ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

水晶式流派秘伝評論誌 - ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

水晶式流派秘伝評論誌

基本取引価格:100(1冊)
知名度
8
形状
カテゴリ
冒険道具類
製作時期
現在
概要
様々な流派の評価が書かれた本
効果
フェイダン博物誌
アゴウ重槌破闘術

減算型全力攻撃と純粋な打点強化できる魔力撃を庇護する秘伝
《全力》変化型は防護点が高いキャラ限定ながらイーヴァルとほぼ同等の打点出力を誇る。
《禍津・罪打ち》も穢れ持ち種族限定とはいえ基本出力を上げる秘伝である。

世界観概要

【アゴウ重鎚破闘術】は、蛮族に伝わる闘技を源流とした流派です。開祖であるダークトロールのアゴウは、蛮族でありながら、「より強い敵と戦う」ために、人族の側についたダルクレムの神官戦士で、数々の武勲から、人族の社会に受け入れられ、現在はアイヤールに居を構え、弟子たち――決して多いとは言えません――に技を伝えています。
「死中に活を求める」が、【アゴウ重鎚破闘術】の真髄であり、自らが傷つくことをわず、重く大きな武器をいかに力任せに敵に叩きつけるか、それに集中した技を税伝としています。
その特性から、この流派の使い手は、武器として〈ウォーハンマー〉の使用を好みます。

岩流斧闘術アズグラック派

刃クリ防護無視できる貴重な全力攻撃変化型秘伝の1つ
回避ペナルティは相応に重いがアックス版ヴァルトとして頑張っていける。
《岩斬/岩斬両断》は…強いんじゃないでしょうか…

世界観概要

 ドワーフの王、“破岩斬”アズグラック・ストンブレイが細み出した、斧を主武器とした戦闘術です。
 岩流とはそもそもフェイダン北西の、今は亡きドワーフの王国に伝わる古き武術であり、偶然みつけた古文書を元に試行錯誤の末復興したのがアズグラック派である……と彼は説きます。
 その真偽は定かではなく、オリジナルの武術に箔をつけるためにそう称しているのだと揶揄するものもいます。しかし、戦いにおける有用性は否定できるものではなく、ドワーフの間では比較的ポピュラーな武術として定着しています。
 その真髄は無機物の破砕点――もろい部分や弱い部分――を見抜く眼力と、斧の扱いに特化した体捌きにあるとされ、達人は斧でもって大岩を粉砕したり、両断することができると言われています。
 現在、流祖であるアズグラックの行方はようとして知れず、時折ふらりと現れては見込みのある者に岩流の手ほどきをするとまことしやかに囁かれています。彼の弟子の中には町道場を開いているものもあり、ドワーフのコミュニティーが存在すれば岩流を学ぶことはそう難しくありません。(ダークドワーフ?知らない種族ですね)

リシバル集団運槍術

転倒をギミックに色々する槍流派
横転蛸足絡オクトパスタングル大転象鼻旋エレファントスイング崩衡鰐尾撃アリゲーターヒットで相手を転倒させ、雷速鶴嘴貫クレインストライクを通すのが基本で比較的完結している。
ただし、全力変化の転倒手段のためだけに自分以外に転倒手段がなければ意味がないのが現状

世界観概要

【リシバル集団運槍術】は、近年になってアイヤールで生まれた槍術です。対蛮族の戦場での運用が前提であり、小集団で闘うことを想定した体系です。仮想敵である蛮族が、魔法を始め、多彩な戦闘手段を駆使してくることを考慮し、いわゆる単純な密集体型での突撃ではなく、さまざまな連携で敵を崩してしまうことを旨としています。先手必勝の思想から、防面はおろそかになりがちです。
 習得には、アイヤールにあるいくつかの道場か、もしくは、軍隊に学ぶ必要があります。

アードリアン流古武道・メルキアノ道場(BM再録)

バトルダンサーでは比較的有用な疑似強化投げ
そして、2.5サプリのみでは唯一の転倒薙ぎ払い秘伝
問題はリルドラケンでもなければまともに扱えない点なのだが…
飛行投げはドルイドで踏み倒せるようになり、テイルスイングはそもそも採用する場合【ドラゴンテイル】を使う関係で意外とデメリットにならない。
流派装備もそこそこ硬いグラップラー防具というそこそこ有用な防具

世界観概要

【アードリアン流古武道】は、かつてフェイダン地方にあったリルドラケンの里・アードリアンに伝わっていた、格闘術です。リルドラケンたちに特化した、翼や〈尻尾〉を利用した格闘術を特徴としていました。〈大破局〉によって、アードリアンの里は滅亡し、そこのリルドラケンたちも、ほとんどが生命を落としました。【アードリアン流古武道】も完全に受け継がれることなく、かろうじて生き延びた者が、断片的に伝えることになります。そうした伝承の断片に触れ、この古武道に惚れこんだのが、人問の格闘家にして練体士メルキアノでした。メルキアノは各地を巡り、【アードリアン流古武道】の技術を伝えるものを探し出し、集めた情報を元に、自らの手で新たに体系化したのです。
 メルキアノは、《集いの国リオス》のラスベートに道場を開き、弟子を取りました。現在、【メルキアノ道場】は、彼の意志を継ぐ弟子たちによって運営されています。道場は、一般会員から授業料を徴収していますが、それとは別に、名誉会員を認定しています。名の通った武術家に声をかけ、無料で自分たちの技を伝えて使ってもらうことで流派の名を高める、広告塔となってもらうのです。
 プレイヤー・キャラクターが名誉点を消費して入門し、秘伝を得るのは、この名誉会員に相当します。
この流派は後述するエルエレナとともに「そっちが行くならこっちも」といった形でアルフレイムに弟子が渡ってきたと予想されます

イーリー流幻闘道化術

逆挑発と回避可能なかばうを行う秘伝
これで受ける時のダメージを的確に分散させつつ的確に立ち回れる
流派装備も非常に扱いやすいため、一考の余地あり

世界観概要

 放浪のグラスランナー剣士、イーリーがフェイダンの地で完成させたという奇抜な闘術です。
 まるで道化のように奇抜な動きで相手を翻弄し、戦いをコントロールします。集団戦闘の中で、小柄なグラスランナーが生き残るために編み出したと言わていますが、単に相手(と仲間)をおちょくっているうちに編み出されたとも噂されています。
 この闘術は、《年輪国家アイヤール)を中心に、多数の者が伝承し、思い思いに技を伝えています。現在の宗主は、 アイヤールの一節に住まうタビットの軽戦士で、彼のお墨付きを得れば、伝承者から個別に秘伝を教授してもらうことが可能です。

エルエレナ惑乱操布術(BM再録)

いかにもバトルダンサーで使ってくださいというテコ入れがされた流派
美しき舞に惑えセル・コンフンディード・コヌン・ボニート・バイレはその強力加減から、一部では特定の組み合わせでのみ禁止というところも
プレコグが悪いよプレコグが
どうでもいいけど、2.0、2.5ともに挿絵がえっちでいいと思います。

世界観概要

【エルエレナ惑乱操布術】は、魔動機文明時代に、モルスタッド山脈北西域に存在していた小国に生まれたとされる武術です。大きな布を武器と逆の腕で持って広げ、盾のごとく前にかざします。それによって、自身の身体の位置や体勢を悟られず、敵を攻撃する技を得意としています。派手な立ち回りが闘技場で人気を博した、見せるための武術の側面を強く持っています。
現在の継承者は、《集いの国リオス》にあって道場を開き、この技を教えています。派手さが人気を呼ぶ一方、見た目に反して、訓練は厳しく、脱落者が続出します。そのため、技量の確かな道場主及び上級指導員と、素人に毛が生えた程度の一般道場生とに二極化しており、道場は、体裁を整えるために、名誉会員を募っています。
 同じくリオスにある、【アードリアン流古武道・メルキアノ道場】(⇒PH23、BM64)との対抗戦が、すっかり助っ人同士の争いになってしまい、失笑を買ったことがあるのは、両者にとって苦い経験です。
この流派は前述するアードリアンとともに「そっちが行くならこっちも」といった形でアルフレイムに弟子が渡ってきたと予想されます

ギルヴァン流愚人剣

牽制攻撃変化型ながら打点上昇もできるそこそこ優秀な秘伝
リスクも基本回避すれば問題無しと非常に扱いやすい
必中物理?関係ない、死ね

世界観概要

【ギルヴァン流愚人剣】は、〈ガン〉の隆盛と、長い平和により、戦場の技としてではなく競技としての剣術が盛んであった魔動機文明時代末期に、“剣聖”とも“愚者”とも呼ばれたゴッドリード・ギルヴァンが編み出した剣術です。
 隙を見せるどころではなく、敵の眼前に急所を晒して、動揺や逡巡を誘い、生まれた一瞬の隙を突いて雷光の如き一閃で敵を仕留める捨て身の剣。それがギルヴァンの至った剣の奥義でした。
「しょせんは命が保障された競技剣術だからできる、実戦では使えぬ愚者の剣術だ」と馬鹿にされ続けました。もっとも、それらの声に対し、ギルヴァンは「なるほど我が剣は患者の剣よな」と、飄々とした顔で自らの流派を【愚人剣】と名づけたというのですから、相当な変人だったのでしょう。
 ギルヴァン流の評価が変わったのは、〈大破局〉における蛮族の侵攻に際してでした。故郷であるリオス地方を守るため、ギルヴァンは少数の弟子とともに蛮族軍と戦い、数々の武功をたてました。最後には逃げ遅れた母子を庇い、全身を無数の矢や槍で貫かれながらも、ブラッドトロール相手に一歩も引かず守りきった末に果てたと伝えられています。
 生き残ったギルヴァンの弟子によって、現在も【ギルヴァン流愚人剣】は伝えられています。今では、英雄的な最期を遂げた開祖の物語のおかげもあり、リオスでは比較的よく知られている流派です。ただし、敢えて身を危険に晒すその戦法から、極めるまで修める者はあまり多くありません。

ネレホーサ舞剣術

ギルヴァンと違い、こちらは回避ペナのかわりにC-1が得られる
ビルドによってはペナルティがきついものの必殺攻撃と併用できるC-1は流石に強力
流足直突君は話しなくていいよ
《舞剣虚撃/舞剣幻打》は命中+1する挑発攻撃
ここぞというときに当てよう

世界観概要

【ネレホーサ舞剣術】は、魔動機文明時代に栄えた武芸です。その名前の通り、舞うような体捌きを特徴としており、華麗に剣を振るう軽戦士たちの逸話が伝わっています。一見、優雅に見えながら、その実は、刹那の切り返しの速さが身上で、敵の虚を突く技に長けています。剣を主に使う武芸ですが、その秘伝は、他の武器を使うときにも利用可能です。〈大破局〉によって道場は破壊され、伝承者のほとんどは死に絶えました。しかし、辛うじて生き延びた道場主の縁者が、《年輪国家アイヤール》の《鉄穀領》(⇒PH62)に居を構え、技を伝えています。
 現在の継承者本人の技量は、さほど高くありません。教えを請うものには、丁寧に流派の運足を教え、彼ら自身がそれを反復練習して身に着ける形を取っています。

ドーザコット潜弓道

影矢変化は非常に優秀、それ以外はクウェランでほぼ事足りており、
基本上位秘伝のメリットをあまり活かせないのが現状

世界観概要

【ドーザコット潜弓道】が生まれたのは、〈大破局〉の混乱期です。蛮族から逃れ、街を捨てて深い森に逃げこんだ者たちが編み出したとされています。
 一世を風靡した〈ガン〉も、文明の恩恵あってこそのものでした。弾丸の供給すら絶望となった中、原始的な武器である〈ボウ〉に頼らざるをえなくなったのです。そこで発生したのがこの弓術であり、ゲリラ戦を想定し、森に潜みながらの奇襲を念頭に発展していきました。
 現在は《年輪国家アイヤール》の《鎮森領》モートンに道場が置かれています。世は、再び〈ガン〉が脚光を浴びる時代へと進みつつあり、この道場もすっかり寂れてしまいました。道場主とわずかな弟子たちは、深い森の中に住居を構え、秘かに集団生活を送りながら、修練に励んでいます。

マルガ=ハーリ天地銃剣術

非常にぶっ飛んだ最大値とそれを実行するための莫大な経験点を要求する秘伝
軽く見積もってもABB並行上げと非常に重たく、実用化があまり行えない流派
ただし完成したときは一種の達成感を得られるだろう、聞いてるか即応弾

世界観概要

【マルガ=ハーリ天地銃剣術】は、魔動機文明時代に発祥した武術です。開祖ハーリは、名を馳せた剣豪でしたが、その彼が、〈ガン〉の威力を目の当たりにして驚き、自らの剣術と組み合わせようとしたことが、この武術の始まりです。
 彼に〈ガン〉の手ほどきをしたのが名射手マルガであり、ハーリは、この親友にして師の名前ももらい受けて、流派の名称としました。
〈ガン〉を天に、〈ソード〉を地に構える、「天地の構え」が、この流派の基本姿勢です。この構えから、極めて素早い動きで敵を翻弄し、恐るべき速さで攻撃を繰り出すことが、この武術の特長となっています。
【マルガ=ハーリ天地銃剣術】は、魔動機文明の都市ヤーリカルハイドに主道場を構えていました。〈大破局〉を生き延びた伝承者は、その遺跡の上に建てられたカイン・ガラに再び道場を構え、現在に至っています。開祖以来の伝統で、この流派は、非常に格式を重んじます。ある程度の技量と名声を示したものでなければ、入門を受け付けてくれません。
 この流派への入門には、名誉点の消費の他に、戦闘特技《両手利き》を習得していることが必須条件です。
【マルガ=ハーリ天地銃剣術】は、片手に〈ソード〉、残る片手に〈ガン〉を構えるのが基本です。〈ソード〉を構えるべき手には、それ以外のカテゴリの近接武器を構えていてもかまいませんが、残る一方の武器は〈ガン〉に限られます。

ライロック魔刃術

こちらは魔力マルアクを主軸にした流派で魔法戦士なら扱いやすい流派の1つ
やはり魔法文明の流派と呼ぶべきか、性能が破格
タンクなら持つべき魔力撃派生やぶっ飛んだ流派装備が存在する。
これで魔法文明だとあまり主流じゃないってマジ?

世界観概要

【ライロック魔刃術】は、魔法文明に源流を持つ体系で、その名前の通り、魔法と剣技を組み合わせた魔法戦士たちのための技術でした。魔法文明が崩壊した時点で継承者は激減し、魔動機文明時代にも、伝承者は次々と減っていきました。それは、この武術の伝える《魔光壁》や《呪陰刃》といった技術が、魔動機文明の最大の発明品、《ガン》に対して無力であったり、見劣りしたことが大きな理由とされています。魔刃術の名の通り、一部の秘伝はカテゴリ〈ソード〉の武器を使うときのみ、有効です。
〈大破局〉後にまでこれを継承した者は、ただ1名。ナイトメアのエンゲリアです。彼は、世を捨てて、モルスタッド山脈の山中に引きこもり、陶器を焼きながら隠遁生活を続けています。ナイトメアとして迫害された過去を持つこの伝承者は、個人的に友情を築くことのできたごく一部を除き、自分に近づけようとはしません。

ルシェロイネ魔導術

流派秘伝がぶっ飛んだ性能の代わりにトップクラスに最強の流派装備を庇護する最強流派の1つ
ソサコンウィザでしか行えないが、同じ類型の流派にティルダンカルが存在するが基本的に技能の制限の分こちらの方が優秀
確実化派生のみ相互互換だろう

世界観概要

《石塔の学び舎カイン・ガラ》において、地下遣跡より発見された魔法文明時代の文献をもとに、カイン・ガラの学派のひとつによって現在に再現された魔法の技です。

ザルツ博物誌
クラウゼ流一刀覇王剣

初代マント屋
この流派あってイーヴァルあり
武器習熟要求に目を瞑れば秘伝としては共に優秀なのだが…
現状ヴァルトの下位互換になってしまう
自傷ダメージより命中ペナ込みで当てれるシーンがある時、全力Ⅲの優位性で差別化しよう(武器の達人は相応に重いが…)
まんとくんはとてもおつよいですね

世界観概要

 ルキスラ皇帝家に伝わるとされる流派で、皇族か皇帝から信任を受けているものでなければ、教わることはできません。
 クラウゼ流は、威力を損ねてもただ当てればよいとする小手先の技を虚剣、回避や防御を捨ててまで命中や威力を求める技を奇剣と呼び、これらに頼ることを戒め、実直な鍛錬を推奨します。特に、伝承者たちの性質上、奇剣に類する技の使用は強く戒められます。
 訓練の積み重ねで、他者に対して圧倒的な優位を保ち、一撃必殺で決めることを理想として説いています。

ファイラステン古流ヴィンド派(双剣の型)(BM再録)

火力インフレの最先端を担う最強両手利き流派
1つの宣言枠で2つの宣言特技及びその変化型秘伝の宣言が可能と準備さえなんとかすれば飛び抜けた出力を誇る。
問題は特技を同時に適用する関係上、ペナルティが相応に累積し、受けるのがほぼ不可能な点(変幻自在等も同様だが)
基本的に速攻を心がけよう
独自宣言で命中+2やカウンター待機も決して悪くない性能

世界観概要

 ファイラステン古流は、魔法文明時代にまで遡る、歴史のある武術です。5つの分派があり、それぞれに得意な武器と型を継承していたとされます。
 そのほとんどが衰退した中で、際だった知名度を持ち、現在でも継承されているのがヴィンド派で、“魔剣使い”の異名で知られ、死後は“剣神”として神の座についた英雄ヒューレが修めていた二刀流の技として有名です。“剣神”の偉業を支えた技として、この流派を学ぶ者がザルツには少なくありません。
 アルフレイムに渡ってきた理由は何ですかね…?

