようだ。
看板娘のリーナは、この依頼を受けることにとても心配していたが、ホイミは依頼を受けていた。随分と自信がついたんだ、と感心していると、この依頼を受けていいですか?と聞かれた。いや、もう受けただろ。

依頼を出している兵舎へと最初に向かう。
兵舎では入口にいる兵士に止められ、用件を聞かれる。強盗事件についての依頼と話せば、すんなり中に入れてもらえる。
兵士長程の階級の人に会わせて貰い話を聞くことができた。
何でも貧民窟の近くで事件が起きているらしい。
少し苦い顔をして、冒険者に依頼が言ったのはおそらく国が君達を力として信頼している、といえば聞こえはいいが、おそらくこの件に兵士や騎士を向かわせる気がない、とも言われる。
もしこの依頼を進めるなら、馬に乗っているやつと貧民窟では穢れ憑きも珍しくない。気をつけて欲しい、と念を押される。
兵舎から出て、スカウトギルドに行くか、現地調査かを相談する。どちらもこのメンバーで行くにはあまりにも、不安な未来しか想像できなかった。そんなことを考えていたら、多数決が終わっていた。現地調査だ。

貧民窟へ向かう。
そこは薄暗く人が文字通り床に落ちている。瓦礫や布や変わらない『物』としてある。気力も筋力も失われもう立つ力さえ残っていない人間もいる。今も明日も考えることはなく、死を待つだけの者たちの住処であり、終着点で、墓場。
一度自身もここで過ごしていたが、ここから抜け出せたのは運がいいだけに過ぎない。
ここについては詳しいつもりだが、それでも奥には一度も行ったことはない。行けば、恐ろしい者が住んでいるのは知っていた。
貧民窟の奥には穢れ憑きが住んでいる。有名な話だ。誰も奥には行きたがらない。
全員に離れないようにと言いながら、中へと進んでいく。
より暗くなり暗視がなければ何も見えないという所まできた。その先にオレンジの光が小さく揺れている。おそらくランタンの光だろう。
そこまで向かってみれば人工的に作られた穴があり、埃まみれの貧民窟には似合わないほど、塵が舞っていない。恐らく最近できた拠点だろう。

警戒しながらもその穴をゆっくりと進んでいく。
人工的な光が続いていく。音の反響で奥から何かが近づいてくるのがわかる。足音だ。
人影が複数。こちらが認識したということは向こうも認識している。逃げても、同じだ。
現れたのは人間の盗賊たち。初めて人間を敵として認識する。武器を持つ手が、小さく震えている。これから、自分たちは目の前の人間達を殺すことになる。
その不安を仲間に気取られないように、武器を大きく構える。
向かってくる悪意盗む者達から、何も奪われないように、立ち向かう。
一人、二人と殺し、気絶しているだけの者さえ、しっかりと息の根を止めていく。生きている者を殺す感覚は知っている。魔物たちで何度も経験していたから。しかし、自分達に姿が似ている人族を、同じ言葉を話す人間を、殺したのは初めての経験だった。母を奪われた自分が、盗賊を殺した時に何か思うかと思ったが、気分が晴れることはなく、むしろずっと不快感だけが付き纏う。死したはずの物言わぬ肉塊が、こちらを見ているような錯覚に襲われる。そんなことは、ありえないはずなのに。

馬に乗っている者、死して生者を恨むもの、それらさえ退け、最後にいたのは、ハーヴェスに存在する家紋の鎧に身を包んだ元騎士の男と、この盗賊団の首領と思しき人物。
ホイミが煽り、それに乗せられた首領が物陰に隠れていた盗賊達を呼び出す。
形成は明らかに不利、このまま戦えば、全員の命はないと言ってもいい状態だ。どう見ても騎士は手練であることに疑いようがない。
しかし、騎士の様子を見れば、何とかする糸口が見える。
自分の立場では難しそうだ。何とかホイミか、レイが気付いてくれれば、そう願う。もし、それでもダメなら自分が、時間だけでも稼ごう。その間に逃がすくらいは、できるだろう。そういう方向の交渉なら、乗せれるはずだ。

ホイミと話し、レクラと相談しながら決まった説得を遂行する。レクラが一言、助けて、と言うと、緊張が走る。元騎士の傭兵は一言、契約の無効を告げた。
上手くいった。胸を撫で下ろすが、ここからが戦闘だ。逃げずに戦わなくてはいけない。目を逸らしてはいけない。一人、頼もしい味方が増えたが、やはりレクラがその場を圧倒していった。主戦力は彼女であることを、再認識する。