ベネディクト流紳士杖道

優雅に、そして波風を立てず、紳士的に。をモットーに杖で相手を転倒させたがる流派
特に紳士による別れの挨拶ア・ジェントルマンズ・アデューは「スタッフで行える投げ攻撃」としてかなり有用
また、流派武器も杖ファイターやドルイド軸魔法戦士なら無理なく採用できる。
とても紳士的な流派

世界観概要

【ベネディクト流紳士杖道】は、魔動機文明時代後期に、武術家ベネディクト・ボールズ・バーソロミュー・バートンが上流階級の人々を対象に教えていた杖を使用する紳士のための護身術です。元々は【ベネディクト流紳士拳道】と併伝されており、合わせて【ベネディクト流紳士武道】を成していましたが、【拳道】のほうは失伝されており、現在には伝わっていません。
 ベネディクトが生きた時代は、基本的に平和な時代であり、大きな戦争もなく、腕っ節だけでは軍人としての出世も大して望めない時代でした。武術家として身を立てる術は非常に限られており、競技剣術や格闘術の試合に出て人気者になるくらいしかありませんでした。
 そんな中、ベネディクトが採った方法とは、自らが編み出した武術を、「優雅で洗練されており、紳士淑女の護身にぴったりです」と、上流階級の若者に売り込むことでした。同時に、「我輩が教えるのは野蛮な戦の術ではなく紳士としての道である」と説き、高い精神性をアピールしたのです。
 結果、【ベネディクト流】は血の気の多い貴族の子弟や、その親の心を掴み、大いに流行ります。ブームが過ぎた後も、そのイメージの良さからか、愛好者は絶えず、ベネディクトの死後もその「道」は伝えられていきます。
 ベネディクトの死から400年以上経過した現在、蛮族との戦いのためにより本格的な武器を操る術が重視される中、べネディクトの杖道は「紳士の嗜み」として少なくない数の貴族の家に伝えられています。その他、廃嫡された元貴族や、没落した名家が始めた道場などもあり、上流階級以外でも習得しているものが、少ないながら存在します。

ハーデン鷹爪流投擲術

貴重な投擲強化の流派
鋼鷹アイゼンファルケはバルシと合わせて色々可能性を感じる
基本的に投擲を扱うならどれも強く使えるであろう秘伝
問題は鋼鷹アイゼンファルケそのものに「〈投擲〉として扱う」1文がないこと
あくまで投擲攻撃を行えるようにするだけであり、〈投擲〉武器にはならない
それでも強いが

世界観概要

 ハーデン鷹爪流は、〈大破局〉後まもなく、ルキスラで興った流派です。開祖ハーデンは、〈大破局〉時代を生き延びた軍人で、その優れた投擲とうてき術でゲリラ戦を展開、多数の蛮族を奇襲と毒物によって討ち取ったと言われています。
 時を経た現在、鷹爪流は、クーデリア侯爵領で大いに繁栄しています。暗殺者ギルドや盗賊ギルドの構成員たちにとって、ヒット&アウェイができる鷹爪流はきわめて相性のよい技術です。毒の利用も彼らにとっては当たり前のことであり、治安などあってなきがごとしの侯爵領では、それを教え、学ぶことをとがめられることもありません。対蛮族のゲリラ戦として発展した技は、いまや、人族の間での抗争に使われるものになっています。
 規模は極めて小さくなりますが、侯爵領以外にも鷹爪流の道場は存在し、入門することは可能です。

クウェラン闇弓術改式(BM再録)

なんで弓に必殺攻撃を与えた!!!
なんで必殺攻撃のついでにC-1を入れた!!!言え!!!!!
それはそうと弓で薙ぎ払いするのはいいと思います。

世界観概要

 この弓術は、魔法文明時代、現在のエイギア地方にあった魔法王に仕え、敵対する魔法王やその重臣を次々と暗殺したとされている伝説のシャドウ、“静かなる死”クウェランが編み出した技を源流としています。その後、〈大破局〉における蛮族との戦いの中で変化が加わり、【クウェラン闇弓術改式】として完成しました。
 クウェランの闇弓術は、消音性が高く光を反射しない黒塗りの短い弓を使い、闇にまぎれた状態で中~近距離の間合いから相手の虚を突いて矢を放つ、というものでした。魔法王を含め、多数の敵を屠り、恐怖させた後、クウェランは晩年故郷の集落に帰り、後進にその技を教えたとされています。
 しかし、この集落は〈大破局〉で蛮族の大軍に襲われ、ほぼ壊滅します。生き残った少数のシャドウ達は、蛮族と戦いながら逃げ続け、テラスティア大陸で〈大破局〉の終わりを迎えます。この間、追いすがる蛮族との戦いの中で「相手に気づかれないように近づいて射る」という術理だったものが、「近接状態で弓を使って戦う」という状況想定も取り込んだものへと変化していきます。結果として、最初にクウェランが持っていた技のうち、隠密性よりも速射性に重点を置いたものが選ばれ、磨かれていきます。闇に紛れ、動作を隠し、相手に近づきながら引く手も見せぬ速射で仕留めていくという、驚異の弓術が完成したのです。
 現在、【クウェラン闇弓術改式】は、基本的にはザルツに住むシャドウに伝わる武術という形で定着しています。
 アルフレイムにはテラスティア出身のシャドウから同時に伝来されたと思われます。

エイントゥク十字弓道場

クロスボウ強化秘伝の1つ
基本的に全て扱いやすく、ウェイティングショットに至っては最高のボルツ新規
流派武器も決して悪くない性能と申し分ない

世界観概要

【エイントゥク十字弓道場】は、ダーレスブルグ王国(当時)で発祥した、〈クロスボウ〉の技を伝える道場です。射程距離と命中率を両立させているこの武器の特徴を最大に生かし、遠距離から着実に仕留めることを理想として技を作り、磨いています。〈大破局〉時の首都奪還戦で大いに戦果を上げ、名前をとどろかせました。
 巷間に伝わる伝承では、創始者エイントゥクは剣と盾の技に優れた戦士でしたが、太矢を足に受けて動きの取れなくなったところを狙い撃たれて危うく死にかけ、そこから遠距離攻撃の重要性に目覚めたとされています。ただし、実際の軍事記録ではエイントゥクは元より国軍のクロスボウ部隊に属しており、このエピソードは、射撃の優位性を喧伝するための創作とみなされることも少なくありません。
 現在、道場はダーレスブルグだけではなく、ザルツの各地に支部を出しており、どこでも手ほどきを受けることが可能です。

ジアンブリック攻盾法

「本当に」貴重な盾パンチ流派
そこそこ優秀なスタッツから攻撃を行えるため盾の回避を特化すれば普通に強い…のだが
シールドバッシュよろしく基本的にダメージを増やしにくい盾では最終的に力不足になりがち
攻撃的なバッシュ、防御的なジアンブリックと使い分けよう

世界観概要

【ジアンブリック攻盾法】は、ダーレスブルグ王国(当時)で発展した、盾を武器に使うことを特徴とする武術です。「鋼の心あらば、折れることなし」を合言葉に、盾を前方に掲げ、敵の打撃を受け止めるだけでなくはじき返し、ひたすらに前進制圧を続けるのを真髄としています。
 その源流は、蛮族から首都ダーレスブルグを奪還したときに遡ります。熾烈を極めたこの奪還戦で活躍したのが、ジアンプリック率いる重装歩兵隊です。彼らは、先陣を切って蛮族の軍隊に切り込み、前線を作って支え続けました。ダーレスブルグ軍主力は、彼らの切り開いた血路に乗って攻略を進めたのです。特に、後方からのクロスボウ部隊に安全な射撃機会を提供したことが、戦勝の大きな原因となりました。
 その後、ジアンブリックの教えを継いだ者たちが道場を各地に開設し、この鋼の技を伝授しています。
 ダーレスプルグ発祥の流派と言えば、【エイントゥク字弓道場】(⇒PZ23)が有名です。かつての首都奪還戦では、完璧な連携となり、蛮族軍撃退に貢献したこのふたつの流派ですが、現在、決して良好な関係にあるとは言えません。
 それは、【エイントゥク十字弓道場】側が宣伝のために吹聴している道場創設のエピソードが原因です。【ジアンプリック攻盾法】を修める者にとって、そのエピソードは、ジアンブリックの数えを不当に貶め、実際に盾を構えて死地に進撃した先達たちを侮辱していると解釈されることが少なくありません。

ルキスラ銀鱗隊護警術

最強の盾を要するトップレベルの流派(かばう界隈)
魔法をかばえる、前提に必要な流派装備がそもそも魔法D-1で強いと文句なしの性能
複数を対象に取られると無力なのはかばうと同様のため、範囲魔法には十分気をつけること

世界観概要

“ルキスラ銀鱗隊”は、ルキスラ帝国の要人警護を担当するエリート正規兵団です。護衛が必要と判断された人物に対し、勅命により、1~2人が行動を共にし、警護を行います。国家による命令以外で、彼らが公に活動することはありません。命令を受けていない場合には、詰め所に控え、鍛錬を行うのが任務となります。
 各1人ずつの隊長と副隊長のほかは、すべて対等な隊員という組織作りがなされています(キャリアの長短や技量の優劣により、自然な上下関係は発生します)。責任は個人が負うしきたりであり、その裏返しに、要人警護という目的を果たすにおいて、大きな自己裁量を認められています。基本的に護衛対象から離れることはありませんが、臨機応変に立ち回ることを許されています。
【ルキスラ銀鱗隊護警術】を習得するには、この部隊に一度は籍をおく必要があります。
“銀鱗隊”を退いた後でも、流派装備の購入や、秘伝の習得は可能です。

ティルダンカル古代光魔党

装飾品手1枠でピンゾロケア、据置範囲拡大、収束して魔力+1(???)
入門条件も非常に簡単なため出張パーツとしてソサ4(ファミリア)コン3(ゴーレム、DC裏タフパ)のついでに取れてしまう
問題はよくも悪くも競合が非常に激しい装飾品手である点
それを加味しても強いのだが

世界観概要

【ティルダンカル古代光魔党】は、フェンディル王国に本拠を置く、魔法研究の一派です。創始者にして初代総帥は、自らを天才と称してはばからないタビットのティルダンカルです。結党して30年ほどとまだ歴史は浅く、ティルダンカルも、総帥の座こそ退きましたが、存命です。ティルダンカルは、前期フェンディル王国(⇒PZ61)、つまり、古代魔法文明時代の技を再発見し、構築し直したと主張しています。
 フェイダン地方に伝わる【ルシェロイネ魔導術】(⇒PH31)との類似性をよく指摘されますが、これに対してティルダンカルは、ともに古代魔法文明の技術の再発見であり、ルーツを同じくするのではないかと答えています。あるいは、収斂進化しゅうれんしんかの可能性をほのめかすこともあります。できれば、現地まで足を運んで確かめたいとは言いますが、タビットにして55歳という老齢の魔術師は、すでに床から起き上ることすら難しく、果たせぬ願いに終わりそうです。

カサドリス戦奏術

バードを最強にした流派
宣言枠を要するといえど空いているならば線上を歩く者アイ・ウォーク・ザ・ライン言の葉は破れ散るコミュニケイション・ブレイクダウンは出張パーツとしてブル博の呪歌人形と合わせて優秀
マルアク変化型もどちらも無難に強く、特に魔法を行使しながら呪歌を歌う我が魔琴は静に咽ぶマイ・マナドーラ・ジェントリー・ウィープスはサポーターで見るなら無類の強さを発揮する。
何か常時型の世界線があったがそんなものは知らない

世界観概要

【カサドリス戦奏術】は、フェンディルで伝説とまで言われ、語り継がれているふたり組の吟遊詩人が編み出したものです。彼らの出自は、タマフ=ダツエ(⇒PZ29)の民であり、その思想を受け継いでいました。彼らの奏でる音楽は情熱的かつ前衛的でした。激しく身体を動かし、楽器をかき鳴らすスタイルが若者を中心に人気を集め、一時代を築きました。“カサドリス”のコンビ名で知られたこのふたりは、よく知らぬ者からは同一視されていましたが、実際には性格は異なっており、演奏時の役割にもルーズながら分担がありました。派手なアクションと激しい歌声で熱狂を煽ったハインツと、確かな演奏で旋律をがっちりと支えたハルターです。私生活でも、ハインツが多数の浮き名を流した一方で、ハルターは生涯、ひとりの妻だけを愛し続けたとされています。
 後年、“カサドリス”は、驚くほどの回数を戦地、それも最前線で目撃されています。彼ら自身の性情なのか、あるいは、より音楽の高みを目指してか、死地に身を置くことそのものを求めたのだろうと言われています。
 いすれにせよ、彼らは【タマフ=ダツエ流浪戦瞳】(⇒PZ29)の技を応用し、楽器演奏と戦闘とを同時に行う術をいくつか編み出しています。楽曲や演奏スタイルとともに、これらの技もまた、熱狂的なファンや彼ら(主にハインツ)の子孫を名乗るものによって受け継がれています。

ファルネアス重装馬闘技

ライダー流派ではあるが相応に弱体化がされており、
猛虎突撃はほぼフェンサーで全力する用
獣王乱舞、獣王乱撃は波崩し同様に挑発攻撃を「騎獣が覚える」秘伝
ただ、挑発攻撃前提なためイーヴァルと併用がしやすい
巨象守護は普通に強いんじゃないでしょうか

世界観概要

【ファルネアス重装馬闘技】は、“鉄騎馬将軍”と呼ばれたルキスラ帝国の名将ファルネアス・イゴールが編み出した騎乗戦闘術です。騎手、騎献ともに重装で固め、その圧倒的な存在感で戦場を支配することが、その真骨頂でした。指揮官自らが騎馬に乗って切り込み、動揺した敵軍を本隊が蹂躙じゅうりんする。それが、ファルネアスの戦いであり、派手な連勝を続け、彼の名声を高めました。
 対蛮族戦で多数の戦功を上げ続けたファルネアスですが、その最期は壮絶なものでした。蛮族の仕掛けた罠にはまり、数十の敵兵の中に孤立、全身に矢と槍を受けて愛馬もろとも果てたのです。このとき、“鉄騎馬将軍”は雄々しく立ち続け、蛮族たちの予定よりはるかに長い時間を持ちこたえました。蛮族たちがようやくファルネアスを討ち取ったときには、すでに致命的なまでに帝国軍本隊の接近を許していました。蛮族たちは逃れられずに全滅し、死してなお蛮族を討った“鉄騎馬将軍”の物語は、ルキスラでは軍人の鑑として語り継がれています。そして、彼の遣した騎乗戦闘術は、その薫陶くんとうを受けた者たちにより現在にも受け継がれています。

ミストグレイブ
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世界観概要
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世界観概要
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世界観概要
ユーレリア博物誌
ヴァルト式戦場剣殺法(BM再録)

個人的にソード最強流派
回避ペナのかわりに自傷Dになり、打撃武器としてソードを使用できる最強流派
全力変化なら終盤まで魔動機相手に有効に戦え、
必殺変化ならⅢの繋ぎとして非常に有用
自傷デメリットもヒルスプリカバリィで簡単に踏み倒せる
これを使いたがらないやつなんてダメージを自分で受けたくないやつだけだろう
このゲームは回避に失敗したら4点6点なんて比にもならないダメージを食らうんだ

世界観概要

 レンドリフト地方出身の歴戦の傭兵ヴァルト・アル・ヴァンシュタインが、人族・蛮族混合軍である、現在のレンドリフト帝国相手の戦場で編み出した技を体系化した流派です。
 傭兵として戦場の最前線で、重武装の敵兵との戦を何度も経験したヴァルトは、支給品の剣では敵兵の、特に全身鎧を着込んだ重装兵の鎧相手に歯が立たないことを早々に学び、生き延びるために驚くべき発想の転換に至ります。剣の刃を手に持ち、鍔を戦鎚のように敵兵に叩きつけたのです。
 この、手を傷つけることを厭わない捨て身の戦法が功を奏し、ヴァルトは初陣を生き延びます。この経験を元に「自らの肉を切り、敵の骨を断つ」という独自の理論に開眼し、数々の戦場でその技を洗練させていきました。
 帝国との戦いに敗れ、ユーレリアに落ち延びケンネル王国の庇護下に入ったヴァルトは、いずれくる帝国の脅威に対抗するため、剣術道場を開きました。実践的で荒々しいその剣は、礼節を重んじる騎士たちには不評なものの、この2年の間にユーレリアの冒険者の間には、徐々に広がってきています。
 アルフレイムへは冒険者の入門者が伝来し、パーティを経由して徐々に広がったものと予想されます。

ドバルス螺旋運手

序伝→本伝→序伝…とループさせつつ1H両の出力を格段に上げる独自宣言流派
補助収納が出来るスピア、回避力を打点にできる螺旋結実、キルガリーの理想形の螺旋散種とどれも悪くない
特にビルドをあまり邪魔しないのも高評価

世界観概要

 この流派は、魔動機文明時代に現れたものです。開祖ドバルスが流派を興したエルスタニ(現エーファー)は海運都市であり、彼は船上で戦うために重い鎧を完全に排し、盾すらも防護ではなく目くらましに、片手両手兼用の武器を、ときには片手、ときには両手と、自在に使うことで相手を翻弄し、隙を見て痛打を与える武技を作り上げたのです。
「螺旋運手」の名は、「前進を伴う回転運動こそが真髄」とされる、武器の独特な動きに由来します。これも足下の不安定な場所では、最善の軌道に武器を合わせようとするよりも、臨機応変に切っ先を動かすべきという思想によるものです。

ガオン無双獣投術(BM再録)

投げ流派として非常に優秀な流派
バトルダンサーが使えないだけであって投げっプラ―なら基本取って一切損がない
問題は投げが非常に対人向けな点

世界観概要

 ダノンを中心に発展した格闘術で、シュバイゼンの森に多数生息する大型の獣と戦うため、木こりたちが編み出した護身術から発展したと言われる格闘術です。大型動物に対し、生半可な拳や蹴りが通用するはずもなく、彼らの格闘術は、相手の体重や突進力を逆用して屠るべく技術が研鑽されました。結果として、独特の投げ技を多く持つ、投げに特化した武術となっています。
 アルフレイムに渡ってきた理由は何ですかね…?

ニルデスト流実戦殺法

名誉点のルール変更で「初期作成から取れる流派」という最大の個性を伴ってコンバート
秘伝や流派装備も決して悪くなく、不名誉獲得がかさむ以外は何もデメリットが無い
ヴァグ統一で秘伝使いたいときにも

世界観概要

 これは、〈大破局〉のただ中にリュッケンに発祥したとされる格闘術です。開祖とされるニルデストは、もともとは護身術として格闘技を身に付けた男でした。が、家族を蛮族に殺された恨みから、知識は持っていても、決して使おうとはしなかった危険な技を解放し、ただ蛮族の死を求めて、危険極まりないこの流派を作り上げました。
〈大破局〉が終わり、殺せばいいというだけの技は軍隊の管制にそぐわず、冒険者の意気に合わずで、忌避されるものとなっています。現在、この流派はユーレリア各地の犯罪組織と結びついており、それを修める者は、多くが無法者です。その技が向かう先は、流派が興ったときの目的をはずれ、人族社会の弱者となっており、悪名高いと言っていい状態です。

オーロンセシーレ中隊軽装突撃術

2Hフェンサーとしてみた時非常に扱いやすい流派、
小獣角突は回避ペナを抵抗ペナに置換する必殺
小竜咬砕は同じく回避ペナを抵抗ペナに置換できる全力Ⅰ
小王完武に至っては宣言枠1つで全力必殺ができる夢の秘伝
宣言枠の兼ね合いも合わせてソードで運用するならクラウゼと対になる

世界観概要

〈大破局〉において、国土と人口をずたずたにされながら蛮族と戦わざるをえなかったリュッケンで、年端も行かぬ少年たちによって組織されたのが、オーロンセシーレ中隊です。これを率いた隊長オーロンセシーレは、非力で装備も使いこなせぬ少年兵たちを通常の軍隊として訓練し運用したのでは、何もできぬまま全滅すると考えました。
 熟考を重ねた彼の結論は、「攻撃は最大の防御」でした。彼は、短い時間しか取れぬ訓練をひたすら攻撃に特化して行いました。戦場では果敢に突撃を行って戦果を挙げることで、敵の士気を挫き、早めの撤退を引き出すことで部隊を守ろうと考えたのです。
 最後には殿として少年たちを庇い、戦地に倒れたオーロンセシーレは、軍人としては概ね好意的にとらえられています。
 しかし、彼の思想が正しかったかどうかは、評価が分かれるところで、いたずらに少年たちを死地に追いやった愚将と評する者は少なくありません。
 彼が少年兵たちにほどこした、軽い武器で精一杯の戦果を挙げるための技術は、今もリュッケンに受け継がれています。

ラステンフルト双盾護身術

盾2枚&キックとかいう独自の構えから放たれるちょっと馬鹿に出来ない流派
ディフェスタ変化は盾2枚同時適用する回避ディフェスタ効果
蹴り1発は通常なら扱いづらく感じるが、盾2枚の恩恵を得られる点、そして流派武器やインポンと併用することでそこそこ打点も出せる
一番下は…スタクラ出し強いんじゃないでしょうか…
流派武器はエステルにもよこせ下さいな性能

世界観概要

 この流派は、両方の腕に小円盾を装備して戦う特異なスタイルで知られています。「護身術」の名乗りが示すように、基本は敵の攻撃を受け流し、身を守ることを旨としています。
 この流派は、アルデンの地で細々と受け継がれてきたものです。アルデンは〈大破局〉のさいに記録の類のいっさいを失っており、この流派の開闢かいびゃくはまったくの不明、「ラステンルフト」の名が、開祖の名前なのかどうかすら明らかではありません。
〈大破局〉の直後、魔物と争いながらの復興が始まった頃から、有用な護身術として伝承が行われていたことだけは事実のようですから、この流派の始まりは、魔動機文明か、それより前であったとは推測されています。

ホプレッテン機動重弩弓法

重症患者、とはいえ流派武器の威力はそこそこあるため威力を重視する狙撃型では命中問題をなんとかできるなら一考の余地あり(最終装備にはならないが)
流派武器の威力等のデータそのものはあるが効果の記載をしていないため実はバトマス1冊で完結していないのがたちが悪い

世界観概要

【ホプレッテン機動重弩弓法】は、魔動機文明時代にレンドリフト地方で生まれ、ケンネルにもたらされた〈クロスボウ〉の扱いに長けた流派です。この流派が使う大型の〈クロスボウ〉は、弓本体の上部に太く長いレバーが伸び、下部に太い一脚弓架を備えています。使用時には弓架を接地し、上部のレバーを体重を掛けて両手で引くことで弦を巻き上げ、セットする構造です。引き金は特殊で、弓床後部のサイドにポジションを取って使うことを前提に設計されています。
 この大型武器は、移動でも射撃準備でも、使用者にハンデを負わせるものでした。弓床の最後部には移動を助けるために小さなキャスターがついていますが、不慣れな者では、それを思うように使えません。重く長い弓床と、その最前部が弓架によって接地される構造は、上下左右へすばやく弓を向けるには適さず、命中率を損ないます。そうした不利を減らすための技術の研究と訓練とが作り上げたのが、【ホプレッテン機動重弩弓法】です。嵩張り、重い武器を持ちながら、山野を駆け巡り、縦横無尽の射撃を繰り出した彼らの技は、畏怖とともに伝えられています。

エイスンアデアル召還術

使役キャラを強化して運用する秘伝、騎獣はほぼサポートを受けられない点に注意
とはいえ無難に強く癖も少ない

世界観概要

 この流派の創成は魔法文明時代に遡り、ゴーレム、アンデッド、妖精、魔神といった存在を、いかに効率的に操るかということを研究し、突き詰められた技術です。
 流派の名として残っているエイスンアデアルは、魔神の軍団を従えたとされる強力な魔法王です。この強大な召喚術師に関しては、出自に関する記録がまったく残されていません。歴史書では「魔神の大軍とともに現れ、瞬く間に一国を占領、支配した」と記されていますが、その血筋や、それまでの経歴などはいっさい不明です。ラクシアの住人ではなく、何かの理由で同時に召喚された多数の魔神の一体が、自身を頂点に軍団を築いたのではないかと類推する賢者も存在しています。
 噂の真偽はともかく、この魔法王は魔神のみならず、あらゆる召喚術に長けていたようであり、かの魔法王ユレヒトすら、その技術を学び、自身の召喚術に利用したとされます。そのごく一部が、現在のユーレリア地方に伝わっています。

眠り猫流擬態術

猫好きが悶え苦しむ流派
秘伝の使い所はともかく武器はとても有用

世界観概要

 幻獣都市キノアにあって、猫を愛し、猫になりたいと夢想し続けた練体士が、練技【シェイプアニマル】を使って猫たちの間に交じり、猫の心を学びとって、完成させたと言われる流派です。「その修行中に知り合ったミアキスが大きな助けになった」「真の開祖はそのふたりの間に生まれた子である」「すべて裏でグレイマルキンが糸を引いていた」など、さまざまな伝説がありますが、その真偽は知られていません。
 猫の体捌きを真似た拳法とそれを補助する特殊な装備を伝えていることでも有名ですが、それらは、この流派を学ぶ者にとっては本質ではありません。この流派を修める者たちの目的は、猫に近づくことであり、そうした拳法や装備は、猫を真似るための修行や手段のひとつでしかありません。

カンフォーラ博物学派

戦闘外だからってやりたい放題する流派、植物メタだからって何してもいいわけじゃねぇぞ
抽出の知識は後衛レンジャーなら基本取って特に問題はない

世界観概要

【カンフォーラ博物学派】は、ドレドロンに起源を持つ薬草学の一大学派です。数多くの薬草、それから抽出される薬品に関する知識を蓄え、門弟たちに伝授しています。
 学派を名乗ってはいますが、屋内にこもって机に向かう形での学問には否定的です。学問は実践であると唱え、実際に野に出てさまざまな薬草を自ら採取することを求めます。

プロセルシア秘史
ウォーディアル流竜騎神槍

宇宙最強トランプルだけで飯を食っていく流派、巻き込まれの当たり判定が増えるのは単純に偉いのだが…
如何せん2.5においてそもそも意味のない秘伝と存在が抹消された秘伝であるため苦しい立ち位置なのも現状ではある
飛行要求に関してはドルイド1で翼を授けていこう

世界観概要

 プロセルシア地方の竜騎士に伝わる、槍を用いた騎乗戦闘術です。
 代表的な流派のひとつであり、もっとも古い戦闘法とも考えられています。
 竜騎士とドラゴンが一体になることで真価を発揮する流派であり、伝統的竜騎士にとってはこの槍術を極めることがひとつのステータスだった時代もあります。
 初代皇帝シムルグが得意とした槍術を源流に持つと言われていますが、その真相は定かではありません。しかしそうした伝承を信じ、大切に継承する竜騎士は数多く存在します。
 とはいえ、この流派を完全に修めるのは簡単ではなく、完全に使いこなせる者となれば、さらに数は少なくなります。
 この流派を極めた竜騎士は、戦場を縦横無尽に駆け巡り、獅子奮迅の活躍をすると言われています。

クーハイケン強竜乗法(BM再録)

騎獣を用いて受けに回るのが得意な流派
竜以外でも使える
回避バフ、防護置換全力、防護と打点のあげれる全力と決して悪くない
ただ…ぶっちゃけ地味…なのだがドラゴンに縁ある地方だけあって流派装備自体はそこそこというか普通に強い
バトマスのイラストぶっちゃけ好きMDだったら絶対バロネスみたいな風の演出似合う

世界観概要

 プロセルシアの竜騎士たちの間に伝わる騎乗術です。〈大破局〉以降に見いだされ、発展した技術です。「強竜」という呼称とは裏腹に、まずは自身や騎竜を守ることが第一という考えから生まれたもので、ディフェンスを最重点に置いています。この特徴に加え、流派に伝わる武具を使うときに素質や熟練性をあまり要求されないこともあり、騎竜を失うことに臓病な昨今のプロセルシアでは入門者の多い流派となっています。
 アルフレイムには隠居の場所にアルフレイムを選んだ者やその竜騎士の技を受け継いだ冒険者から伝わ田っと予想されます。

ギルツ屠竜輝剛拳

飛行特攻牽制に、強力なカウンター、そして飛び抜けて強い鎧貫き派生と非常に強力
ドラゴンメタ流派だけあって非常に高い対応力を誇る

世界観概要

 竜騎士との戦いに、徒手空拳で挑んだ格闘家ギルツが創設した、 異端中の異端流派です。
 1000年の歴史を持つと言われ、竜騎士たちがその力を背景に暴虐の限りを尽くした時代に生まれたと伝えられています。
 かつては平民や辺境の住民の間で盛んに修練されていましたが、 現在では継承者も減り、珍しい流派となっています。
 この流派の攻撃を受けた竜騎士が、事切れる直前に「まるで拳が輝いていたかのようだ」と言ったことから、この名になったと言われています。ただ、実際に拳が光るかどうかは疑問視されており、 はったりであろうとみなす者は少なくありません。

ガドハイ狩猟術

非常に汎用性の高い動物・幻獣メタ流派、
必殺派生以外は出張パーツとしても非常に有用で局所的ながら活躍するところも

世界観概要

 プロセルシアの猟師たちに伝わる技法で、山野を歩き、さまざまな動物を狩り、あるいは、捕らえるための技術の集積です。その中には、接近戦で動物に挑み、捕らえてしまう技もあり、最近ではその技を幻獣にも向け、珍品として好事家に売り払い、収入を得ている者もいます。
 ガドハイは、サーギア島に生まれた伝説的な猟の達人であり、この流派に伝わる様々な技法を編み出したと伝えられています。しかし、実際のところは、サーギア島に伝統的に伝わっていた雑多な技術が自然に寄せ集められたものと考えられています。体系として組み立てられているとは言いがたく、識者の中にはガドハイという人物そのものの実在を疑っている者すらもいます。

ダグニア博物誌
聖戦士ローガン鉄壁の型(BM再録)

防護バフするディフェスタ派生
ダメ0でかばう継続
命中行使自己デバフで抵抗をあげれるマルアク秘伝
問題は実質的な信仰の制約とマルアク派生の聖印の枠
一応任意であるため枠の確保は楽ではあるがなんだかんだ外したくなるシーンがそこそこ出る
かばう変化は敵の火力が上がって受けれなくなる高レベルほど使いづらいが…

世界観概要

 伝統的な聖戦士の型として、現在に伝わっている流派です。
 聖戦士ローガンは、魔法文明時代の聖戦士として知られており、多くの魔物との戦いで人々を救い、敬愛されていたとされる人物です。実在した人物かどうかは、今となってはわかりませんが、人々の盾になるという聖戦士としての精神は受け継がれており、秘伝にも色濃く表れています。
 この流派においては、防御的な戦い方が重視されます。調練においても、盾の扱いや鎧の特性を生かして敵からの打撃にいかに耐えるかを修練し、仲間や無辜の民を守るべく立ち回るよう教えられます。
 この流派に身を投じ、自らを鍛え上げた聖戦士は、驚くべき強靭さを発揮することでも知られています。聖戦士でなくとも、これを修めた騎士が要人の警護として立つ姿はよく見られるものです。
 ただ耐えるばかりではなく、敵の攻撃を防ぎつつ、魔法の力で仲間を癒やすための技法も練られており、神聖魔法と組み合わさったときの耐久力は他の流派の追随を許しません。流派の特徴を最大限発揮するために、より高度な神聖魔法を身につけておくことも推奨されています。
 一方で、この流派は攻撃面は重視されておらず、殲滅力や突破力という点では、特に記すべきものを持っていません。そのため、同時に他の攻撃的な流派を学ぶ者も多く、またそれは特に否定されていません。
 古くは、太陽神ティダンの不死殺しエクソシストと肩を並べて戦い、それぞれ防御と攻撃を担当していたという文献も残されています。しかしいまでは、聖戦士と不死殺しの仲はよいとはとても言えない状況にあり、この二つの流派が協力し合う姿はほとんど見られなくなってしまいました。その分、攻撃の決め手に欠けるこの流派を、欠陥流派だと揶揄する者もいます(そしてそれは、不死殺したちがよく口にする侮蔑でもあります)。
 この流派は、その名の通り多くの聖戦士や聖戦士を目指す騎士たちが修練していますが、習得するのに特別な資格が必要なわけではありません。ただ、主に訓練を行っているのがライフォス神殿であるため、始祖神ライフォスのプリーストか、信者である必要があります。ライフォスの信者以外で、この流派に入門しようとすれば、特別なコネクション(余分な名誉点)が必要になります。
 アルフレイムへはこの技を覚えたライフォスの神官戦士が新たな地にてライフォス神殿を中心に広めたものと予想されます。

不死者討滅武技バニシングデス

シンプルながらにただひたすらに対アンデッドに特化した流派、特に《センス&パニッシュ》は出張としても有用だろう。
流派武器もアンデッド以外に役割があるのだが…小太陽の石と役割が重複するのが難点か

世界観概要

 この流派は、開祖が誰かははっきりしていません。
 ただ、現在の形になったのは、〈大破局〉以降のことと考えられています。
〈大破局〉以前のダグニア地方は、今のようにアンデッドの多い地ではありませんでした。そのため、不死殺しエクソシストたちが活躍する機会もほとんどなく、その活動は極めて小規模だったと言われています。
 しかしダノス海がノスフェラトゥの支配する蛮族領となり、ソルトラ平原での壊滅的な戦いを経て、ダグニア地方の中央から東側は、アンデッドの巣窟ともいうべき有様になりました。アンデッドがもたらす被害は尋常ではなく、特にソルトラ平原まで領有していたラ・ルメイア王国は、その多くの国土を失いました。
 失地回復と人々の平穏のため、不死殺したちの活動は極めて活発になり、規模も大きくなりました。そして実戦の中で、この流派は醸成されていったと考えられています。
 流派【不死者討滅武技バニシングデス】の特徴は、ひとえに対アンデッド戦への特化です。回復魔法を有効な攻撃手段へと昇華し、勝つためならば〈ガン〉を含む飛び道具すら積極的に取り込んでいる、戦場が生み出した流派らしい特徴を持っています。
 この流派の訓練所は、ラ・ルメイア王国のティダン神殿が管理運営しています。しかし明るく自由奔放なイメージのあるティダン神殿の中で、この訓練所だけは苛烈で刹那的な空気に満たされていると言われています。また、アンデッドを滅ぼす誓いさえ立てれば、誰に対しても門戸を広く開いており、信仰する神は限定されていません。しかしその訓練は極めて厳しく、脱落者が多いため、結局覚悟を決めた不死殺し以外はほとんど習得することがないことでも知られています。
 アンデッドに慣れるための訓練として、雇ってきたコンジャラーにアンデッドを作らせ、実際に戦わせているという噂もありますが、真偽のほどは定かではありません。本来ならば【聖戦士ローガン鉄壁の型】と大変相性のよい流派なのですが、こうした噂などもあって、手を取り合うことはほとんどないのが現状です。

ダルボン流下克戦闘術

牽制攻撃で誰でもインファイトできる流派、特に転倒するだけで必殺攻撃を1R持続にできるのはスルーするわけにも行かない
他も基本的に有用でファイラステン(ヴィント)ととても相性がいいが、全力Ⅱ変化が消えたのが痛手か
まあ、宣言1枠でインファイトの上位互換なんぞ許されたものではないが

世界観概要

 ダグニア地方南部から広まった戦闘術です。開祖は獣に育てられたドワーフの男性ダルボンです。
 どのような理由でか、赤子のうちにスレズの森に捨てられたダルボンは、アルデンヌフォレストウルフ(⇒PDa120)の群れに拾われ、育てられ、そのまま、他の人族と出会うことなく、森で獣たちと狩猟をして生活していました。ダルボンが猟師たちによって発見されたとき、彼は、狼たちと同じように両手、両脚を使って移動していました。狼たちと異なり、鋭い爪や牙を持っていなかった彼は、粗末な手造りの手槍とも手斧ともつかぬ、石の武器を手にしていたとされます。
「獣と共に狩りをする人族がいる」という噂は徐々に広がり、捜索の果てにダルボンは保護されました。時間はかかりましたが、徐々に言葉も覚え、人族の社会に溶け込んでいきました。それでも、折を見て、ダルボンは里帰りと称し、スレズの森に足を向けては、かつての「家族」たちと過ごしていたとされます。
 そんなダルボンの平和な生活が脅かされたのは、150年ほど前のことです。ダグニア地方南部に、蛮族の集団が侵攻してきたのです。故郷の森の危機に、ダルボンは人族社会に対し、積極的な防衛を訴えます。森で迎撃するならば、自分の家族が共闘すると。それによって、自分の家族は縄張りを守ることができ、人族は、より早く、確実に蛮族を撃退できると説得して回ります。出自ゆえに、言葉にも知識にもハンデを負っていたダルボンですが、その本質は決して愚鈍ではないことを彼は示しました。
 共闘は成り、人族と獣たちは侵入してきた蛮族たちと対峙することになります。このとき、人族たちはダルボンの獣じみた戦いを目の当たりにし、驚嘆しました。
 ダルボンの戦いに感嘆した一部の人族は、ダルボンに乞うてこの戦いの術を教わりました。ダルボン自身は数人の知り合いに動きを見せただけで、また、最後には人族社会を去り、森へ完全に帰ってしまいましたが、弟子を自称した一人が、ダルボンの技を体系立てて秘伝として確立、ダルボンの使っていた粗末な装備も洗練させて流派装備として完成させ、後世に残しました。
 ある意味では、流派を真に開いたのは、ダルボンではなく、この弟子と言えるところですが、その名は流派の名にも残されず、伝えられてもいません。