全てが片付くと、残った物と、その場にある物達についての話になる。傭兵の手持ちの物と、ここにある10000Gのうちの半分を交換して欲しい、という事だった。仲間が快諾したので、それ以上は何も言わなかった。
その後、傭兵と別れ自分たちも帰路に着く。

ギルドに戻り、報酬についてまた話をする。今回の報酬は前回よりもかなり多い。この金額をこの時点で受け取れるのは、凄いことだろう。命の価値、それについてはまた考える必要があるが、置いておいて、やるべき事を考える。
汚れた服や体をまずは清潔にするように伝え、自分も外で洗ってくると言う。
身体と服を綺麗にした後は、武器屋に頼んでいた武器を受け取り、ギルドに戻る。

人を殺した感触がずっと、残り続けている。目を閉じればまだ、光景がそこにある。
それから逃げる様に、長い一週間を、始める。

近隣の森に現れたトカゲ

罪から逃れるように、たまに食事や睡眠を忘れながら、武器に付与術を施していく。
ホイミやレイも作業をしていて気にしていなかったが、レクラに応援してもらい、何とか一週間で仕上げ切る。
出来上がった頃には、自身が死に近づいていることさえ忘れていた。

起きたホイミに声を掛けられ、自身がやつれていることを指摘される。顔色が相当悪かったようだ。ホイミからマナを受け取り、調子を取り戻す。
その後に完成品を見せ、レクラに渡す。
喜んで貰えたようで、何よりだ。これが、僕らの命綱であることを隠し、託す。こんな小さな少女に託すことしかできない歯がゆさをも隠すことしかできない。
ホイミに食事にしようと言われ、一緒に行こうとしたが、階段が彼女には急であることを理由に、一人で降りる。

降りれば噂話が聞こえてくる。最近魔物の出現が多い、らしい。
軽く依頼書を覗いてみれば、どれも討伐依頼ばかりだ。
この事も伝えておこう。そう思って食事を持ちながら三人の元へ行く。

食事を三人に渡し、先程聞いた話をする。
直ぐに、準備を済ませ、全員で依頼書を覗く。
今回は、川に現れるトカゲについてだ。
トカゲの魔物について心当たりは幾つかあるが、それでも嫌な予感は拭えない。
受付に依頼を渡せば案の定心配される。
依頼については心配されてばかりだ。
それでも、依頼については受けようと思った。討伐依頼が多いので、どれもあまり難易度は変わらなそうなのと、蛮族の命令書について気になっていたからだ。

三人と一緒に森の中にある川に向かっていく。
ゴダの森は相変わらず平和だ。
角の生えた可愛らしいうさぎ達が現れ、レクラが可愛がっている。微笑ましい光景だと油断していた。
ホイミがそれはアルミラージであると気づく。
油断させて、怪我をさせに来る魔物がいる、そんな当たり前の事実を見落としていた。
レクラに指示を出したホイミへの敵対心が高く、彼らは何かを考えているのだろうか。
そんなことを考えながら、見た目に惑わされつつもなんとかアルミラージを退け、森を進んでいく。
川まで先だが、ジャイアントリザードと、グレイリンクスに出会う。
何かに追われるようにやってきていた彼らはこちらを見るとやはり、ホイミへの敵対心がある。
タビットに何かあるんだろうか。

そのまま川へと進むが、言われていたトカゲたちの姿は見えない。
一度下流まで降りるがやはり何もない。
上流の方を見れば、リザードマンが三体と、ベアラーが一体。
そのまま向かうかの相談をして、一度川から誘き出すことを決める。
森の方から彼らを襲撃し、見事川から離すことに成功するが、ベアラーの姿がない。
おそらく仲間を呼びに行っただろう。

すぐにリザードマンたちを片付け、罠を張る。
ロープを足元に張り、草で足をかける罠を作り、石を転がす。
これだけで地を歩く生き物は、戦うのがキツイだろう。
自分たちはウィングフライヤーで、有利に戦う。殆どの蛮族は地に足をつけているから、特にきついことはないはずだ。
しかし、来る方向を絞るために、木の枝を周囲に撒いておく。自分たちの方角に寄せるのにも使える。
そして、全員の姿を隠し、レクラは透明化の用意をしておく。
全員の準備が整い、相手が来るのを待つ。

木の枝が折れる音が聞こえ、こちらもその音を鳴らす。
こちらへ誘導し、罠だと思っても入らざるを得ない状況にする。
問題は、上にいるディアボロだ。あれは階級は間違いなくテナントだ。自分たちが束になっても相手になるはずがない。それは、まるでゲームを見る子供のように、楽しそうにこちらを眺めている。