ヴェルクンスト砦建築一党

流派装備に強烈に依存した秘伝ではあるが、ペナルティを踏まえると諸々優秀で扱いやすい

世界観概要

『ヴェルクンストの工兵たち』は、『バルナッドの光』に並び、ダグニア地方で知られている叙事詩です。これらは、いずれも〈大破局〉時における戦いを歌ったものであるという共通点を持っています。
 しかし、内容には違いがあります。『バルナッドの光』は、魔動機文明時代の大都市バルナッドを、その壮絶な最期(⇒PDa65)まで、立場の異なる幾人かの人物ドラマとして歌いあげたもので、いくつもの恋愛を描きながら、登場人物のすべが無念の死を迎える、悲劇の物語となっています。
 それに対し、『ヴェルクンストの工兵たち』は、押し寄せる蛮族を押しとどめ続けた勇気ある男たちの物語となっています。舞台とされるヴェルクンストは、ライフォスリア連邦(⇒PDa47)東部に築かれた砦で、〈大破局〉においては、対蛮族の防衛線の要となり、蛮族の軍勢を幾度となく押しとどめたとされます。
 ヴェルクンストは度重なる蛮族との戦いの中で、その機能や規模を徐々に拡大していきました。戦いの合間、もしくはその最中においても常駐していた建築家や大工たちが、軍の要望に即応して砦の機能を修復、拡張したのです。
 その大工たちは驚くことに、蛮族との戦いでは前線を張ることもあったようです。専用の大工道具を使用した戦いは、さまざまな仕掛け(ギミック)のもとに、獅子奮迅の活躍で蛮族を撃退したのです。
 というのが、『ヴェルクンストの工兵たち』の内容ですが、それには、いささか疑問符がつけられています。そもそも、ヴェルクンストという砦が実在したかすらも疑われています。『バルナッドの光』ともども、これらの叙事詩は、まだ発表から100年と経っていない、歴史の浅い作品です。パルナッド遺跡の発見と研究から、大都市バルナッドの運命がわかり、それを元に作られたのが『バルナッドの光』であり、その人気を後追いするように現れたのが『ヴェルクンストの工兵たち』です。ライフォスリア連邦東部は、〈大破局〉時には真っ先に蹂潤されたはずの場所であり、そこに防衛線が敷かれ、あまつさえ、蛮族を撃退し続けたというのは史実に矛盾しています。それゆえ、完全な創作ということで、専門家たちの意見は一致しています。
 しかし、これが人気の高い作品であることもまた、事実です。それを証明するのが【ヴェルクンスト砦建築一党】です。当初は、物語の再現を無理矢理試みる趣味人の集まりでしたが、その活動内容が人口に膾炙かいしゃするにつれ、専門知識や高い技術を持つ魔動機師、戦いの技を身につけた戦士たちが徐々に参加するようになり、ついには、物語を再現しうる特異な武器と技を開発するに至ったのです。
【ヴェルクンスト砦建築一党】は、バルナッドに道場、あるいは研究所を構え、入門者を募っています。

神速確勝ボルンの精髄

闘技場・柔の型、回避に何かしらの作用を発生させつつ闘技場の恩恵を更に加速させる秘伝が多く、フェンサーやバトルダンサーで活かせるものが多い。
特に牽制派生の出目固定はファンブルケアにもなり非常に優秀
…エルエレナといいなんで昔の牽制派生回避こんな盛りたがるんだ…?

世界観概要

“神速の”ボルンは、かつてバルナッドの闘技場(⇒PDa67、PDa86)を大いに沸かせ、一世を風靡した剣闘士です。彼の戦いかたは回避に重点を置いたものであり、試合を長引かせる傾向が強いものでした。闘技場の流儀には真っ向から反したものでしたが、あえてギリギリをかわし続ける、その舞うがごとく美しい動作は多くの観客を魅了し、高い人気を得ました。あるいは、いつか彼が過ちをおかし、細身の体に無慈悲な一撃が与えられるのではないかという、黒い期待も一部の観客には抱かせ続けました。
 剣闘士奴隷として三桁の試合を戦い、ボルンの敗戦はただ一度だったとされています。その圧倒的な戦績は今でも語りぐさになっていますが、彼の試合は、大半が「特別試合」(⇒PDa87)であり、公式記録に残されたものは、これほどではありません。ボルンが余りにも強すぎ、「一般試合」(⇒PDa87)では賭けがほとんど成立しなかったため、〈英雄庭守護者〉(⇒PDa86)が積極的に「特別試合」にボルンを紹介し、振り分けようとしたことが理由です。
 加えて、ボルン自身が戦闘でほとんど負傷や消耗がなく、「一般試合」のみではありえない過密日程をこなすことができたのも、偏りを生みました。「99連勝」「168戦して1敗のみ」という彼の伝説は、たぶんに誇張を含んだ数値ではあるでしょうが、完全にでたらめというわけではありません。
 闘技場での伝説には事欠かないボルンですが、自らの身代金を払いきって奴隷の地位を脱した後は、早々にバルナッド共和国から離れてしまい、本人による言葉などはほとんど残っていない、神秘の英雄となっています。
 そんな伝説的な剣闘士の名を冠しているのが、この流派【神速確勝ボルンの精髄】です。創始者ムラブハインツもまた剣闘士上がりであり、ボルンと戦った経験があるとされています。流派の技は、戦いの後にボルンから直接手ほどきを受けて習得したものというのが、流派の主張です。
 彼らの戦いは公式記録には残っておらず、目撃を証言する者もいません。ムラブハインツ自身もすでに亡く、ボルンの消息は不明なままで、流派創成の真実は定かではありません。しかし、この流派が伝える技がボルンの伝説を再現しうる方向にあるのは事実です。

バルナッド英雄庭流派・討神舞踏剣

闘技場・剛の型、イーヴァルと相互の秘伝だが闘技場であればこちらが優勢になるケースも
問題は純粋なファイターがバトダン1だけ取って討神舞踏剣奥義・絶神嵐舞之極を宣言することは宣言条件の関係で不可能なケースが多いことも
あと秘伝の名前長すぎじゃね?

世界観概要

 魔動機文明時代の歴史家マルケッタ・ベーナの名著『剣聖の系譜』には、魔法文明時代の中期にデニサ・グラマンティーヌ・ラシュトビスカという名の剣豪がいたと記録されています。その記述を信じるなら、デニサは現在のバルナッド周辺の出身であるシャドウの女性で、若い頃から各地での魔法王たちの争いに傭兵として参加し、いくつかの武勲を打ち立てました。その最大にして最後のものは、ダグニア地方南東部で、強大なトロール族の王ムム・ツァトルとの戦いによって成されました。この強敵との戦いの中で、デニサは【ラシュトビスカ討神剣】を創始したとされています。デニサが編み出した秘剣は、イスタン河の流れを断ち切ったと伝えられます。そして、神にも匹敵すると言われたムム・ツァトルを討ち果たしました。
 しかし、ムム・ツァトル討伐後、デニサの名は忽然と歴史の表舞台から消えます。同時に、【ラシュトビスカ討神剣】の名も歴史から消えました。マルケッタは、「【ラシュトビスカ討神剣】は、天賦の才能を持つデニサが、誰も真似できない過酷な修行の果てに編み出したもの。彼女の秘剣を継承することなど、数多の凡人には不可能だったのだろう」と推測していますが、真偽のほどは定かではありません。A
 いずれにしても、こうして、一度は【ラシュトビスカ討神剣】は失われてしまいました。しかし、新聖王暦224年、開場間もない闘技場に、デニサの子孫を名乗るシャドウが剣闘士として現れます。ヤルミル・ラシュトビスカです。
 ヤルミルは、圧倒的な強さで試合に勝利を重ねると、【ラシュトビスカ討神剣】の再興を高らかに宣言しました。しかし、ヤルミルの強さは、あくまでも人としての範疇に留まるものであり、大河を断ち切り、神をも打ち倒しうるという伝説までも再現するものではありませんでした。周囲の反応の冷ややかさから、不足が露わなまま【ラシュトビスカ討神剣】を名乗り続けることは、むしろ、自分をマルケッタの言う「数多の凡人」と認識させてしまう危険を感じ、いつしか、彼はこれを名乗ることを止めてしまいます。
 代わりに、以降、彼は剣闘士としていかに観客を魅了する戦い方をするかということに主眼をおいて、己の剣を発展させていきました。そして、【バルナッド英雄庭流派・討神舞踏剣】として昇華させ、これを創始しました。

森の吹き矢使いたち

なんか…説明いるか…?

世界観概要

 ダグニア地方には、いくつかの森林地帯が存在しています。そうした森の中に住む猟師たちの中には、〈ブロウガン〉すなわち吹き矢を使う、一風変わった者たちが存在しています。
 短くとも1m、長いもので2m以上にも達する中空の管に専用の矢を込め、口で空気を吹き込んで発射する吹き矢は、射程と威力には見劣りするものの、長い筒が安定した照準を助け、命中率に優れるという利点を持ちます。弓に比べれば携行やメンテナンスが容易なことと、発射時の静粛性の高さも、森を巡って動物を狩るのに向いており、この原始的な武器が受け継がれてきた理由となっています。
 PCたちは、この猟師たちに接触し、〈ブロウガン〉の使い方を学ぶことができます。一般の流派への入門と異なり、彼らに接触すること自体に名誉点の消費は不要です。しかし、彼らの伝える技を身につけるには、幾ばくかの尊敬は必要であり、名誉点の消費が求められます。
 発射体勢の似る〈クロスボウ〉や〈ガン〉の習熟は、〈ブロウガン〉の扱いを学ぶ助けとなります。

ディルフラム博物誌
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世界観概要
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イスカイア博物誌
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バトルマスタリー&魔導の学府ユーシズ
『七色のマナ』特別魔法行使学派(特別魔法行使法)

やはり魔法学校が教える流派だけあり非常に優秀な秘伝が多い、全ての秘伝が何かしら差別点があり、変化元と使い分けがしやすい。
余談だが、こちらのみ魔導の学府ユーシズ掲載流派秘伝で以降はバトルマスタリー掲載

世界観概要

『七色のマナ』で行われている魔法研究のひとつに、魔法行使における特別な手法の研究があります。彼らは伝統的な魔法行使の技術に満足せず、さらなる威力や効率を求めて新たな行使手順の構築に励んでいます。
 ここで紹介するのは、そうした研究で得られた新たな魔法行使の方法です。

イーヴァル狂闘術(ドーデン)

全力派生において手軽で強力な秘伝、挑発攻撃の習得の必要性と全て2H縛りがつく制約が比較的難しいものの
単純な全力攻撃で見るなら通常の全力よりダメージを伸ばしつつ、(忘れがちだが)命中デバフまで行うなど秘伝単体でも優秀。
また、流派装備もB武器最高威力の中で命中不安なものの唯一必要筋力の軽いソード、非常に高い出張性のあるマントとこちらも有用
バトダンの追加特技枠の裁定で評価が180度変わる流派だろう

世界観概要

 コルガナ地方とドーデン地方を分けるノーザンファング連山に住む、リカントの少数部族に伝わる戦闘法を源流とした流派です。
 開祖は“血染めの熊”イーヴァルと呼ばれるシロクマのリカントで、自ら大きな隙を晒すことを厭わず、咆哮とともに強烈無比な一撃を叩き込むことを旨としています。その基本的な技法は現在にも継承されており、この流派の大きな特徴となっています。
 イーヴァルがこの戦闘法に開眼したのは、〈大破局〉時の戦いの中だったとされています。ノーザンファング連山に存在するアンダファングトンネルを巡る攻防戦で、満身創痍になりながらも鬼神の如き戦いぶりで蛮族を退けた際、その基本的な技法が確立されたとイーヴァルは述懐しています。
 その後、イーヴァルは命を賭しても蛮族を打ち破る戦闘技法として、【イーヴァル狂闘術】を多くの兵士に伝え、鍛え上げました。
「この戦い方では敵を先に倒して返り血を浴びるか、自分が血だらけになるかのふたつにひとつ。いずれにせよ狂っている」と称された狂闘術ですが、当時の劣勢を覆すには命を捨てる覚悟をするほかはなく、結果としてその決死の戦いぶりと必殺の攻撃は蛮族を震え上がらせました。
 強い者に従う蛮族の本能ゆえか、イーヴァル率いる“狂戦士たち”の裂帛の雄叫びは、ゴブリンなどの雑兵を恐怖に陥れ、恐れを知らないボルグたちですらたじろがせました。
 その武名と活躍ぶりは(幾分誇張も含まれていましたが)、ドーデン地方全域に知られるようになり、やがてアルフレイム大陸全土に広まっていきました。
 現在でも〈イーヴァル狂戦士団〉と呼ばれる特殊部隊は、〈大破局〉から300年以上が経過した現在も残っており、キングスレイ鉄鋼共和国が戦争における最終手段として投入する殲滅部隊として恐れられています。
 また、ドーデン――特にノーザンファング連山の周囲――にはイーヴァルの教えを伝える町道場が数多くあり、それらはさらに鉄道網の発展とともに地方の外にも広がっていっています。死を恐れぬ勇気を鍛える過程は一種の精神修養として一定の評価を得てもおり、そういった目的で学ぶ者も少なくありません。

ミハウ式円闘技(コルガナ)

基本的に回避型で役立つ流派、主にディスラプト1点のみで評価が決まるだろう。(一部タンクがディフェスタ採用するならその限りでもないが)
どんな近接武器もブレードスカートのように扱え、更に他のカウンター系とも重複するため茨ブレスカディスラプトドレープと一瞬で会費制工事の効果を一気に適用させるのも面白いだろう
流派装備は限定条件で有用なものもあるので考慮に入れておくのもありか

世界観概要

 100年ほど前、当時“壁の守人”の戦闘教官を務めていたエルフのミハウ・ノヴァクが、コルガナ地方北部の伝統武術をベースに洗練、効率化して開発した体術です。
 余計な緊張を解き、全身の動きを柔らかく保ちながら、円の動きで敵を翻弄しつつ反撃する技で知られています。その神髄は、あえて敵の懐に入り込むことで自らを囮とし、流れるような体捌きを駆使して細かくカウンターを入れていくことにあります。
 また、“奈落アビス”の脅威から人々を守る者として、自らの命を犠牲にすることはできない――そうした姿勢から、いかに生き残るための選択肢を増やし、敵を倒すかを目的としています。そうした発想の中から、本来は間に合わせの武器であり、いまや流派を代表する武器となっている、〈ミハウ式ウォースペード〉も生み出されました。
 ウォースペードとは、本来は塹壕を掘ったり土嚢を作ったりするために用いる、軍用の両手用シャベルです。ミハウ式では、これを用いて敵を斬り裂く技を教えており、たとえ陣地構築作業中であっても、戦闘に即応することが可能となっています。
 もちろん、戦いの多様性を重視する【ミハウ式流円闘技】ですから、武器はウォースペードに固定されているわけではありません。どんな武器を使ってもその秘伝を活かすことができ、流麗な動きは敵を翻弄することが可能です。そのため、ファイターだけでなく、フェンサーやバトルダンサーにも好んでこの流派を学ぶものがたくさん存在しています。
 元々は“壁の守人”の間で研鑽された流派ですが、その優れた戦い方は、すぐさまコルガナ地方にある冒険者ギルド本部の知るところとなり、冒険者の間で広まっていきます。やがてその噂は冒険者ギルドのネットワークを介して大陸中に広まることとなり、いまや各地の冒険者ギルド支部に教官がいたり、道場が併設されていたりするようになりました。そのため、大陸のどこにいても、この流派を学ぶことは難しくありません。

カスロット豪砂拳・バタス派(ブルライト)

正拳突きがクソ強くなる流派、防護の高い相手であればこちらの方が打点が出ることもあるが…
真に強い秘伝は防護点永続デバフを行いつつ攻撃のできる一撃万破だろう

世界観概要

 この流派の源流は、ブルライト地方西部にあるカスロット砂漠に住む少数民族、ヤドラ族のあいだで伝えられていた格闘術です。
 ヤドラ族は、大柄で、濃い褐色の肌を持つ人間です。カスロット砂漠の砂に埋もれた魔法文明時代の地下遺跡を住処とする少数民族であり、いつからそこで暮らしていたのかは定かではありません(古代魔法文明時代に、魔法王の迫害を逃れて定住した、という説すらあります)。
 ヤドラ族は排他的であり、他の人族とも交流を断っていました。同時に、自衛のための格闘術を、独自に練り続けていたのです。
 そんなヤドラ族の扱う【カスロット豪砂拳】は、足場の不安定な砂漠という環境で戦うことを前提としているため、足は地を蹴ることに集中させ、己の拳のみを武器とするのが特徴です。また、連続攻撃を得意とする通常の拳闘士と異なり、「一撃万破いちげきばんぱ」を真髄としています。
 一般的なヤドラ族は、気温が下がる夜に活動することから、その姿を見られることはほとんどありませんでした。しかし、ヤドラ族の戦士たちだけは昼間に姿を現し、灼けた砂に拳をひたすら打ち込むという修行をしていました。これにより、両腕を鋼鉄のごとく鍛え上げ、まさに必殺の拳を作り上げていたのです。その姿は、ごく稀に砂漠を旅する者の目にも留まり、「蜃気楼の先に、大地を殴る黒い巨人がいる」という伝承として知られるようになりました。
〈大破局〉後、その伝承を知って砂漠へ繰り出し、命がけでヤドラ族の隠れ里に辿りついたのが、ナイトメアの拳闘士にして蛮族と戦う術を求めていた求道者バタスです。はじめはヤドラ族に警戒されましたが、ひたすら共に鍛練するひたむきさは彼らの心を打ち、正式に教えを受けるに至ります。
 バタスはその技で数多くの蛮族やその王たちを葬り、勇名は大陸中に知れ渡ることとなりました。当然、多くの弟子入り志願者が訪れ、バタスは蛮族と戦う力になればと、その多くを受け入れたといいます。しかしヤドラ族から伝えられたその鍛練法は極めて厳しく、ほとんどの者が基礎の段階で脱落してしまいました。それでもバタスは根気強く指導を続け、いまでは大陸中でその道場を見ることができます。
 現在に伝わる秘伝は、本来バタスが伝えた奥義のほんの一部に過ぎないとされています。それでも武器を持たない者たちが蛮族に対抗する貴重な手段として、多くの者が修練を重ね、技を磨いています。
 そしてバタスはいまもなお、カスロット砂漠のいずこかで居を構え、真の奥義を伝えるに相応しい者を待っていると噂されています。

マカジャハット・プロ・グラップリング(ブルライト)

敵を選ばない投げ秘伝に優秀な飛び蹴りと比較的汎用性の高いものが揃っているが、如何せん流派装備のキック不可が重い
ただ裏を返せばグラップラーなら比較的誰でも扱いやすい秘伝でもある

世界観概要

 ブルライト地方中西部に存在する、“大舞台”マカジャハット王国に存在する格闘技の一大流派です。
 他の流派と大きく異なる点があり、それは、この流派の起源が戦闘ではなく、興行(つまりは見世物)である、ということです。
 マカジャハット王国は、様々な芸術が集まる国であり、そうしたものの中には、芝居や舞、曲芸なども含まれていました。この【マカジャハット・プロ・グラップリング】は、過去の神話や英雄譚などを、闘技場仕立ての舞台(ときには闘技場そのもの)で、肉体を駆使した格闘技の形で演じたことが始まりでした。
 単なる演技ではなく、肉体と肉体がぶつかり合い、鍛え上げた力と技が絡み合う、一見して真剣勝負のようなその舞台は一時熱狂的な人気を誇り、目の肥えたマカジャハットの人々はもちろん、近隣の国からわざわざ来訪して一目見ようと大勢が集まるほどのものとなりました。
 初めこそ英雄物語の再現だったものの、やがて個々の演者に人気が集まり、より物語性よりも真剣勝負の色合いが濃くなっていきました。この頃から、伝統として、いわゆる「飛んだり跳ねたり」よりも、密着距離での隙を突き合う極め技や絞め技の応酬こそが通のものであると好まれるようになり、それを中心に体系が発展していきました。
 そして、最初の公演から50年ばかりを経たいま、その独特の“魅せる格闘技”は冒険者にも人気となり、わざわざ習得する者が現れるほどとなりました。これには、人気の演者が冒険者に転向して成功を収めたこと。並びに冒険者も金払いのいい依頼人(スポンサー)を得るために、派手な活躍をアピールするためだったと考えられます。
「あんなものは見せかけだけの見世物格闘技だ」と批判的に評する声もありますが、その技は冒険における実戦にも転用できるよう研究し改良されて練り上げられたものです。そして現在でも、大勢の客を集める一流の演者は、日々驚くほどのトレーニングと真剣勝負さながらの格闘を演じ続けており、その肉体は驚くほどタフです。この流派とその門下生たちは、十分すぎるほどに強力と言えるでしょう。
 また、蛮族に襲われた村や隊商を救うために【マカジャハット・プロ・グラップリング】で戦う姿は、被害に遭った人々を勇気づけ、その心を奮い立たせると言われています。ただ戦い、敵を殲滅するだけの闘技ではない――人々の心まで救う戦闘法としても、一部冒険者の中には熱烈な人気を誇る流派となっています。

ナルザラント柔盾活用術(ウルシラ)

とりあえず回避盾・かばう盾なら入って損はない、どころか先制取られた時のお守りとして非常に優秀
ラクシア後手捲りの裏技みたいな流派

世界観概要

 アルフレイム大陸最北東にある地方ザムサスカに、かつて存在していたナルザラント公国で発祥した戦闘術です。
北の“奈落アビス”に対抗し、その脅威に立ち向かうための国家のひとつだったナルザラント公国では、防御を重視した戦闘法が研鑽され、練り上げられていきました。
 その結果、確立されたのが、この【ナルザラント柔盾活用術】です。
 盾を使用することを前提としており、受け流すこと、受け止めること、そして押し返すことがその戦闘法の根幹を成しています。自らは決して体幹を崩すことなく、盾で受け流し、受け止める際に、相手の体勢を崩す。そうして防備が疎かになった敵に対し、強力な反撃を叩き込むのです。
 ナルザラントの戦士たちは、大きく三つの部隊に分かれていたとされています。ひとつは、大型の盾を装備しつつ、身軽さを失わないバランスのよい甲冑を身につけた、大盾防壁隊たいじゅんぼうへきたい。ひとつは、小型の盾に軽装の鎧を身につけ、素早さを活かして反撃する小盾奇襲隊しょうじゅんきしゅうたい。そして、このふたつの部隊によって体勢を崩された敵を集中的に攻撃して粉砕する、重装撃滅隊です。
 ナルザラント柔盾活用術は、この三つの部隊の戦い方をまとめたものです。
 しかし、堅い守りを誇ったナルザラント公国軍も、〈大破局〉に伴う“奈落の壁”の損壊、そしてそこから大量に来襲した魔神との戦いの果てに壊滅。ナルザラント公国は〈大破局〉終結を待つことなく滅亡してしまいました。けれど、彼らの奮闘ぶりがザムサスカ地方以南の領域に防備を固める時間を与え、被害の拡大を食い止める原因ともなったのです。
 そんなナルザラント戦士たちの魂と技術は生き残り、ザムサスカ地方の南、ウルシラ地方ではその戦闘法を継承した戦士や騎士をよく見かけます。
 仲間との連係も得意とするため、この流派は冒険者の間でも人気となり、アルフレイム大陸東部を中心に広まり、いまでは西部を含めた全土で使い手の姿を見ることができます。そのため、主要な都市ではこの流派に入門し、身につけることは難しくありません。

アースト強射術(ランドール)

秘伝についてはクロスボウと相性が良く、比較的悪くない。
鷹の目による命中補正も使えないことは無いが、使い勝手がさほど宜しくない。
あくまで成長途中で使う程度だろう

世界観概要

 この【アースト強射術】は、ランドール地方を中心に、ドーデン地方にまで広く伝わった流派です。
 元々は、ランドール地方各地で転戦した、アースト強射団と呼ばれる傭兵団が用いた戦闘法です。ランドール地方にいまなお、蛮族の跳梁に加え、小国が割拠し、戦乱が絶えない土地です。アースト強射団はそうした争いの絶えない地で、金払いのよい雇い主を求めて転々としていました。
 アースト強射団がなぜその名で呼ばれるのかも、はっきりとはしません。彼らはどの国家からも爪弾きにされた貧民や犯罪者、被差別種族などが中心となって組織されており、基本的に貧乏な集団でした。そのため、傭兵団とは言っても装備は間に合わせのものが多く、命を危険にさらすことで、どうにか安い報酬を得るのが精一杯といった食い詰め者の集まりだったのです。
 それでも、彼らは彼らで生き残る術を考えました。その結果編み出されたのが、とにかく遠距離からの攻撃で近づかれる前に敵に損害を与え、少しでも自分たちが生き残る可能性を高める戦い方です。
 とにかく資金に乏しい上に非力な下層民の多いアースト強射団ですから、まずはなるべく大きな石を、できるだけ遠くまで投げることから始めました。体を回転させ、遠心力を使って投擲する独特の投射術は、こうした考えから生まれたものです。
 戦場でいきなり一斉に回転し始めるアースト強射団の姿は、最初は奇異な目で見られ、嘲笑すらされました。しかし彼らが大量に放つ石つぶての雨を受け、多くの兵士や蛮族たちは、唖然としたまま絶命したといいます。
 また、敵兵を倒し、装備を奪うことで、アースト強射団は戦力を増強していきました。その際にも、重視したのは飛び道具や射撃武器の確保と運用です。強奪した武器は、当然ながら持ち手の力に余る物も少なくありません。そこで彼らは、これらを強引に使いこなす方法を編み出します。
 その戦い方は、まさに強引極まりないものでしたが、それでも持たざる者たちの集まりとは思えない戦闘力と火力を獲得するに至ったのです。
 こうして、アースト強射団は優れた攻撃力を有するに至り、ランドール地方に留まらず、その支隊はドーデン地方に至るまで戦いのある場所ならばどこにでも雇われました。
 やがて、その特殊な飛び道具の扱い方は広く知られるようになり、蛮族と戦う冒険者にも伝わったとされます。集団で運用してこそ最大の効果を発揮する【アースト強射術】ですが、優れた能力と技量を持つ冒険者なら、個人単位でも十分な戦闘力を発揮しました。中にはさらなる発展系の秘伝を編み出し、集団戦をより有利に戦う方法を確立した者もいたようで、いまなお創意工夫により発展を続けている流派でもあるのです。

ヒアデム魔力流転操撃(ランドール)

殴り先になる代わりに行使が増えるマルアク、帰ってきた強化魔力撃(ダメージ上昇はなし)と汎用性の高い秘伝が多く
特に魔力撃変化型である法剣魔測眼のために入るのは非常にあり、流派装備も回避軸の魔法戦士なら扱いやすいため、うまく使い分けていこう。

世界観概要

 この流派は、ランドール地方北部に位置する交易都市国家、ハルシカ商協国の発祥として知られています。
 ハルシカ商協国は大陸の東西を結ぶ交易の要所であり、種々様々な種族や職業の者たちが往来しています。人も集まれば富も集まるハルシカ商協国において、その自治独立を守るためには、当然のように武力にも力を入れざるを得ませんでした。
 そんな中、少数精鋭でありながら、多様な相手や事件に対応するために、ハルシカ商協国では魔法戦士や神官戦士が重用され、特別な部隊「ハルシカ魔導戦士団」が編制されています。
 この【ヒアデム魔力流転操撃】は、この部隊を鍛え上げた女ドワーフの教官にして魔法研究者、ジャクリーン・ヒアデムが考案した戦闘法です。
 主に武器を用いた近接攻撃から連係して繰り出される魔法の扱いを重視しており、いかに無駄なく攻撃機会を活かし、効率的にマナを用いるかが研究されています。
 正式に「ハルシカ魔導戦士団」へ入団するには、最低でも戦闘特技《マルチアクション》の習得が必須とされ、その点ですでにこの部隊の練度の高さは担保されています。その上で戦いの才能を認められた者には秘伝が与えられ、より効率的に戦うことができるようになるのです。
 この流派の確立によって、「ハルシカ魔導戦士団」の継戦能力は向上し、同時に敵の撃破率も上昇しました。一方でその無駄を排除しようとする戦い方は、「いかにもハルシカ商人の考えそうな、ケチくさい流派だ」とも揶揄されました。
 ところが、そこは商魂たくましいハルシカ人のひとりであったヒアデムは、開き直ってこの流派の道場を正式に立ち上げ、次々と各地に広げ始めたのです。習得すれば確実に成果が上がる流派として、各地の魔法戦士や神官戦士たちの間で人気を博し、気づけば大陸中でその道場を見ることができるようになりました。
 ヒアデムは老境に差しかかったいまなお(とはいえ、ドワーフゆえ老いは一見ではわかりませんが)、大陸中を行脚し、新しい道場を建てて回っていると言われています。

古モルガナンシン王国式戦域魔導術(コルガナ)

現在のヴァイスシティもといモルガナンシン国からの魔法文明から派生した流派
秘伝のすべてが強く、その常識を一気に変えるほどである。
問題は初期費用が高いぐらいか

世界観概要

 コルガナ地方を流れるビスクーネ河の北岸に“悪徳の都ヴァイスシティ”として名高い都市、モルガナンシンが存在します。
 その名は、約3,000年前に“奈落”よりあふれ出した魔神の群れによって蹂躙され、魔法文明時代の終焉とともに滅び去った、モルガナンシン王国に由来しています。
 この流派は、このモルガナンシン王国において、自軍を効率的に支援・強化するために編み出された軍隊・戦場用の魔法運用法を源流としています。
 始祖とされるアンナマリーア・カンディアダ・ロッセリーニは、モルガナンシン王国末期に、魔法戦師団を率いた魔法使いで、“奈落の壁”建設にも寄与したとされています。そのため、この流派を「アンナマリーア戦域魔導術」と称する者も存在します。
 しかし、モルガナンシン王国は一度滅亡しており、伝統や歴史と共に、この流派も失われたとされています。その後、魔動機文明時代になってから王家の生き残りを担ぎ出し、モルガナンシン公国として再建されますが、それらは失われたままでした。
 しかしあるとき、アンナマリーアの末裔を自称するグリゼルダ・ロッセリーニという人物が現れたことで、この流派は再び蘇ります。
 グリゼルダは、始祖が記したとされる秘伝書を保持していました。彼女はこれをひもとき、生涯をその研究と解明に捧げました。そしてグリゼルダの息子ヴァレンティノが、ついに流派の完全復興を宣言したのです。その研究期間は優に20年を超えており、現在から80年ほど前の頃だったとされています。
 現在知られている【古モルガナンシン王国式戦域魔導術】は、遠距離かつ広範囲に存在する友軍に、低コストで素早く支援魔法を展開することに最適化されています。
 そのために、この流派では〈ロッセリーニの調声器〉と呼ばれるチョーカーを首に装備し、同時に効果を受ける者たちもまた、〈ロッセリーニの魔法印〉を身に刻むか、刻まれた装備を身につけている必要があります。結果、〈調声器〉より発せられた魔法の力が〈魔法印〉を身につけた者に作用する場合、大きくコストが軽減される効果を発揮します。
 まさに集団を強化し、運用することに特化した魔法流派であり、運用次第では非常に強力です。優れた指揮官と、信頼できる多くの部下がいて成立する軍隊向けの流派ではありますが、仲間との連携を大切にする冒険者にとっても有用であることから、習得する者も数多く存在しているようです。

ダイケホーン双霊氷法(ブルライト)

ただのデバフ流派とおそるるなかれ、フロストフィールドが非常に優秀で炎以外の妖精3属性なら何でもバフしてくれるが
コンジャラーにはアイシクルウェポンとソニックウェポンがあるためエレメントスワップと合わせてこれらの属性強化を更に強くできる
流派装備は宝石飾りとしてみた時にフェアテの技能レベルに問わず6個宝石をはめ込めるのでこちらも扱いやすい。

世界観概要

 この極めて特殊な流派を生み出したのは、ブルライト地方を南北に縦断する岐険、ディガッド山脈の小国、ダイケホーンの宮廷魔術師とされています。
 ダイケホーンは高地に位置することから、狩猟する獲物も乏しく、農作物の収穫も覚束ない国柄です。にもかかわらず、周辺には希少なマナタイト鉱石や、優良な(魔晶石)の採場があることから、古来より蛮族の襲撃の多い場所でした。それに加えて、“奈落の魔域”も数多く出現するため、ダイケホーンの人々は戦いの技法を鍛え続けてきました。
 とはいえ、人口も少なく貧しい国柄ゆえ、状況に対して抜本的な改革は望めず、蛮族や魔神の襲撃に対し、守勢に回らざるを得ない状況が頻発しました。
 そうした厳しい自然環境と境遇から、この魔法の流派は場み出されました。
 この流派の開祖シスル・セーン・ノートは、生まれながらにして妖精使いの才能に満ちた長命種のメリアでした。彼女はその才をさらに伸ばすべく、ユーシズ魔導公国の魔法学園へと留学します。そこで彼女は、得意の妖精魔法だけでなく、操霊魔法も修め、優秀な成績で卒業。しかも故郷を守るための新たな魔法の活用法を発案し、それを故郷に持ち帰ったのです。
 彼女の編み出した特別な魔法術は、操霊魔法と妖精魔法の融合を目指したものでした。従来ならばほとんど交わることのないこの2つの魔法系統を巧みに束ね、メリアの長命種らしい忍耐強さもあってか、シスルの魔法は守勢に回ってこそ大いに相手を苦しめるものとして完成しました。
 ダイケホーンの王はシスルを宮廷魔術師として遇し、積極的にその特別な魔法を国家防衛のために用いました。
 彼女が展開する氷の領域は、寒く厳しい環境に育ったダイケホーンの人々を強化し、襲来する敵を文字通り心胆を寒からしめました。彼女の編み出した魔法は、戦いが長引くほどに敵を苦しめ、その光景を見た者は二度とこの地に攻め入ろうとはしなかったと言われています。
 シスルが生み出した魔法のいくつかは、ユーシズ魔導公国にも伝えられ、そこから大陸各地へと伝えられていきました。現在各地で見られるのは、こうしたユーシズ経由の魔法です。
 そして開祖であるシスルは、近年天寿を全うし、ダイケホーンの王宮前広場にて立派なトドマツの木となり、自ら守り続けた国土と愛弟子たちを見守っています。真冬になれば氷の妖精たちが集まり、在りし日のシスルの姿そっくりの樹氷を作り出すと言われています。

スホルテン騎乗戦技(オーレルム)