目の前のリザードマンと、ベアラー、ボルグヘビーアームをやっとの思いで倒す。上にいるディアボロは特に涼しい顔を崩さず、こちらを興味深そうにみている。
思っているよりこちらの空気は重い、しかし向こうが殺す気なら既に全員が死んでいる。
ホイミは言葉を慎重に選び、撤退を選ぶ。
ディアボロの顔つきが変わる。
ここで気付く。おそらくこの場では逃げられる。ただ、次はない。
苦し紛れだが、賭けに出る。
一つの質問で。

彼の好奇心を引くことに成功し、ホイミも無事に交渉を成功させた。
次の依頼に話をつなげ、最悪の事態からの回避を何とか行う。
何を考えているか、そこを見なければ、より悪い状況になる。
この三人の無事を最優先に考えるならば、必要なものが多すぎる。
次の依頼までに、間に合わない。
今は依頼を大人しく受けつつ、向こうの考えを知る必要がある。
ホイミと上手く協力できればいいが。

ディアボロからの依頼

朝、陽の光が入り込み始めた頃、目を覚ます。
衣擦れ音がして横を見れば、ホイミも同じ時間に目を覚ましたらしい。
ホイミと二人起こさない声で、今日の予定の話をする。
昼にはディアボロとの邂逅、朝には今回の依頼の準備をしたい、と。
仕事の話はみんなでしたいが、起こす訳にもいかず、と二人で悩んでいたら寝起きらしき、子供の声がする。そちらの方を見ればレクラが起き、それに釣られてレイが起きていた。
食事はせっかくだから作ろうか、という話になった。
食材を買うついでに、装飾品も買おう、ということで職人街から、青空市場へ向かうことになった。

朝の下町は昼間や夜と違い、静寂に包まれている。小鳥の声さえ聞こえるこの職人街で、腕輪の看板を掲げているルバルドの工房に四人でやってきた。
熊の爪と指輪を買う、その交渉をホイミがしている。
その時の会話で気になる話をしていた。
最近物騒で、街にもゴブリン等の魔物が入ってくるようになっていたらしい。
青空市場でも同じような話を聞く。
入ってきているのが、ゴブリン程度ならいいんだけどね。何かが動かしているなら、別の密偵が入ってきている可能性を考えてしまう。

全ての準備を整えて、ディアボロに会いにいく。
ディアボロは最初の実質的な前金としてミスティカルリーフを渡してくる。聞く限りでは何かが研究していた、らしいが。おそらく魔法の研究であれば、バーバヤガーとヴァンパイアだろう。

依頼の内容は、蛮族達の討伐。
わかっていた内容ではあるが不審だ。
もちろんホイミもそう思っていたようで理由を聞く。
話を聞けば300年は確実に生きているようで、大破局と魔動機文明時代を生き抜いていたようだ。
そうであれば納得できる部分がある。また、なぜ負けたか、という話をしていた。ディアボロという種族は勝ちに拘る種族だ。その為に本来協力しないはずの種族を全て纏めあげたこともある。勝利への実直さ、執念、負けないことが一番のプライドである種族の、目的。目的はおそらく、生き残り続けること。それも自分だけではなく、自身の仲間も含めて。自分だけ生き残るだけなら恐らくこんな回りくどいことはしなくていい。守るための仲間と部下が別にいるはずだ。

ディアボロと協力して、策を練る。
彼としてはなんでもいいようだが、被害もリスクも最小限にしたい。その考えはホイミも同じようだ。
まず、使えるものはディアボロの指示、それとディアボロから貰ったもの。おそらく今回はどうディアボロに指示をしてもらい、撃破するかを考える必要がある。

少数には分けて貰えそうだ。問題はどこに配置させるか、街道を提案される。よくある蛮族への命令だろう。妥当ではある。妥当ではあるが、困る。
どこか、困らない場所に分けさせよう。それこそ目印になるような場所を調べさせる。洞窟やもう使われてない建物等を。
それをディアボロに提案すれば、ディアボロがそれぞれの場所を教えてくれ、そこに魔物を配置してくれることになった。

それからはトントン拍子で事が運んだ。ほとんどレクラとレイが魔物を片付けていて、見ていただけだった。
すぐに片付けて、戻れば約束通りディアボロから報酬を貰う。
見合った金額と、見せれば分かるらしいナイフを貰った。これを見せれば彼を知ってる魔物には手を出されないんだとか。生き残るのには使えそうだ。
色々と良くしてもらって解散する。
これで何事もなければ、いいんだが。