騎獣に囮を振らせる波崩し以外はぱっとしないが、流派装備が唯一無二性があり、このために入るのはあり
ライダー技能を取らないのであればほぼ無縁なのだが…

世界観概要

 大平原によってその大部分が占められているオーレルム地方では、古来機動力に優れ、高い打撃力を誇る騎獣が重要な役割を果たしてきました。そのため、この地で勃興と滅亡を繰り返してきたいずれの国家においても、騎獣を活用した戦術が研究され、騎乗状態での戦闘技術が発展を遂げることとなったのです。
【スホルテン騎乗戦技】は、そうした騎乗状態での戦闘技術のひとつとして、大陸中で知られた流派です。 この戦技は、魔動機文明時代にオーレルム地方西部に存在したクヴァイ連邦において創始されたとされています。当時、クヴァイ連邦は、周辺国のすべてから侵略を受けており、常に国土のどこかで戦闘が行われている状態でした。そのため、高い機動力を有する騎獣兵団を組織して、素早く戦場を移動しながら敵戦力に対応する機動防御を主戦術としていたのです。一方で、魔動機術の発展によって銃器が軍の主兵装となっていたため、重い金属鎧によって防御を固める重装騎兵は廃れ、機動力を活かして銃撃を回避する軽装騎兵が戦場の主役となりつつありました。しかしクヴァイ連邦の騎獣兵団は戦闘に続く戦闘によって補給も途絶えがちだったため、銃弾が尽きた状態での戦闘も日常茶飯事でした。
 こうした情勢下で、クヴァイ連邦の騎乗戦闘術の教官であったフィリベルト・スホルテンは、高速で騎乗しながら、雨のように降り注ぐ銃撃を武器で受け流し、敵に肉薄する戦技を編み出しました。この【スホルテン騎獣戦技】においては、片手で手綱を操る場合を考慮し、片手武器の使用が重視され、またその武器を用いて身を守りました。
 同時に重視されたのは、騎獣との一体性です。騎獣が囮となって敵を惑わし、騎手がその隙を突いたり、逆に騎手の攻撃の陰から騎獣が攻撃したりと、優れた使い手の攻撃はまさに変幻自在と言うに相応しいものでした。
 クヴァイ連邦は、この戦技を収めた高速騎兵隊によって多くの戦果を上げ、数多の侵略者を血祭りに上げたと言われています。しかし度重なる侵略の前には抗しきれず、ついには滅亡してしまいました。
 しかし国は滅びても、【スホルテン騎乗戦技】の技術は受け継がれ、やがて訪れた〈大破局〉の時代にも蛮族を相手にその力を遺憾なく発揮したことで知られています。
 こうして受け継がれた【スホルテン騎乗戦技】は、いまではオーレルム地方から他の地方にも伝播しており、いくつかの亜流派を生み出しつつも、いまなおその名を大陸中に残しているのです。

ブルライト博物誌
キルガリー双刃戦舞闘技

重篤な欠陥を抱えた流派、と言いたいところだが流派装備だけを見るなら悪くはない
加工費用が安いためアックスSSのウルゴーシュの繫ぎと考えれば扱いやすいだろう

世界観概要

 大山猫のリカントであるキルガリー・クルーシュは、ラージャハ帝国の軍人であり、両手利きを活かした二刀の技でいくつもの戦功を上げました。休みなく二刀を繰り出して敵を切り刻む姿は砂漠に舞う塵旋風、“ダストデビル”になぞらえられ、それが彼を畏怖して呼ぶ異名として使われました。
 武技を高め、名声を勝ち得ていきながら、彼の内には常に不満と不安がありました。一つには、二刀をそれぞれ片手で扱っていることによる、一回一回の打撃力の小ささです。
 もう一つは、これも二刀流であるがゆえの宿命である、盾の不存在です。防御面の不安は、戦場での悩みの種でした。とはいえ、盾を構えての一刀流に転向するという選択は、今まで築き上げてきた彼の武技、もっと言えば人生を否定するような行いであり、採ることは到底できませんでした。
 二つの出会いが、彼に光明を与えました。一人目は、ある棒術の達人でした。一本の棒の中程を開き気味に両手持ちに構え、回し打ちを主体に戦うその男の体捌きは、“ダストデビル”の戦い方に大変近しく、親和性の高いものでした。その上で、棒を両手に持つがゆえの防御術、先端で払うだけでなく、手と手の中間部で受ける動作は彼の武技には当然なく、そこに彼は自分自身の進化の余地を感じたのです。
 むろん、単純な二刀流のままその構えをまねて、空気で受けるわけにはいきません。自身の感じた進化が現実となりえると彼に思わせたのが二人目との出会いです。そのレプラカーンの鍛冶師は、武器に余計な工夫を施すことがしばしばでした。柄を長めにしてバランスを取ることで、少し重い刀身でも振りやすくする、切っ先にわずかな返しを入れることで切り抜くときにより深い傷を与えられるようにするなど、理はあっても――実際に、その工夫の一部は〈一押しの黄金房〉(⇒BL37)の技術にも取り入れられています――既製品に慣れきった者には不要で邪魔な加工を繰り返し、「いらぬお節介」の異名で呼ばれていました。しかし、キルガリーはこの鍛冶師の絶えざる探究心に可能性を感じ、「二本の刀剣を一本の棒のように扱いたい」という自分の希望を伝え、彼に新たな形の武器の製作を依頼したのです。
 応えた鍛冶師は、二本の側を柄の部分で連結させた武器を製作します。加えて「いらぬお節介」の本領も発揮、剣を連結させたり、切り離したりできる機構も加えて作り上げ、キルガリーに渡したのです。
 キルガリーはこれを否定せず、むしろ積極的に受け入れて二本の片手武器と一本の両手武器という形状を行ったり来たりさせながら戦う、ユニークな武技を作り上げていきます。体系の完成を確信したとき、彼は自ら道場を開き、広くその技を世に教え始めました。
 キルガリーはすでに世を去りましたが、【キルガリー双刃戦舞闘技】は、開祖の名前を受け継ぎながら、今もラージャハ帝国を中心に門徒を集めています。

エステル式ポール舞闘術

キック武器さえ用意出来れば非常に優秀で全力派生はグラップラーでも運用が楽
名誉点をさらにつぎ込めば槍だろうが電ノコだろうがバッドツインズだろうがポールダンスできる

世界観概要

 エステル・フロランタンは、ジニアスタ闘技場で一世を風癒し、戦歴の短さにもかかわらず、伝説的なチャンピオンの一人として語り継がれている人間の女決闘士です。
 マカジャハット王国から流れてきた踊り子出身という触れ込みで闘技場に現れるようになったことは事実で、実際に踊り舞うような戦いで対戦相手を翻弄し、観客を大いに沸かせました。ただ、触れ込みの真偽は不明です。彼女自身が語ろうとしなかったため、詳らかな出自は明らかになっていなないのです。彼女の技の源流を異大陸にあるとし、出身もまたそこではないかとする研究者もいるほどです。
 エステルの戦い方は、確かにそれまでの決闘士の誰とも異なる、独特なものでした。彼女が闘技場に立つとき、その両手には常に自身の身長を遥かに超える棒状武器がありました。ですが、彼女の戦い方は、力任せにそれを振り回すだけの無骨なものではありませんでした。棒状武器は、彼女の戦いの動きの中で起点として使われたものであり、“華麗にして苛烈”とうたわれた彼女の真価は、その蹴り技にあったのです。
 上段から振り下ろした武器をかわされても、かまわず穂先をそのままに地面に突き立て、反動で棒高跳びのように舞うと、前方宙返りで相手の頭部に自らの顔を落とす、横薙ぎに振るった武器が空を切ったら、軽く跳ねて武器の勢いに乗って自らも回転しつつ脚を伸ばし、後ずさった敵に回し蹴りを届かせる、などなどの変幻自在の体術で、対戦相手にも観客にも驚きを与え続けました。
 色鮮やかな飾り布を纏い、派手にひらめかせる仕草を好みました。これは、対戦相手を挑発して不用心な攻撃を引き出したり、相手を幻惑して攻撃の正確さを損なったりするためのものでした。しかし同時に、闘技場での自身の価値を闘い以外にも自覚していたからだともみなされています。「七色の蹴り」を自称しながら、派手な色使いで飾ったブーツを着用していたのも、その表れであったと考える者は多数です。
 そうやって高い注目を得て、後援者を確保することで、彼女は日々を鍛練に専心することができました。闘技場での戦績と順位は着実に上昇し、ついにはチャンピオンの地位にまで上り詰めたのです。
 その直後に、彼女は人生の目的の一つは果たしたと高らかに宣言し、防衛戦の一つも行うことなく、決闘士を電撃引退してしまいます。そして、道場を開き、後進の育成を第二の人生として始めました。
 現在では、ジニアスタ闘技場の内外に彼女の薫陶を受けた者たちがおり、彼女の技を伝えています。

銛王ナイネルガの伝承

投擲槍限定ながらc-1牽制や水棲特攻戦場バフなど非常に優秀
ヴァグランツなら変幻露払いで投擲武器でc8必殺も夢ではない
流派武器自体はただの鞘のないソードだが、投擲槍に自動帰還付与が何よりも強い

世界観概要

 ナイネルガはハーヴェスの都にほど近い、人間ばかりの小さな漁師村に生まれました。
 その漁師村では、大型の海棲動物を針で突いて狩ることが華とされていました。主として生計を支えていたのは網による漁でしたが、ときに鮫や小鯨などが現れれば、村人たちは先を争って海に小舟を繰り出しました。自然が気まぐれに与えてくれる一種の祭りとして、漁師たちは銛を振るい、漁を楽しみました。
 ナイネルガも、これに年若い頃から加わっていました。そして、揺れる小舟でいかにバランスを保つか、銛を正確に突く、あるいは投げるにはどうすればよいか、そういうことを身体で学んでいきました。成人する頃には、村でもっとも腕利きなのではと言われるほどに技量を上げていました。
 もし、何もなければ、ナイネルガはそのまま優秀な漁師として一生を過ごしていたことでしょう。しかし、彼が成人を迎えてすぐに、大きな事件が起こります。海棲蛮族の小集団が現れ、村へ侵攻してくる気配を顕わにしたのです。
 当初、村人の間では早々に村を引き払って、生命と多少の財産だけでも守ろうという意見が支配的でした。いかに銛打ちに慣れた漁師たちであっても、敵もまた武器を持ち、互いに突き合わせる戦いなど経験はなく、恐怖心のほうが勝っていたのです。「一頭の鮫を五人がかりで突き殺すのとはわけが違う」と村長は言い、それに同調する者が多数でした。
 その空気に真っ向から異を唱えたのが若きナイネルガでした。漁師が浜を捨ててその後をどうするのだと、彼は訴えます。ハーヴェスに急使を飛ばせば、早ければ三日、遅くとも五日後には応援が来る。その間だけ耐えきろうと鼓舞しました。その熱弁に村人たちも考えを改め、手に手に銛を持って蛮族を迎え撃つことになったのです
 そして三日後、報せを受けたハーヴェスからの援軍は、村人たちだけの力で、蛮族がすでに撃退されていた光景を見ることになります。いくつもの傷を負いながらも、膝を屈することなく先頭に立ち、銛を振るい続けたナイネルガと、それに勇気を引き出された村人たちの大きな勝利でした。
 派遣された軍人が幾人も、都に帰って後に感心をもって語ったことにより、ナイネルガの名声は高まります。
 そして同じように海棲の蛮族や大型動物の危険に悩まされていた近隣のいくつかの海沿いの町村から、ナイネルガに応援の依頼が行われるようになりました。ナイネルガは、銛を担いで戦いに力を貸し、また、自らの経験を伝えて指導します。依頼が増え、規模も大きくなるに連れて、自身でも技術の研鑽と戦術や魔物知識の蓄積に努め、高い信頼を集め、ついには、“銛王”の尊称で呼ばれるほどになりました。
 ナイネルガの確立した技法や水棲の魔物に対する戦術知識は、海に近い共同体に広く受け継がれ、継承されています。

死骸銃遊戯

射程20mの1Hガン、大体強い秘伝、魔法不要の弾丸
マギシューの常識を覆す最強流派

世界観概要

【死骸銃遊戯】は、魔動死骸区に生まれた流派です。死骸区で発見された素材を使う特殊な弾丸を使った技術の集合であり、迷路と化した狭い通路内で戦うことに長けています。
 確とした創始者の名前は伝わっておらず、自然に発展してきたものと考えられています。【死骸銃遊戯】という名称も、確立した流派名称として自ら名乗っているものではありません。死骸区の住民たちがそう呼んでいるだけであり、その呼ばれ方が示すように、求道的な性格はほとんど持ち合わせていません。ここへの入門は、師匠につくとか、道場に所属するとかではなく、仲間として認められるという側面が非常に強いものになっており、これへの参加者は、入門者ではなくメンバーという呼ばれ方が一般的です。
 育まれてきた技術も、他の武芸流派に多く見られる生存のための闘争から発展していったものではなく、遊びや賭博からの延長にあったものと考えられています。「壁や床で跳弾させて、死角から目標を撃ち抜く」「他者の撃った弾丸を自らの弾丸で弾く」などの驚異的な技巧を、曲芸として披露するのが粋であり、誉れなのです。
 犯罪行為に対するハードルの低い魔動死骸区であるがために、この傾向が高じて危険な遊戯や賭博へと繋がってしまうことがしばしばです。たとえば、人の頭の上に的を置き、それを射貫く腕を競うようなことが平然と行われます。
 流派専用装備となっている〈ガン〉は、ラクシアには非常に珍しい回転弾倉の拳銃リボルバーです。ラクシアの〈ガン〉は、魔動機術によるものであり、一般には引き金を引く行為が直接に弾丸の発射に繋がりますが、この拳銃は、いったん「撃鉄」を起こし、落とすことで弾丸が発射される機構になっています。撃鉄を起こした状態のままであれば、弾倉を回転させることができます。これを利用して、独自に発射可能な特殊な弾丸(〈即応弾〉⇒BL34)を一発だけ装填し、無作為に弾倉を回転させた後で、引き金を引ききり、発射されるかどうかを賭ける賭博も行われています。
 他メンバーに対して仁義を欠く行いが重なれば、一般的な流派同様、破門となりますが、破門者に対してこの流派は非常に苛烈です。先ほどの頭の上に的を置く遊戯での土台にしたり、破門者に「一発だけ装填のリボルバー」を握らせて自分の頭に向けて撃たせたりなどの行為が平然と行われます。

対奈落教会議カンファレンス・奈落反転神術

奈落教に対抗する、と思いきや大体敵認定できるセイクリッドヴァイス、HPコストの低燃費攻撃魔法、こちらも優秀

世界観概要

 全容こそ明らかになっていませんが、奈落教(⇒BL88)が魔神崇拝に近い異常な教義であることは断言して差し支えないものです。ブルライト地方にある奈落教大教会において、何らかの非道や悪徳が行われていることを確信している者も少なくありません。
 そうした者たちが、国家の枠を超えて集合したのが「対奈落教会議カンファレンス」です。この組織の中核自体は常設的でもなく、参加者も専任というわけではありません。会議を支える幹部たちは、それぞれに社会的立場のある者たちで、折を見て連絡を取り合い、情報を交換し、そして下部に存在する小さな組織や個人に出資しているのみです。連帯意識もさほど高いものではありません。直接に奈落教から狙われることを避けるため、参加を秘匿している者も存在します。
 一方で、幹部たちから経済的な支援を受けて活動する個人や組織は、上部の緩さに比べると士気が高く勤勉です。奈落教の社会への浸潤を阻止するべく、地道に活動を続けています。各地で奈落教信者の動きを追い、実態調査を進め、そして、反社会的行動があれば対抗します。実行部隊である彼らは、大義から私怨まで参加の理由に幅はあれど、奈落教の危険をより肌に近く、真剣に感じています。
 そうした活動グループの一つに、【奈落反転神術】を編み出した神官たちがいます。彼らは、第一線に立って奈落教に対抗する武闘派グループです。奈落教と戦い、そして勝つことを何よりも優先しており、「毒をもって毒を制す」とばかりに敵である奈落教を研究し、その技法を取り入れ、禁呪までも作り出したのです。
 現在、【奈落反転神術】を身に付けている神官は、二種類に分類されます。一つは、今まで説明してきた「対奈落教会議」の後援を前提にし、その活動として、奈落教と戦うことを人生の目的にしている者たちです。社会に潜んでいる奈落教信者を見つけ出そうと努力し、必要とあらば積極的に武力を行使します。彼らの中には、奈落大教会へ襲撃をかける日を心待ちにしている者も少なからず存在します。
 もう一つは、そこまで奈落教との戦いに積極的ではなく日々を送る者――多くは冒険者――です。「対奈落教会議」からの経済的支援は得られませんが、期待もしていません。自力で日々の生活を組み立て、それを優先しながら、奈落教にも気を配るという生き方をしています。目の前に存在が顕わとなったり、偶然に奈落教の引き起こした事件と関わることがあれば、対処を厭いませんが、そうでなければ、自ら熱心に信者を狩りだしてまで戦おうとは思っていません。
【奈落反転神術】は強力な技法ですが、「毒をもって毒を制す」危険は無視できるものではないようで、ときに自ら奈落教へと堕ちてしまう者が発生しています。そのことは【奈落反転神術】習得時に、口酸っぱく警告されます。

『七色のマナ』式召異魔法術・魔使影光学理論

魔神運用を根底から変える流派、特にホルグラドやアルガギス、シハルス辺りはここで一気に評価を上げたと言っても過言

世界観概要

 ユーシズ魔導公国に広大なキャンバスを構える魔法学園『七色のマナ』では、魔法行使やそれに隣接する技術に関してきまざまな研究が行われています。
 そのうちの一つに、召異魔法学科が存在します。ですが、召異魔法は扱いが難しく、失敗すると術者本人のみならず用までも危険に陥らせるために志望者の数に恵まれませんでした。学科名と寮は存在しているものの、学科の実在は都市伝説として語られるほどで、実際にこの学科は学内に学科用の校舎が存在していません。
 それほどまでに魔神を召喚し、使役することは危険な行いです。その具体的な部分は、主に二つの場面で現れます。一つは、魔神に行動を許すまさにそのときです。魔神は常に魔神使いの裏をかこうとしており、うかつな命令は、魔神使いの首を絞めることになります。それを防ぐための言葉の選定や文法の厳密化は常に努力されてきましたが。それでも魔神の恣意的な曲解を許してしまう場面は少なくありません。
 魔神の使役における危険の二つめは、魔神を送還する場面に現れます。魔神は召喚するよりも送還するほうがはるかに難しい存在です。送還に失敗してこの世界に魔神を留めてしまった場合、それは好き勝手に暴走を始めてしまいます。
 こうした場面での危険をいかに減らすか、さまざまな方法が模索されてきました。【魔使影光学理論】は、魔法研究の最高機関『知識の剣』と『七色のマナ』召異魔法学科の共同研究の末に、ようやく一つの形として結実したものです。
 この理論は、魔神を召喚使役する魔神使いの血液を用いることに特徴を持っています。古来魔神との契約において、契約者の血液が有用であることは知られていました。しかし、安易にそれを与えることを許せば、魔神は契約者の生命をあっという間に吸い尽くしてしまうでしょう。それを防ぐため、抑制的にかつ効果的に魔神との接触、交渉、命令、契約を行うかの研究がなされました。【魔使影光学理論】の成果の一つにある、魔神への命令の安定化は、実際には魔神使いの血液を用いた細かな契約の繰り返しによって再現されています。
 魔神使いの血液を代償とする【魔使影光学理論】は、もちろん完全な解決策とは言えません。魔神による被害の危険の幾分かを術者に転嫁しただけという解釈も可能です。しかし、魔神の暴走による危険を大いに減じたことを『知識の剣』は自ら高く評価し、これを成果として外部に発表しています。
 それにより、この魔法技術を、名前の認められた在野の召異術師が学ぶことも可能になっています。