森の中で出会う人

朝、珍しく遅く起きる。
起きた時には既にレクラとレイが起きていた。
ホイミが一番遅いなんて、珍しいこともあるものだと思いながら起きる。

起きてから今日の予定の確認。
最近のルーチンになっているように感じる。
薬草の購入予定を話し、全員に魔法印を刻む。
準備ができれば買い出しに向かう。

薬草の購入の時に、なにか悪いことでも起きるんじゃないか、と店員に心配される。
どうやら、魔物の出現が激化しているようだ。
忠告に感謝して、そのまま自炊用の食料を購入する。
最近パーティで自炊の練習をしているので、それなりに味も良くなったように感じる。

ギルドの受付で、いつものように依頼を受けようとして心配される。慣れた光景だ。ただ、心配には魔物の出現の激化と、ディアボロの出現も、起因しているようだ。また、気をつけなくてはいけない。

ハーヴェスを出てすぐ、森の中の街道で馬車の後を見つける。こんな危険な時に馬車が出ているなんて、正気ではない。そんな話をしながら走って追いかける。ホイミがきつそうだか、レクラが先頭へ走り、奥には如何にも豪華な装飾の襲ってくださいと言わんばかりの馬車が、ゴブリンに囲まれているのを見つける。

すぐに片付けて話をすれば、一人の人間が御者をやっているのがわかる。見たところ燕尾服を着ていていい所の執事であることはわかる。やや軽薄そうな人間だが、それ以外に特別おかしな点はない。強いて言うなら一切の何の変哲もない一般人であり、この森ではすぐに命を落とすだろうということだ。
彼と話をするが全く要領を得ず、主が言うからこのまま森の中に入るのだという。
レクラによればこの先の目的地には明らかに、この御者では対応できないだけの魔物たちがいるらしい。
どう考えても自殺行為でレクラは完全におかんむりだ。

そんな中、姫さまと呼ばれれていた、馬車の中の一人の豪華な装飾を身に纏った女性が出てくる。
女性の言い分はこうで、流行病が起きてしまい、このままではいけないと、森の魔女から薬を貰いに来た、ということだ。
そこでホイミは自分たちが護衛をすると、名乗りをあげる。それに馬車の女性は、快く了承する。

向かおうとしている森の中での戦闘は危険である、という話をすれば馬車の女性は四人に魔法をかけてくれる。
どれ程の効果の魔法なのかは、戦ってすぐにわかった。
強力な魔法で、まるで自分達がミノタウロス達と同じ強さになったかのように感じられるほどだった。

次の冒険の話

履歴

呼び名レクラレイホイミ
リンクレクラ・ネクリアレイ・ベルベットホイミ
印象元気話を聞かないコミュ障
心配な所1人でどこかに行かないかあまり考えない心配性
役職メインアタッカー範囲アタッカーリーダー
今の印象強いどこかに行ってしまったたまにやらかす

セッション履歴

No. 日付 タイトル 経験点 ガメル 名誉点 成長 GM 参加者
キャラクター作成 6,000 1,200 0
1 7/12 あさのひざし 1,900 1,950 26 知力
たっくんぬいさん蛇ちゃん
2 7/15 町にもある危険 1,500+890 3,250 24 知力
たっくんぬいさん蛇ちゃん
ハウスキーパー+1
3 7/17 近隣に現れたトカゲ 2,350 1,500+360 34 筋力
たっくんぬいさん蛇ちゃん
エンチャンター成長P+2
4 7/27 ディアボロからの依頼 4,080+200 3,940 50 精神
器用
たっくんぬいさん蛇ちゃん
ハウスキーパー成長P+1
5 11/13 森の中で出会う人 4,680 16,600 46 精神×3
たっくんぬいさん
ハウスキーパー成長P+1(合計1)
6 12/12 新たな依頼 4,490 8,000 14 筋力
生命
器用
たっくんぬいさん
取得総計 26,090 36,800 194 11

収支履歴

冒険者セット::-100
魔法の発動体::-100
聖印::-100
ヘビーメイス::-330
ポイントガード::-100
テント(四人用)::-250
食事代::-100
食事代::-15
着替えセット(2週間分)::-30
アイアンボックス::-1300
魔法の武器化::-3500
食事代::-15
水着::-20
もぎ取りの羽角::-1500
ロッセリーニの魔導筆::-2000
ロッセリーニの調声器::-1000
ロッセリーニの印形絵具::-400
ポイントガード::+50
相互フォローの耳飾り::-12000

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