ドーデン博物誌
アルショニ軽身跳闘法

秘伝事態は全体に優秀で扱いやすい…というかトップレベルに強い
前衛、どころか魔法使いですら入門に勧められるほど

世界観概要

【アルショニ軽身跳闘法】は、アルショニ島に古くから伝わる特殊な歩法や体術に起源を持つ戦闘術です。
 島国であるアルショニは、海洋交通に頼り、発展してきました。記録では、建国以前は丸太を削って作ったロングボートを利用し、カーサリア諸島との貿易を行っていたようですが、国として成り立った後、魔動機文明時代には帆船を駆るようになり、交易の対象をアルフレイム大陸本土へと拡大しました。この帆船の操船に長け、船上での行動に精通していたのが、アルショニの船乗りたちの強みでした。
 船乗りたちは、揺れる船上や、帆柱や帆桁などの不安定な高所で自在に動き回ることに慣れ親しんでいきました。いかに足を運び、身体を動かせば安全迅速に行動できるか、体勢を大きく崩した場合に、いかにすばやく立て直せるか、彼らはそれを自然と身につけ、仲間内で技術として継承していきます。それは船上だけでなく、不測の上陸先にままある水辺などの足場が悪い環境でも意義を持つものとして、さらに発展していきました。
 外洋にまで広がり、大量の荷を積んだ航海において、海賊や、海棲の蛮族・危険動物の襲撃は日常茶飯事でした。不安定な船上での有利を得る技法として、船乗りたちの運足や体捌きの技術は、それらとの戦いにも応用されていきます。
 魔動機文明時代の中期、そうした技法が時の女王ウィンドスィアの目に留まったことが、これを完成した闘法へと引き上げることになります。闘技としての可能性を直観した女王は、配下の武芸者たちに、この技法を戦いの場を船上に限定しない汎用性の高い闘技として体系立てることを命じます。武芸者たちは――女王自身も参画したという噂もあります――要素を分析し、体系を組み直してリファインし、【アルショニ軽身跳闘法】を完成させました。
 女王自らが主導して完成を見たこの流派は、アルショニ島――現在のアルショニア女王国――で大いに人気を博し、全域で見られるほどに広がりました。キングスレイ鉄鋼共和国と鉄橋で結ばれた後もこの闘法は継承されており、今日に至っています。
 その動きは流麗かつトリッキーで、力任せに戦う相手を幻感します。軽装で戦うことを前提としているため、非力な女性にも扱いやすいことで知られています。アルショニア女王国が女性上位な価値観を持つ国家であり、しかも過去に女王自らが創設に関わったという歴史もあって、女性からの人気が高く、習得者も多く見られる流派です。
 この流派そのものは、アルショニア女王国の国民はもちろん、他の国民はもちろん、他国の民――特に冒険者――に対しても広く門戸を開いています。しかし王家にだけ伝わる特別な秘伝があるとされ、それは御留流おとめりゅうとして秘匿されています。その秘伝を見て生き残った者はいないとされ、その全貌はいまだベールに包まれています。

ノーザンファング鉱士削岩闘法

可もなく不可もなくといった大人しめの性能の流派
崩落防御術が出張性能として高めか

世界観概要

【ノーザンファング鉱士削岩闘法】は、ノーザンファング連山のトンネル作業に従事する者たちに伝わる技法をその土台としています。
 魔動機文明時代、ノーザンファング連山には3本の主トンネルと、それを取り囲んで補助的にさまざまな交道や区画部分が掘られていました。それらの掘削工事を可能にした大規模な土木工事技術は、現在では失われています。崩落した部分の掘り返し、スペースを求めての新たな掘削、新しい崩落や再崩落の危険部分の整備など尽きない作業は、今ではほとんどが人力で賄われています。
 いつ天井や床面が崩れてもおかしくないような危険な場所でトンネル作業員たちは働き続けています。不測の事態に備えるため、頭上や足下の危険を察知する技術が生まれ、主に口伝で広まっていきました。
 加えて、それらのトンネル内では、さまざまな魔物との戦いが起こるのが日常茶飯事です。人族が確保した形であるスルーザファングトンネルに対しては、支道を使った蛮族の襲撃が繰り返されています。逆に人族から新たなトンネル利用――大トンネルの残る2本、センタファングトンネルとアンダファングトンネル――を求めて進出していく先では、蛮族だけでなく、放置されたまま狂ってしまった魔動機械も待ち受けており、それらとの危険な遭遇が発生します。
 そしてトンネル内では、こうした魔物との遭遇がいざあったときに容易に逃げることも助けを呼ぶこともできません。もともとが危険と隣り合わせの仕事場であるために、トンネル作業員たちは胆力を備えています。彼らが自衛のために、硬い岩盤を打ち砕く技術を魔物退治に応用し、つるはしを武器として振るうようになるのは、ごく自然なことだったでしょう。こうした技術もまた、互いに作法や工夫をやりとりしながら、トンネル作業員たちの間で共有されるようになったのです。
【ノーザンファング鉱士削岩闘法】は、こうした作業員たちの知識と技術の集積です。まだまだ歴史の浅いものであり、文書や図版での技術の保存や伝承は、始まったばかりです。師匠マスターと呼ばれる指導者は何人かいますが、階位制度が定まっているわけではなく、力量や経験を尊重して、近しい者たちがそう呼んでいるケースばかりです。
 ほとんど知る人ぞ知るというレベルの技術の伝承であり。広がりですが、難敵に立ち向かい打ち砕く技法、闘法は冒険者たちにとっては非常に有益度の高いものです。そのことから評判が広まっており、ノーザンファング連山に赴き、トンネル内に師匠を探し求める者が少なくありません。
 本業で忙しいトンネル作業員は、それなりに認めた者でなければ――つまり、入門に必要な名誉点を支払ってコネを得なければ――弟子として扱ってはくれません。

キングスレイ式近接銃撃術

秘伝自体はそこまで悪くなく、特にクロースクォーターカウンターファイアは非常に優秀
ただ流派装備はまともに使えず、そもそも入門に射手の体術が必要
余談だが、ソレイユ語に続く新たな『発声を伴わない言語体系』を入門で習得できる

世界観概要

 【キングスレイ式近接銃撃術】は、キングスレイ鉄鋼共和国首都、キングスフォールの鉄道ギルド訓練学校で教えられている独自の戦闘術です。
 現在の鉄道ギルドが鉄道省として発足したと同時にこの訓練学校もまた誕生しました。その当初から機関士と(手旗)信号士のふたつの科が存在し、さらに信号士科は、一般と上級のふたつに分かれていました。 これは、辺境のポイント切り替え、新しく鉄道を敷くか発見する最前線、蛮族の勢力圏を走る列車など、危険な部署に配備される信号士には、自分の身を守るだけでなく列車やVIPを守るための戦闘力が必要であったためです。この役割を担う者を「上級」に分類し、学校時代からエリート教育を叩き込んだのです。
 当たり前ですが、鉄道ギルドは魔動機文明時代の遺産である機動列車に誇りを持っています。信号士、それも上极信号士どもなれば、その意識はさらに高く、彼らが望み、彼らに望まれたのは、魔動機術とそれの応用である〈ガン〉を使いこなす能力でした。
 当初、上級信号士訓練は、一般的な魔動機術と射撃の訓練のみで行われていました。しかし、上級信号士たちが実務の場に立ってみると、列車内や、列車の上という狭かったり。不安定だったりする空間での戦闘を要求されることがしばしぼであり、通り一遍の〈ガン〉射撃の訓練だけでは対応できないことが判明します。
 そのため、近接状態での銃を使った戦闘術が編み出されました。それが、この【キングスレイ式近接銃撃術】です。現在ではさらに発展し、銃を利用した組打ちや捕縛術なども含む総合戦闘術となっています。
 彼らの使うガンの種類に制限はなく、二挺拳銃を得意とする者、両手持ちの長銃を好む者、それらを使い分ける者など、さまざまなスタイルが存在します。

ネルネアニン騎獣調香術

遠隔指示を基軸とする流派だけあってそもそもの入門に必須
射撃武器で秘伝を起動できるのはありがたいが、近接攻撃ならば遠隔指示の利点をあまり活かせないのが難点か(秘伝効果自体は飛び抜けて優秀)
貴方は竜の怒りを受けるはファイプロコルプロウイフラエアタイト等で疑似制御しつつ巻き込むことで実質火力を上げられるため経験点と仲間と相談の上でどうぞ

世界観概要

【ネルネアニン騎獣調香術】は、魔動機文明時代の前期にフレジア大森林に現れたメリア長命種ネルネアを開祖とする、古い歴史を持つ流派です。
 ネルネアは、森の中で友として幻獣と共生しながら、植物学を修めていました。何らかの強い毒を持つ種であったネルネアは、自らに咲く花や、自分の髪の毛から特殊な香薬を作り出したとされます。それにより、騎獣を興奮させて強大に見せたり、逆に鎮静させてその気配を極限まで消したりといった技術を作り出しました。
 ネルネアのもとには、その知識と術技に魅せられて押しかけ弟子となり、行動を共にする者が集いました。「ネルネアの高弟たち」と呼ばれた彼らの人数は最初期に六人、最終的には十二人になったと言われます。
【ネルネアニン騎獣調香術】の完成は、これら「ネルネアの高弟たち」の手によるもので、ネルネアがフレジア大森林の木の一本となった後のことです。「高弟たち」は、自身の毒に依存していたネルネアの技法を再現するために、別の植物から抽出した成分で代用する術を見つけ出し、誰にでも使える技術へと昇華させました。その後も研究は続けられ、今では開祖の技を凌ぐ域に達しているとされています。
 魔動機文明時代にフレジア森林国で発生した幻獣信仰(⇒DD68)は、【ネルネアニン騎獣調香術】にも災禍をもたらしました。幻獣信仰の原理主義者たちは、この流派の技を幻獣を使役し、利用している悪辣なものとみなし、攻撃したのです。抗議から嫌がらせに、嫌がらせから直接の暴力にと、手段はすぐにエスカレートし、ついには死者も出てしまいます。ここに至り、流派の側も激しく反発し、両者の間には殺し合いも厭わない確執が生まれてしまいました。
 幻獣信仰が森林国から追放され、表面的には非存在とされている現在でも、流派が幻獣信仰に持つ嫌悪感はまったく薄れていません。そしてまた、隠れて存在する幻獣信仰者もまた、この流派への敵視を止めていません。
〈大破局〉では、その幻獣との共同の技が、大いに防衛戦を助けたとして、功績が伝えられています。災厄で秘技を失伝するようなこともなく、流派は伝統を継承しています。
 流派の本部はフレジア大森林から離れず活動していますが、別の地からここに訪れ、技を身につけて戻っていく着は少なくなく、意外と多様な地で、この技の使い手に遭遇します。そうした者向けに、調香薬の原料調達と調合に特化して商売を行っている個人もいるため、フレジア森林国を離れても、流派アイテムの購入に大きな支障はありません。
 ただし、特殊な調香薬とその調合方法は門外不出とされており、その禁を破れば即座の破門が待っています。入門者以外に流派アイテムが販売されることはありません。

オルフィード式蒸発妖精術

高ランクの限定的なものはともかく低ランク秘伝魔法は非常に優秀
強いストガであるフレイムガードや双属性アスハンとして注目のヒートハンマーは最後まで戦える性能

世界観概要

 オルフィード湖国は〈大破局〉の際に水没し滅亡しかけた過去を持っています。【オルフィード式蒸発妖精術】の歴史は、この危機の時間に遡ります。
 水没の危機に見舞われ、水棲蛮族の猛攻に晒された湖国を救ったのが、炎と土の妖精魔法を得意とする大魔法使い、“赤き鱗”ヴィンツアードでした。
 足元を水が洗うほどに湖面が上昇し、水の下に押し寄せる蛮族の影が無数に見えるという状況の中、ヴィンツアードは太陽の光と大地の下に眠る火山から熱を引き出し、周囲を熱湯と蒸気の世界へと変えてしまいます。水中の蛮族たちは、そのまま茹であげられるか、慌てて飛び出したところを、待ち構えていた弓兵や【シュートアロー】を行使する妖精使いからの集中砲火を受けて射殺されていきました。
 水棲蛮族による攻撃が一度で終わるはずもなく、また、その立地からありとあらゆる場所からオルフィード湖国は攻め立てられましたが、ヴィンツアードは超一流の魔法使いであると同時に軍師でもありました。蛮族たちの襲来のバターンをしっかりと推理し、そして、魔法と同時に地形を使って待ち受ける策を講じて立ち向かいます。複数からの同時攻撃にも、彼から秘策を授けられた弟子たちが戦場を飛び回り、対応します。
 伝統的な高い士気により、オルフィード湖国軍はヴィンツアードの指揮を全うし、その意図を完全に実現しました。戦士が白兵攻撃を食い止め続ける傍らで、妖精使いたちは、水中の敵と戦うことに特化した魔法を駆使し、蛮族たちを熱水に溺れさせました。
 防衛線は崩されることなく蛮族を撥ねのけ続け、湖国は〈大破局〉を乗り切り、命運を保ちました。
 ヴィンツアードの技は現在のオルフィード湖国軍に受け継がれ、湖国を守る象徴として称えられています。
 この【オルフィード式蒸発妖精術】の名声が知れ渡るにつれ、それを身につけたいと言う外部の声も高くなっていきました。そうした要望を受け、現在、オルフィード湖国軍はそうした技法や魔法の一部を外部に開放しています。
 秘伝を教えるにあたり、オルフィード湖国は同盟者として振る舞うことを要求します。これに反した行いがあれば、ただちにこの流派を破門されると同時に、オルフィード湖国そのものから犯罪者として扱われることになります。国内に留まるなど到底不可能ですし、国外に逃げた者にも執拗な追跡が行われると言われています。
“赤き鳞”ヴィンツアードの遣した技法は数多く、特に集団戦に関与するものなどで、まだまだ不出となっているものもあるようです。それらは湖国の財産であり、強力な切り札です。それらまでもが開放される日は近くではないでしょう。

フィノア派森羅道術

非常に優秀な…あまりにも優秀すぎる秘伝魔法を庇護する流派
ジョインネイチャーはともかくとして他の秘伝魔法は非常に優秀なため入門して損はない
問題は入門して魔法使うだけで過激な環境保全活動家と思われる点だが…

【プランツヘヴン】適用リスト
Lv名 称適用後消費MP備考
バッドスチーム2
ソーンバッシュ4
スタッブボーンサバイバー4補助支援、ベロニカ対応
リプロデューサー/ブラッディーペダル4補助支援、アンマリ対応
ランインターフェア6同秘伝魔法
カウンターソーン4同秘伝魔法、補助支援
ライトトラッパー7
テンタクルカバレッジ4同秘伝魔法、補助支援、アンマリ対応
10リプロデューサー/リビングツリー7補助支援、アンマリ対応
10プラントリグロウ20
11サイケデリックスポア13
11ツリーホロウゲート8
12マインドプロテクター5補助支援
13ギフテッドプラント6補助支援、シンボリックロア、ベロニカ対応
14サプレッシングゲイザー6/3(追加MP消費)
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世界観概要

 フィノア大草原やその辺で、放浪生活をしているドルイドを見かけたなら、それは【フィノア派森羅導術】に属している者である可能性を強く感じてください。この流派の発祥は、魔法文明時代にまでさかのぼると伝えられています。
 フィノア大草原なるものは、もともとは存在しない場所でした。遥かなる過去では、フレジア大森林が大きく広がり、今の大草原があるあたりも、その一部だったのです。
 しかし、魔法文明時代の中期頃、農耕と牧畜に利用せんと魔法王たちが森林を焼き払います。それが、現在フィノア大草原として知られる広大な草原を生んだのです。
 この大規模な森林消失は、当時のドルイド指導者ジャンハル・ギーンを大いに憂えさせました。彼は、フィノア大草原をふたたび大森林へと回復させることを誓い、【フィノア派森羅導術】を興しました。
 以来、五千年以上の長きにわたって、【フィノア派】は大草原の森林化を悲願として存在しています。言い伝えられているところによると、そこに栄えた城市都市マグノアが、それを築いた魔法王の死後に滅び、住人たちの人口が大きく減じた、魔法文明時代後期の時期には、大草原の四分の一近くを森林に回復させたとされています。
 しかし、大森林は再びその境界線を後退させていきます。まず、魔法文明の崩壊が魔物たちの跳梁跋扈を呼び、荒廃が起こりました。この災厄は単純に森林を荒廃させただけでなく、それを世話するドルイドたちの人数も大きく減らしました。そのため、世界の混乱が収まった後もドルイドたちは大森林の回復に十分な手を掛けられませんでした。
 そうこうしているうちに魔動機文明が勃興します。そしてこの文明は、人々の豊かな生活のためにと、大森林の開発を始めたのです。ドルイドたちの反発や抗議は多勢に無勢で押し潰され、開発という名の侵食は躊躇なく進められました。
 最後に〈大通局〉が訪れます。この大災は魔動後文明を減ほしましたが、大森林の回復に繋がったわけでもありません。むしろ、ドルイドたちも巻き込まれ、【フィノア派】そのものが消滅の危機に陥るほどの被害を受けました。
 現在【フィノア派】のドルイドは少なく、悲願を果たす日は遠ざかってしまいました。それでも彼らは諦めておらず、いつの日か、この大草原が生い茂る木々に覆われる日があることを信じて活動を続けています。
 【フィノア派】の秘伝は植物に特化しているのが特徴です。この秘伝を極めた者は、森の一部になることができるとされており、寿命が尽きるまでにそれを成し遂げることが【フィノア派】ドルイドたちの使命となっています。
【フィノア派】は、その思想に賛同する者を歓迎し、喜んで受け入れます。一方で、植物、特に木々に対しての狼藉には敏感に反応し、嫌悪を顕わにします。また、その歴史から魔動機術や魔動機師にはあまり好意的ではありません。

ウルシラ博物誌
「ソムバートル制圧騎兵術」

流鏑馬ライダー眉唾の流派がやっと登場、特にボルツスウォームや狙撃弓シューの固定値が上がる意味では非常に強力だろう。
流派装備も非常に強力で特にフェアリーテイマーならシュートアローの矢筒を踏み倒す意味でも強い

世界観概要

 エユトルゴ騎兵国では、いくつもの部族が、思い思いに遊牧・移牧しながら生活しています。国王をいただくものの、中央集権というには遠く、高い独立性や自治性を保った部族が多数存在しているのが特徴です。
“蹂躙せし”ソムバートルは、そうした部族のひとつを率いる長でした。その二つ名の通り、非常に好戦的な人物で、他部族との些細な意見の対立にも、容赦なく手勢を率いて攻めかかり、我を押し通すということを繰り返していました。
 ソムバートルに支配欲は薄かったようで、他の部族を傘下に入れたり、奴隷化したりということはなく、また、食料や家畜などを奪うために戦いを仕掛けることもありませんでした。「気に食わなければ、殴る」という雑で幼稚なメンタルが彼の本質だったと言われています。
 ソムバートルとその部族は、当然のように孤立を深めていきましたが、ただ一点、その武力が外敵の排除にもっとも積極的であったということで、国王や他部族から存在を許されていました。蛮族や魔神の襲来を聞きつければ、ソムバートルは精鋭を引き連れて馬を駆け、遠征しました。良きにつけ悪しきにつけ、ソムバートルの名は知れ渡っており、そうした危険の報は、余さず彼のもとに運ばれました。結果、国の端から端まで、取って返すような大移動の末に連戦したことすらありました。
 この「力が正義」という傍若無人を実現せしめていたのが。ソムバートルの編み出した「制圧する弓騎兵」という戦術であり、それを支える技法です。一般に弓騎兵はその機動力を活かして距離を保ちながら射撃することで、一方的に攻撃を行えるのが利点です。しかし、ソムバートルはその常識をあざ笑うがごとく、敵に突撃しながら矢を射かけて散らしていく、一度で足りなければ反転して繰り返す、というまるで槍騎兵のような戦法で戦ったのです。「ケンカはビビらせれば勝ちよ」と、馬乳酒を掻っ食らいながらうそぶいたと伝えられています。
 ソムバートルの死後、彼の部族はその三人の息子たちが跡目を争い、内乱となりました。勝ち残ったのは、もっとも子飼いが少なく、性格もおとなしい末子ヤノブでした。それを望んだ他の部族からの応援があったゆえですが、結果として部族の結束は失われ、また、人口も大きく減少してしまいました。ヤノブとその配下は王都ウラスールに身を寄せ、【ソムバートル制圧弓騎兵団】を名乗り、武力を提供して口に糊する道を選びました。ヤノブが自分ではなく父の名を使ったのは、「悪名は無名に優る」と知っていたからでしょう。
 ヤノプの民は、二度と失った人口を取り戻すことができず、そのまま他部族に吸収される形で失われました。しかし、【ソムバートル制圧弓騎兵団】は人員を入れ替えながら今も残っています。常に新たな兵士を求めており、また、価値を認めた者にその技術を教えることも厭いません。

「ハールーン魔精解放術式」

とても調整の意図を感じるフォーシブルキャストや発動体が破損するフェロシャスキャスト、純粋な上位互換のテアリングキャストはそれぞれ非常に強力、ただし各種Ⅱ及びフォーシブルは専用装備が必須

《フォーシブルキャスト》適用リスト
体系Lv名 称備考
真語ブラント・ウェポンDC裏1
真語パラライズDC裏5
真語イレイス・マジック
操霊ファナティシズムDC裏3
操霊フォビドゥン・マジックDC裏7
操霊10コマンド
操霊12マナ・シール
操霊14スティール・メモリー
操霊15レブナント・カース
深智バランス・ウェポンDC裏1
深智12ギアス
世界観概要

 ハールーン魔術研究王国では、古来よりさまざまに魔法の研究が行われています。その中でも真語魔法や操霊魔法、深智魔法(⇒MA86)は、歴史が古く、多くの資料が残されており、もっとも人気のある研究対象です。
 資料は多くあるものの、それらは、個々に特異的であり、統一性には欠けています。古代魔法文明は、知識が一部の貴族や魔法王に偏在しており、しかも、そうした一部が魔法の力で覇権を争っていた時代です。魔法の使い手たちは、各々が出し抜きあいを指向し、知識を交流させることには消極的で、互換性のない勝手な「文法」で自分の知識と技術を書き残しました。そのときにも、盗み見や不正な複写によって知識が流出することを恐れて、暗号や特殊文字などが使われたものが少なくありません。魔法文明とその主流であった真語魔法と操霊魔法、深智魔法は、通り一遍の知識や推理力では真相にたどり着けない、実に研究しがいのあるものとなっています。
 こうした混沌とした資料のありようは、研究が細かく専門化していく状況を招き、今の研究者たちの間ですら、流派や派閥の発生に繋がっています。
【魔精解放術式】は、そうして生まれた研究家の一派です。彼らが研究している魔法技術は、マナの流れに関するものです。多くの魔法実践が安全を求めて、マナをしっかり制御し、安定的に魔法行使をできる方向に向かっているのに対し、彼らが研究し、解明を進めているものは、あえてマナの制御を緩めて濃淡を作り、その密度の高い部分を利用して魔法の成力や強制性を高めようというものです。濃淡のピークの進定に失敗して魔法が不発になる恐れや、逆に高いところを取り過ぎて暴発したりする危険もありますが、魔法王たちが権を争っていた時代には、こうしたリスクを顧みない、過激な術式も見逃せない数で存在していました。
【魔精解放術式】は、この不安定なマナの流れを用いて魔法を行使するために、〈魔精の発動体〉を開発しました。それによって、今までにない強度での魔法行使が可能になっています。ですが、その技法は不安定であり、低くない確率で魔法が不発となるケースを発生させます。また、一部の技法は、マナを圧縮しすぎて発動体の毀損を免れないような完成度であり、まだまだ改善しなければならない部分を残しています。
 そして今、【魔精解放術式】は、今の強度や効果を維持しつつ、安定度を高めていこうとする者と、不安定こそが技術の源流であり、それを恐れずさらにマナの密度の高い部分を作り出していくべきだと主張する者とで、分派しかねない状況になっています。内部対立を抱えながら、この一派は真語魔法と操霊魔法、深智魔法の研究を進めています。

「ウル・ディ・ガウル秘薬刀術」

打撃武器の全力を強くするエレメンタルパニッシュ、刃の全力を強化するスピリットデス、スイングブーツ最強新規のフェアリーウィスパーなど全般的に強力、噛み合うなら全然あり

世界観概要

【ウル・ディ・ガウル秘薬刀術】は、アヴァルフ妖精諸王国連邦の中でも、人間が中心に暮らすウル・ヴァ・ドゥール王国に密かに伝わる流派です。
 アヴァルフ妖精王国連邦は、基本的に戦いに消極的な、平和であることを望む連邦国家です。特に、主流三種族のうち、エルフとメリアは争いを好まず、戦うよりも隠れてやり過ごすことを好みます。
 しかし、ただそれだけでは国民と国土を守れないのは、残念な現実です。事実、魔動機文明時代には、この地に魔動機の力をもって入植しようとした国家が現れ、土地を奪われる危険に晒されました。
 こうしたことから、人間の王国であるウル・ヴァ・ドゥール王国は、自らが剣となり、盾となって連邦を守る役割を担うことを決めたのです。
 ですが、かつての侵略者がそうしたように強力な兵器で敵を打ち払い、乱暴になぎ倒していくようなさまは、“妖精の女王”の望むところとは考えられませんでした。可能な限り平和的に防衛することが求められました。そして、どうしても殺傷を避けられないときでも、敵対者に与える被害を最小限に留めることを矜持とし、「必要な相手だけを確実に倒す」方法が模索されました。
 葛藤と苦悩の末に編み出され、体系化されたのが、この【ウル・ディ・ガウル秘薬刀術】です。緑豊かなアヴァルフ妖精諸王国連邦の利を活かすべく、ウル・ヴァ・ドゥール王国の民が着目したのが、自然に豊富に存在する「毒物」を利用することでした。
 野伏として優れた能力を有する戦士を集めて結成された。ウル・ディ・ガウル森林遊撃剣士隊は毒物の研究と使用法の確立を進め、ついにそれを完成させたのです。
 彼らは、三種類の秘薬を使い分けて戦います。ひとつは命を奪う劇薬〈精霊の怒り〉で、ふたつ目は意識を刈り取る麻酔薬〈妖精の誘い〉です。最後のひとつは、装甲や外皮に損傷を与えて撤退を促す腐食液〈元素の嘆き〉です。この最後の秘薬の開発には、かつての魔動機による侵略の記憶が影響しています。ふつうの毒物では、魔動機には何の影響も与えられません。野山を探し、さまざまな素材を組み合わせ、化合させて金属を効率的に腐食する液体を作り出しました。
 武器にこれらの秘薬を纏わせる技法――特に〈元素の嘆き〉による腐食から自身の武器を守るコーティング剤の発見と使用――を確立したウル・ディ・ガウル森林遊撃剣士隊は、敵を倒し、ときに敵を捕らえてその目的を聞き出すことに成功しました。一部では「毒殺部隊」などと呼ばれることもありますが、その本質は「殺傷を最低限に留めつつ、防衛する」ことにあります。
 なお、ウル・ディ・ガウルは古いエルフ語で「秘薬の王」を意味し、同時に「生死を預かる者」ともされます。

「アヴァルフ口伝・森択演奏術」

ただ宣言を垂れ流して何も起こらない優しき妖精はともかく0マナ1加速できる引かれて覗き込むやランダムながら何故か常時型の無邪気に妖精が舞い踊るは強力、裁定次第でフィスタやストリングボウもまた強くなった

世界観概要

【アヴァルフ口伝・森択演奏術】は、アヴァルフ妖精諸王国連邦に秘かに伝わる、吟遊詩人たちの技です。「口伝」が示す通り、その技術は文書として記録されることなく、口述によって伝えられています。
 この技が口伝であるのは、妖精たちとのかかわりによって成りたっているからです。妖精たちを纏い、その力を借りるのが【森択演奏術】の技法です。そのために必要なのは妖精たちと会話を交わし、心を通じ合わせる能力であり、妖精たちが使わない「文字」の中に、技法の真髄は存在しえないのです。会話を続け、妖精と遊ぶ。それを感覚として覚えていくしか、この流派の秘伝を身につける方法はありません。文字はノイズであり、それに頼っても上達が妨げられこそすれ、助けられることはありません。
【森沢演奏術】は、妖精の力を借りて呪歌や終律の効果や効率を高めていることを特長としています。ですが、そもそもがこの流派は「効果や効率」などというものを求めて始まったわけではありません。森の中で演奏し、歌唱を楽しむ中で妖精たちと戯れるうちに自然に紡がれたものです。
 その発祥は、長命種メリアの王国ベスラシアで、森でひとり奏でていた詩人フルティエリの竪琴に妖精たちが聞き惚れ、集まったことに始まったと言われています。妖精使いの力も持っていたフルティエリは、すぐに妖精たちの存在に気づき、彼らの求めを感じ取り、次々に楽曲を重ねました。
 楽しく歌い、妖精たちが舞うのを眺める中でフルティエリは、妖精魔法を応用して彼らの助力を演奏に受ける方法があることに気づいたのです。気まぐれな妖精たちのこと、それは安定的なものではありませんでしたが、現状から得られる楽素を増やしたり、終律の効果を上げたり、そして、何よりも嬉しい、音色を鮮やかに彩ったりと、さまざまに音楽を高めてくれるものでした。
 長命種メリアであったフルティエリは、ベスラシアの奥地で長く妖精たちと戯れていましたが、妖精を友とする優れた詩人の存在は、やがて人の噂になり、知られることとなりました多くの詩人がフルティエリのもとを訪れ、学びを請いました。妖精と戯れるという真髄を理解できず、門前払いされる者が続出しましたが、一部はフルティエリの理想を感じ取り、技を受け継ぐことができました。
 フルティエリはすでに一本のカエデの古木となっていますが、その周囲には彼女の意を継いだ者たちがいて、妖精たちと楽しく歌を交わす術を教えてくれます。また、そこから放浪の生活に移り、アヴァルフのいろいろな地でそれを披露している者もごく少数ながら存在しています。

「オークファルト念闘術」

C値こそ決して悪くないが、気集中に1枠取られるのとその武器専用の鎧貫き、かめはめ波を威力下げて貫通とまあ微妙な性能

世界観概要

 リインニ・オークファルトは、〈大破局〉後の混乱期に名を馳せたエルフの間狩で、魔神に故郷を破壊された復讐を果たすために、“奈落”と魔神を相手に戦い始めたと伝えられています。その戦歴の前半においては、典型的な間狩の例に漏れず、優れた投擲術の使い手として知られていました。“奈落”の魔域に積極的に挑み、幾多の魔神の首を刎ね飛ばしたと伝えられています。
 そうして魔神討伐を進めていた彼女ですが、セブレイの森に招かれたことで転機が訪れます。当時のセブレイはまだ国家(森林共和国)として立ってはおらず、〈大破局〉を生き延びた者たちが、深い森という地の利に頼って留まり、襲来する魔神に対して防戦を続けている状態でした。リィンニの名声を知った彼らは、大きな戦力の補強として彼女を招き、彼女もまた、二度と自分の故郷が味わった悲劇を繰り返させないためにと、進んで加勢に入りました。
 しかし、思ったほどに彼女は戦えませんでした。見通しが悪く樹木が密集した深い森は、彼女の取り柄である投擲術と非常に相性が悪かったためです。森に潜んで魔神を持ち受け、包囲網に踏みこんできたとみるや一気に詰めて集団で襲いかかって討ち取る。その戦術を取るには、先んじて投擲して自分たちの存在を知らせるわけにはいきません。距離を保って身を隠しながら矢を射かけまくる戦術もありましたが、彼女の最大の技は軌道が弧を描き、多数をなぎ倒す投撼術で、これとも噛み合いませんでした。直進に近い軌道で投揮することができなくはありませんでしたが、実力を発揮するにはほど遠く、リィンニは己に対する「期待はずれ」という評価を、周囲以上に自分自身が下さざるをえませんで
 リインニはその評価を覆すために、投郷術を一度封じ、近接戦の技術の習得に力を入れます。近接戦における打突と身躱しの訓練に明け暮れる日を重ね、前線に立っても仲間たちに見劣りのしない体術を身につけていきました。
 そしてそこに、気を操って攻撃を強化する闇狩の技を付け加えます。投擲武器の操縦や強化に使っていた「念」を自らの手足に直接に纏わせ、武器とする技術を彼女は開発します。
 肉体的な非力を精神力で補うのも、闇狩の技術のひとつです。リィンニは魔神の硬い甲殻や皮膚を貫くための技にも、開狩の術理を応用し、高い戦闘力を身につけるに至りました。また、念を直援にぶつける遠当ての技も、樹木の密集した地形でも有効性を発揮する、貫通力の高いものに改良することにも成功しました。
 セプレイが落ち着き、森林共和国となった今でも、彼女の興した【オークファルト念闘術】の技術は脈々と受け継がれています。

「ガムベイ奈落技術討究派」

アビススキルによって汚染度を貯めているなら有用だがゴリゴリ汚染が溜まっていくので繊細な管理が必須

世界観概要

 スフバール聖鉄鎖公国は、“奈落”および魔神との戦いの最前線に位置し、魔神と戦うための技法の研究に余念がありません。そこには「毒を以て毒を制す」の思想があり、“奈落”や魔神の力を利用することに禁忌がありません。
“奈落を知る”ハムザライは、そうしたスフバールの中でも、さらに突出した思想を持った軍事の研究者であり、技術者でした。彼は魔神の力で魔神を討つことを痛快なしっぺ返しと感じ、そこに喜びを見いだしていました。そんな自分を正当化するために、彼は【奈落技術討究派】を立ち上げ、積極的に奈落の力を取り込み、使うべしと説き始めました。魔神を討つに手段は選べずと声を張り上げ、賛同者を募りました。これに共感し、後援したのが貴族ガムベイです。資金と権力へのコネクションを得た【奈落技術討究派】は、公国内での立場を強固にし、熱狂的な支持を集めました。
 そしてハムザライは聖鉄鎖公国の上級技官としての地位を得ます。自身の思想を実践するために、彼は「アビス強化」を推進し、さらにはその効力を高める、彼自身が研究から編み出した技法を兵員たちに教えました。
 ちょうどその頃に起こった防衛戦で、技法を使った兵たちがめざましい戦功を挙げたことで【奈落技術討究派】の人気は最高潮に達しました。しかし公国軍部の他の研究者や技術者は、ハムザライの手法に危惧を抱いていました。“奈落”との繋がりを深める危険を軽く見過ぎていると彼らは感じたのです。ハムザライの技法に何ら新しいものはなく、誰もがあえてやらなかった「安全のマージンを削り取って功利を得る」手法だと彼らは訴え、自重を求めました。ですが、熱に浮かされたような支持者たちは、警句を臆病となじり、むしろ【奈落技術討究派】への支持をさらに強めました。
 こうして時代の寵児となったハムザライですが、凋落は一瞬でした。増長した彼は、自分の息の掛かった小隊をザムサスカ地方に遠征させることを宣言しました。軍内部からは猛反対があったのですが、自分の実績を過信していたハムザライは「我が教えを知る精鋭たちは速やかに魔神を排除し、帰還できるから問題ない」と強行してしまいます。結果は、隊員のほとんどが失われ、数人のみの帰還でした。そしてその数人はすべて魔神に心を呑まれた者――つまり、帰還者ではなく襲撃者――だったのです。
 ハムザライは失脚し、【奈落技術討究派】も公国正規軍に居場所はなくなりました。しかし、かつての戦功の記憶は強く、すべての責を追放されたハムザライに被せ、ガムベイが新たな指導者として名乗り、組織の新生をアピールすることで辛うじて長らえることに成功しました。少数の後継者が技法を受け継ぎ、研究を続けています。十分に己を制御できる者になら、力を与えられると彼らは主張しています。

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製作者:クレイムとディアン